無神経な人の心理|ナチュラルに失礼な人の特徴と対処法

大きな声で糸電話で話す人の写真

久しぶりに会うと、「太った?」と人が気にしていることを言う人っていますよね。料理や服装の感想に関して、ズケズケ言う男性・女性もいます。デリカシーのない人と仕事や恋愛をするのは大変です。

今回は、悪気はないけど無神経な人の心理に迫りました。ナチュラルに失礼な人の特徴(他者の感情に無関心)と対処法(悪く受け取りすぎない、不快な気持ちを理解させる)をお教えします。

無神経な上司・先輩や無礼な部下・後輩との関わり方が悩み。不用意な発言をする恋人や友人にヒヤヒヤする。接客のアルバイトで失礼すぎるお客さんにムカつく。こんな問題を抱えた方はお読みください。

無神経なことを言う人の特徴

デリカシーのない指摘をして人を嫌な気持ちにさせるのは、相手より自身の感情が優先だからです。なぜわざわざ話の腰を折ることを言うかというと、誰よりも自分に注目してほしいと思っています。

祝いの席でネガティブなことを言って場を盛り下げるのも、とにかく自分の話をしたいからです。いつも無神経な人とは、なんでも自分ファーストな人だといえます。

空気が読めないことをよく口にする人には、当たり障りなく表現するのが苦手で無神経な言い方をしてしまう子供っぽさがあります。よく言えば無邪気ですが、素直すぎるというよりは大人げないです。

デリカシーがない人の理由

相手の気持ちやその場の雰囲気を考えないのは、誰かに甘えたい欲求や相手にされたい寂しさ、誰も私のつらい気持ちに気づいてくれないといった怒りや不満が、潜在意識に渦巻いているせいです。

言いたい放題の人に見える父や母・祖父母なんかも、実はもっと吐き出したいと思っています。それほど、他者に対する苛立ち(好き嫌いは関係なしに)や、生活の欲求不満が多いのです。

思ったことをなんでも言うのは、幼少期から大人になるまで自己表現を我慢してきたせいで、うっぷんがたまりにたまっていてこらえられないからだとも考えられます。

デリカシーに欠ける人は、子供の頃はおとなしい性格のいい子だったりするし、職場や学校ではわりとまじめだったりします。その人なりに感じているストレスがあり、何かの拍子にポツリと本音が出てしまうわけです。

悪気なく失礼なことを言う人は心を見ない

良識のある人なら、これを言ったら相手が傷つくかもという内容の会話はしないようにします。けれどナチュラルに失礼なことばかり言う人は、こちらの気持ちなど知らずに辛辣だったり口が悪いです。

そう、無邪気なのはどうしてかというと、知らないからです。今まで自分の胸の内と向き合わずに生きてきたから、自身の言葉や態度で不愉快にさせた人の気持ちも知りません。他人の心を見ようとしないのです。

自分なら言われてもへっちゃらだから、他人もこの程度では傷つかないと思っている場合もあります。しかし本当は心の傷を見ないことで自分を守っているだけで、真に強い人間とはいえません。

映画や漫画のネタバレをする人の場合も、自分ならあらすじを聞いてもがっかりしないので、相手も驚くだけだろうと思っています。少しでもネタバレをされるのが嫌な人もいるという考えには及びません。

人にズケズケ言う人の共通点

ズケズケものを言う人は、物事をはっきり言うのがかっこいいとかサバサバ系と思っているふしがあります。それは相手の気持ちを汲むことの放棄、人を怒らせて喧嘩になるリスクを想像する力の欠如を意味します。

また、正しいことを言って何が悪いと開き直っているところもあります。しかし正論だからといって相手にひどいことを言うのはよくないし、思いやりのなさはトラブルを招き自分が損をします(嫌われるだけ)。

さらに、嫌われたことを認知の外側に追いやり(現実を見ないようにしている)、私はみんなに好かれているから大丈夫と、クラスメイトにズバズバ意見する男性やママ友に対して毒舌家の女性もいます。

失礼なことを言われやすい人の原因

嫌なことを言われても相手に好かれようとするなど、本音がわかりづらい=嫌がっていないように感じられる人は、何を言っても平気なんだと勘違いされて、無神経な発言をする人の被害に見舞われやすいです。

