ジロジロ見てくる人の心理!チラチラ見る人の理由と対処法

暗闇に浮かぶこちらをじっと見る猫の目

電車で人の顔をじっと見る人がストレス。接客業でレジに立っているとき、お客さんからガン見されると緊張する。学校でチラ見してくる同級生にイライラする。自分のことをずっと睨む人が職場にいて疲れる。

近所のおじさんおばさんの視線がすごく気になる。よく知らない人に見られるのが嫌い、怖い。本日はこういった方のために、人のことをジロジロ見てくる人の心理に迫りました。

他人をいちいち見る人は、不安や自信のなさに苛まれています。気にしないようにするには、相手の中にある恐れを理解するのがコツです。それでは、睨んでくる人やチラチラ見る人の理由と対処法をお教えします。

いちいち見てくる人の心理

スーパーですれ違いざまに、買い物かごの中を見る。友達が携帯電話を使用しているときに、画面を覗き込む。街中で通行人の服装をチェックする。向かいの家の住人を監視する。

このような癖を持つ人物は、その瞬間だけが気になるのではなく、普段から他者の動向に目を光らせています。だからやたらと人のやることが目につくのです。

そんなにも他人を観察するのは、自分がどう見られているかをいつも心配しているからです。よく凝視やチラ見をする人は、他人の目を気にする自信がない性格だといえます。

顔をじっと見る人は他者の気持ちが知りたい

子供が大人の様子を真顔で注視するのや、犬や猫が人間の目を見つめるのは、理解しようとしているためでもあります。会話中やあいさつのとき、レストランや道で人をよく見ている大人も同じです。

相手が今どんな気持ちなのか、自分のことをどう思っているのかを知ろうとしているわけです。初対面の相手と話すときに凝視する人や、目が合うと何度も見てくる人なんかは、まさにそれを気にしています。

もちろん、遠くから好きな人に見惚れてしまうなんてこともありますが、過剰に他人の動向を気にするというのは、相手に意識が向かっているようで、本当は自分のことを心配している状態なのです。

人のことを睨む人の特徴

「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、睨むとは怒りの表情です。怒っているときには、誰もがきつい目つきになります。

それだけなく、おびえているときにも鋭いまなざしになる人がいます。例えばいつ誰かに攻撃を受けるともわからない状況では、緊張で顔が強張りますよね。

その強張ったときの顔つきが、他人からすると睨んでいるように見えることがあるのです。いじめや意地悪・人間関係のトラブルに見舞われたことから、人前で常に緊張している人もいます。

目つきが悪いのは言葉で伝えられないから

コミュニケーションには、言葉だけでなく態度や表情によって気持ちを伝える方法があります。人のことを睨みつける人とは、後者を用いるタイプだといえます。

言葉ではあまり自分の気持ちを表現できないから、すぐ顔に出てしまいます。嫉妬や欲求不満を内に秘めた男女も、よく無意識に不機嫌な顔をします。

子供(生徒)が父親・母親(先生)に怒られたときに無言で睨むのは、「これ以上自分につらく当たらないで!」という防衛や、その子なりの言い分があるけどうまく言葉にできないからです。

ただ世の中には、普通にしていても目つきの悪い人や自然と険しい顔つきになる人もいます。だから睨まれたと感じたのは、自分の勘違いだったというケースもあるので気をつけてください。

人にチラチラ見られるのが不愉快な理由

「通りすがりに横目で見る人がいるのは、私の見た目や行動がおかしいせいだろうか?」「飲み会で前の席の人が私をいちいち気にするのは、相手に嫌われているからに違いない」

「買い物のときに店員が目で追ってくるのは、私が悪い人間に見えるからだろうか?」「作業中に先輩が私の顔をジロッと見たのは、何か怒らせるようなことをしたせいだ」

人に注視されるとイラッとするのは、潜在意識にこんな考えがあるからです。他人に見つめられることによって生じる不快さや怒りの正体は、私が悪い、自分に原因があるとどこかで感じている気持ちにあります。

