無神経な人の心理|ナチュラルに失礼な人の特徴と対処法

大きな声で糸電話で話す人の写真

久しぶりに会うと、「太った?」と人が気にしていることを言う人っていますよね。料理や服装の感想に関して、ズケズケ言う男性・女性もいます。デリカシーのない人と仕事や恋愛をするのは大変です。

今回は職場や学校にいる、悪気はないけど無神経な人の心理に迫りました。ナチュラルに失礼な人の特徴(幼児性が強い)と対処法(精神年齢が低いと思う、不快な気持ちを理解させる)をお教えします。

無神経な上司や先輩・店長との関わり方、無礼な部下・後輩への対応に悩む。不用意な発言をする恋人や友人にヒヤヒヤする。接客のアルバイトで失礼すぎるお客さんにムカつく。なんて方は、読んでみてください。

悪気なく失礼なことを言う人の心理

良識のある人なら、相手を不愉快にさせる態度や傷つけるかもしれない内容の会話をすることに躊躇します。けれど、ナチュラルに失礼なことばかり言う人は、不躾な言動をしてもいいと思っているのです。

なぜかというと、自分が人に失礼なことをしても、相手はきっと許してくれるだろうと考えるからです。人の顔を見て笑う女性、露骨に嫌な顔をする男性なんかも、この程度なら怒られないと無意識に思っています。

悪気はないけど失礼な人には、対人関係に過度の甘えがあります。友達間のノリが初対面の相手や同僚にも通用すると思ったり、ネット上では許容されているからと、面と向かって失礼なことを言ってくる人もいます。

無神経なやつの共通点は無責任

失礼な発言をしたあとに、「冗談ですよ」「ゴメンね」と言って取り繕うタイプは、そう言えば相手が許してくれると考えています。「私は冗談で言ってるんだから、怒らないでね」と相手に言いたいわけです。

非礼な返答をしても、決まって笑って誤魔化すのは、自分の発言に責任をとりたくないからです。いつも無神経な人とは、自身の発言や態度を全部受け止めてほしいという期待を他人に抱いているのです。

ズケズケものを言う自称サバサバ系は、私はサバサバしてると言っておけば周りから許される(逆に評価が上がる、ウケる)と思っているふしがあります。また、正論を言って何が悪いと開き直っているところもあります。

デリカシーがない人は他人より自分

空気が読めない発言でわざわざ話の腰を折る理由は、誰よりも自分に注目してほしいからです。祝いの席でネガティブなことを言って場を盛り下げるのは、とにかく自分の話をしたいからです。

デリカシーのない指摘をよくするのは、自分なら言われてもへっちゃらだから、他人も同じだと思っている場合があります。デリカシーに欠ける人は、相手より自分の感情が優先の自分ファーストな性格だといえます。

思ったことをなんでも言う、人を嫌な気持ちにさせる父や母・祖父母なんかは、言いたい放題に見えて、あれでも抑えているほうなのです。ストレスがたまりにたまっていて、実はもっと吐き出したいと思っています。

交際・結婚後しばらくして彼氏・彼女や夫・妻がデリカシーのないことを言うようになった場合は、最初は言動に気を使っていたけど、素の部分を出しても好きな人が受け入れてくれることに甘えているのです。

失礼なことを言われやすい人の原因

嫌なことを言われても相手に好かれようとするなど、本音がわかりづらい=嫌がっていないように感じられる人は、何を言っても平気なんだと勘違いされて、無神経な発言をする人の被害に見舞われやすいです。

「おとなしい人は恨んだり仕返ししたりしない」「優しい人は本気で怒ることはない」「明るい子供だから卑屈にならない」「同性(または異性)なら言っても大目に見てくれる」

こういった都合のいい思い込みによって、特定のタイプにだけ思ったことをそのまま言う人もいます。自分だけが身近な人からズケズケ言われるという人には、器の大きさを誤解されやすいところがあるのです。

無神経な男性・女性の対処方法

自分がどんなに失礼な態度でも、何を言っても許されると考えるのは、周りに無頓着な子供の思考ですよね。だからこそ、精神的に未熟な若者ほど、自然に礼儀を欠く態度をとってしまいがちです。

無神経なことをよく言う人に困っている方は、見た目や口調が大人びていても、相手はすごく子供っぽい人だと認識することです。子供のやること、言うことにいちいちイライラしても仕方ないなと思います。

無遠慮な言動は、大抵の大人ならできる、自分の中で感情を処理するスキルが身についていないだけだとスルーしましょう。日常生活での、なんか失礼な相手と接するときの、ショックな言葉を受け流す方法です。

失礼すぎる人への対応は許せない言動だとわからせる

人に失礼な言い方をする人は心の機微に疎いので、周囲の人たちが内心ムカついているけど我慢していることになかなか気づいてくれません。どうしても無視できないのなら、ちゃんと注意することも大切です。

我慢するのは常に、相手に配慮する人たちのほうです。とても失礼なことを言われたときは我慢せずに、「失礼ですね」「それはムダに相手を傷つける言い方だよ」といった返事をしてもいいのです。

さらに、言ってはいけないことがわからない人に短所を直してほしいなら、その人の人格がどうのと非難するのではなく、自分に配慮してほしいことを伝えたり、なんで傷つくのかをわかりやすく説明するのがいいです。

ズケズケ言ってくる人に言い返すには

言いたいことをなんでも口にする家族や友人・同級生には、自分以外の人物に向けられた不躾な質問やきつい物言いにも、はたから聞いていて気分が悪くなる人もいると、冷静に言い聞せましょう。

人にズケズケ言う人の中には、自分の意見を批判されると、「冗談じゃん」「これくらい別にいいでしょ」と反省しない者も多いです。潜在意識では、自分が絶対に正しい、他人が間違っていると思っているからです。

そういったタイプの対策は、「なんでも冗談ですますのはよくないよ」「その態度は間違っているよ」とさらに注意をします。ただし、その後も失礼なことを平気で言う人なら、距離を置くほうがいいかもです。

デリカシーがない彼氏・彼女や夫・妻との付き合い方

他人にズケズケ言いすぎる男性、毒舌家の女性は、私はみんなに好かれているから大丈夫と、会社の人やママ友などに嫌われたことを認知の外側に追いやっていますが、本当はコミュニケーションが苦手です。

好きな人(旦那・嫁)や姑・舅がデリカシーに欠けることばかり言うケースでの接し方は、失言のせいで人間関係がうまくいかないその人の生きづらさ(損な性格)を思いやるのが、配慮がない会話も許すコツです。

思ったことを口に出してしまう癖の改善も、言っていいことと悪いことの区別がつかない人に関する記事です。嫌がらせ目的で心ないことを言う人に、言われっぱなしで悔しい場合は、嫌味な人の撃退法をご覧ください。

スポンサーリンク