「おとなしい人は恨んだり仕返ししたりしない」「優しい人は本気で怒ることはない」「明るい子供だから卑屈にならない」「同性(または異性)なら言っても大目に見てくれる」

こういった都合のいい思い込みによって、特定のタイプにだけ思ったことをそのまま言う人もいます。人からズケズケ言われやすい人には、器の大きさを誤解されやすいところがあります。

交際・結婚後しばらくして彼氏・彼女や夫・妻がデリカシーのないことを言うようになった場合は、最初は言動に気を使っていたけど、素の部分を出しても好きな人が受け入れてくれることに甘えているのです。

悪気はないけど失礼な人への対応

ちょいちょい失礼な発言をする人に困っている方は、相手の言ったことによって自らの短所を意識したり、自身の落ち度で相手の気分を悪くさせてしまったのかもと考え、マイナスの影響を受けます。

失礼な言い方をされても、心のくしゃみやオナラのようなものだと思ってみてください。相手の言葉を深刻に受け取らない(自分を責めない)ようにしましょう。

無遠慮な言動については、大抵の大人ならできる、自分の中で感情を処理するスキルが身についていないだけだとスルーします。身近にいるなんか失礼な相手と接するときの、ショックな言葉を受け流す方法です。

無神経なやつとの接し方

言葉にとらわれすぎないようにするのも、無神経な男性・女性と上手に付き合うコツです。両親や姑・舅・先生なら優しさもあるか。上司・店長ならなにかとフォローしてくれるか。同僚なら仕事っぷりはどうか。

いいことも積極的にしてくれているのなら、思ったことをすぐ口に出すのはわざとでもないし、私を嫌いとか意地悪なわけではなく、別に深い意図はないんだと気にしないことです。

言いたいことをなんでも言う人は、会社でも家庭においても、周りのことを考える余裕がありません。本人は、深く考えずに口にしているのです。相手はコミュニケーションが苦手で失言するんだと考えてみてください。

ズケズケ言ってくる人には不快感を伝える

他人にズケズケ言いすぎる人は心の機微に疎いので、ちゃんと伝えないと嫌だったり傷ついていることに気づいてくれません。どうしても無視できないのなら、はっきり言うことも大切です。

我慢するのは常に、相手に配慮する人たちのほうです。失礼なことを言われたときは我慢せずに、「失礼ですね」「それはムダに相手を傷つける言い方だよ」といった返事をしてもいいのです。

言ってはいけないことがわからない人には、その人の人格がどうのと言い返すのではなく、自分に配慮してほしいことを伝えたり、なんで傷つくのかをわかりやすく説明するといいです。

デリカシーがない彼氏・彼女や夫・妻との付き合い方

デリカシーに欠けることばかり言う旦那や嫁は、配慮がない会話に関して、今までちゃんと注意されたことがないのでしょう。言っていいことと悪いことの区別がつかないのなら、教える(自覚させる)ことです。

自分以外の相手に向けられた不躾な質問やきつい物言いの説教、アドバイスにも、それでトラウマを負う人やはたから聞いていて気分が悪くなる人もいると、冷静に言い聞せましょう。

また、失言のせいで人間関係がうまくいかないその人の生きづらさを優しさで思いやるのも、相手を許す方法です。ただし反省や後悔がなく、その後も失礼なことを平気で言う人なら、距離を置くほうがいいかもです。

人からズケズケ言われる人の対策

気をつけないといけないのは、自分も人にズケズケ言っているパターンです。職場や学校で日常的に礼儀を欠く発言をしていると、気づかないうちに周りの人たちをイライラさせています。

だからちょっとでもおかしな行動をとったら、ここぞとばかりに周囲からきつく言われるのです。それを恐れて自己主張をまったくしないのも考え物ですが、いちいち言わなくていい一言はなるべく控えましょう。

思ったことを口に出してしまう癖の改善も、類似の記事です。嫌がらせ目的で心ないことを言う人に、言われっぱなしで悔しい場合は、嫌味な人の攻略法をご覧ください。

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