人をジロジロ見る人を気にしない方法

人に見られても平気な人たちは、自分を責めていません。じっと見てくる人をスルーできるようになりたいなら、自分の中のネガティブな感情を手放すこと、原因を自分のせいにしないことです。

こちらをジロジロ見てくる人は、なぜかは不明だけど、何か心の事情があるから、他人のことが非常に気になるんだろうなと思うようにします。

心の事情とは、人見知りやトラウマによる周囲の人が怖い気持ち、世間体を気にしすぎているといった問題です。見られているのは、相手がどうしようもなく不安なせいなのだと理解するのです。

チラチラ見てくる人の撃退法

会社やクラスで毎日視線を感じる人がいて、気になりすぎてどうにも我慢できないときは、思い切ってこちらから相手に声をかけてみるのもいいです。声かけがけん制になるからです。

いつも見てくる同僚やクラスメイトに、「なんですか?」や、「私の顔に何かついてる?」と聞くのです。そうすると相手は自らの行いを自覚し、チラチラ見るのを自制するようになる可能性があります。

この際は喧嘩にならないよう、友好的な態度(穏やかな口調)で尋ねてください。なお、よく知らない人にわざわざ話しかけるのはリスクが大きいので、その場合はやめさせたくても無視しておいたほうがいいです。

睨んでくる人との接し方

人に睨まれている気がするときは、相手を悪く思いすぎないことが対応の仕方になります。たとえこちらを睨むように視線を向けてくる人がいても、自分を攻撃しているとは考えないようにします。

この人は周りの人たちを怖がっていて、自分の身を守ろうとしているだけなんだと考えるのです。特に知り合いではない相手には、トラブルを避けるためにもそう思いましょう。

部下や生徒・息子・娘を叱ると相手に睨まれるというときも、反抗的だとは思わずに、怒られるのが嫌なんだ(怖い)、まだ幼稚なんだ(納得できていないだけ)と考えてみてください。

知らない人がガン見してくるときの対策

恐れによる防衛ではなく、怒りや敵意がある場合の目つきの見分け方は、「眉間にシワが寄っているか」「瞳がギラギラしているか(興奮状態か)」がポイントになります(ただ攻撃心も、恐怖が由来といえます)。

また、ニヤニヤしながらじっと見られるパターンも、こちらをバカにしているときです。なんだか怖いと思ったり失礼な人だと腹が立っても、そのような場合に相手を見返すのは危険です。

相手は自分を客観視できていないことが多いので、こちらのほうが威嚇してきたと思われてしまうからです。そのため嫌な感じでガン見するやつの攻略法は、なるべく目を合わせないこととなります。

見られて気になるのは自分も見ているから

他人にジロジロ見られたら不愉快になるのは当然です。けれど、人と目が合ってもなんとも思わない人だっています。相手を変な人だとは思うかもしれませんが、別に腹は立たないのです。

それどころか、注目されていることに気づかない人もいます。他人の目が気にならないのは、精神的に安定しているからです。相手がこっちを見つめているのがわかるのは、自分も相手を見ているからですよね?

自意識過剰や自信のなさなど、相手と共通する要素が自分にもないか?人に見られるのがうざったく感じるときは、互いに目をそらすことをぜす、反応し合っていることに気づくのも、ムカつく気持ちの解消法です。

好意を寄せられている相手から向けられる視線は

恋愛感情から見つめてくる人に関しては、誰でも気になる相手のことは多少は眺めてしまうものと寛容な態度で接するとよいです(好意を持たれていると感じるのは気のせいなんてオチもあるので注意)。

彼氏・彼女が去り際に何度も振り返る、夫・妻が食べてる姿を凝視してくるケースなんかは、それだけ私が魅力的で愛されている、心配してくれているんだとポジティブにとらえることも上手な付き合い方です。

自意識過剰になる人の改善法も、人間観察する男性や目をじっと見る女性に困っている人に役立ちます。他人に視線を送られても気にならなくなりたい方は、こちらもチェックしてみてください。

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