悪口を言われる人の原因|陰口を叩かれやすい人の特徴とは

両手で耳を塞ぐピンクの猿のぬいぐるみ

「私が悪口を言われやすいのは、性格が悪いせいなのか?それとも見た目の問題なのか?」暮らしの中で悪口をよく言われる人は、こんなふうに自分の何が悪いのかと思い悩み、もがいていることでしょう。

今回は人に悪口を言われる人の原因や、陰口を叩かれやすい人の特徴とは何かを考えてみました。もう他人にとやかく言われたくないという男性や、自分が悪口を広められる理由を知りたい女性は読んでみてください。

さらに、陰口を言われることが多い性格を直す方法もお教えします。職場や学校・SNSで悪口を言われないようにする方法は、手強い相手になることです。また、自分の悪い評判は、意識的に耳にしないようにします。

悪口を言われやすい人の特徴

自分より強いと感じる相手のことは、なかなか批判できないのが人間です。裏で悪く言うことすら、バレたら怖いと感じてできないことがあります。無意識のうちに、従順になってしまうのです。

その反対で、気弱で他人になめられやすい人や無口でおとなしい人は、怖くないという理由から「キモい」「気持ち悪い」などとけなされることが多いです。

友達が少ないなど集団の中での影響力がない人も、陰口を言われやすくなります。たとえトラブルになったとしても、味方をする人が少なく自分が不利にはならないと思われるからです。

芸能人への誹謗中傷も、自分と直接関係ない相手だから言いやすいのです。要するに、言っても安全だと思われやすい人ほど、悪口を言われることが多いわけです。

人に叩かれる人とは

自意識過剰も、人から悪口を言われることが多い人の共通点です。人の目を気にしていると、他人からも気にされます。人と目と目が合うことが増え、存在を強く意識されるからです。

人目を気にする人は、洞察力が鋭かったり耳がよかったりして、他人の雑談の内容に聞き耳を立てる癖があります。あなたが他人を気にするほど、相手もあなたの言動が気になって仕方なくなります。

自意識過剰から空気が読めない発言をしたり、挙動不審な態度をとるようなところもあります。それが注目を集めることになり、周りにコソコソと噂されてしまいます。

人から文句を言われる理由

どうしようもない人には、悪口を言う気にすらなりません。何を言ってもムダだろうと、最初からあきらめてしまいます。反対にいい人に見られやすい人は、理不尽な怒りを買うことがあります。

「あなたは私に優しくできるはずなのに、なぜ期待に応えてくれないの?」と思われてしまうのです。いい人だから悪く言われない人もいれば、善人だからこそ文句を言われるような人もいます。

彼氏や夫・彼女や妻が恋人に愚痴や不満を言われるのも、同様の心理からです。会社の上司や先輩・教師・親といった他者から頼られやすい人物が、ほかの人よりも文句の対象になりやすいのもそうです。

「あなたには能力や責任があるはずなのに、なぜ私のしてほしいことをしてくれないのだ」と思われるのです。特に子供は自分の父親や母親のことを、全能の存在と見なしてしまいます。

バッシングされる原因

周囲の人たちにうらやましいと思われやすい人は、妬みから悪口を吹聴されることがあります。わかりやすい理由だと、容姿が整っているとか裕福、仕事ができる、モテる、人気者といったものがあります。

幸せそうとか楽をしていそうとか、したいことを自由にやれているというような、本人が自覚しづらい要因から嫉妬をされることもあります。

有名人や個性的な人は、周りにあることないこと噂されやすいです。目立つと、よくも悪くも人に話題にされる機会が増えるからです。普段は目立たない人が急に注目を浴びたせいで、一時的に叩かれることもあります。

性格がよくないから人に悪く言われる?

陰口を言われないようにするためには、人に好かれる人間になればいいと思うかもしれません。しかし、人気のある人のことを妬む男性や女性もいます。好きな人のことを悪く言う人だっています。

ならば見た目や内面を改善して、すばらしい人間になればいいのでしょうか?けれど外見がよくなっても、嫉妬から攻撃してくる人はいます。性格のいい人に甘えて八つ当たりをする人もいるでしょう。

仕事で成功すれば、足を引っ張る人物が現れるともわかりません。人が寄ってくるほど、人間関係の衝突が起こる可能性は大きくなるのです。

絶対に陰口を叩かれない人は、この世に存在しないと思われます。ある程度の年齢で、生まれてこのかた誰にも悪口を言われたことがないと言う人は、言われていたのに気づいていないだけだと思われます。

悪口は誰もが言われる

バッシングのターゲットになりやすいタイプの人は、確かに存在します。けれどそれは、人の悪口が好きな人に目をつけられやすいというだけのことです。

性格がよくて愛されるキャラの人でも、他者に嫌われることはあります。人気のある芸能人にも、どこかにアンチが存在するでしょう。言いだしっぺがいる限り、悪言の標的になる可能性は誰にでもあるのです。

その人の持つネガティブな要素だけでなく、ポジティブな要素によっても他人にとやかく言われます。どんな特徴があってどのような行動をしようと、言う側のさじ加減で陰口を言われる原因になりうるといえます。

だから本当に、人から言われやすい人は何も悪くないのです。悪口を言う人のほうにこそ、原因があるのです。特にネット上(SNS)の誹謗中傷の被害者には、誰もがなりえます。

悪口を言われない人になるには

悪口を言われにくい人になりたいなら、あなたを悪く言うと面倒なことになると相手に思わせるとよいです。一つは、直接注意すること。喧嘩するのではなく、事務的にやめてほしいと表明するといいです。

「私に何か言いたいことあるの?」とか「私のこといろいろ言っているみたいだけど、何か悪いことしたかな?」というふうに、言われていることを知っているとアピールするだけでもいいです。

ただし、口で言ってもやめない人もいるし、忠告したことで相手が逆ギレしてきたり、関係がギクシャクしてしまうリスクも当然あります。そしてもう一つは、普段から自分の意見を言える人になることです。

悪口を広められやすい人の対策

人間は複数の人から批判されている人物には、自分もあれこれ言ってもいいものだと思いがちです。周囲に影響されて、ほかの人も悪く言ってるから、この人には何を言っても大丈夫と感じてしまうのです。

孤立するのが怖くて、多数派の意見に合わせるような人もいます。そのため陰口を叩かれると、増々孤立してしまうことがあります。反対に周囲の好感度が高い人のことは、悪く言いづらいです。

自分自身が信頼に足る人物になって、いざというときに味方になってくれる人を増やすのも、陰口の抑止力になるでしょう。また、悪口を広める首謀者がいなくなると、自然と何もを言われなくなるケースもあります。

陰口を叩かれる性格の直し方

他人と関わるなら、誰だって多かれ少なかれ陰口を叩かれるものです。悪口を言う側の人だって、誰かに悪態をつかれることはあります。罵詈雑言を浴びせられる人間は、あなただけではないのです。

もちろん、いじめや意地悪によって悪口を言われる頻度が増したり、他人に面と向かってひどいことを言われたりするというのはあります。けれどそれも、一時的なものです。

その人たちと距離を取れば、自分の悪評は耳に入ってきません。確実に悪口を言われなくなる方法はありませんが、聞こえてくる回数を減らす方法ならあります。それは、陰口に無関心になることです。

悪口を言われているかもしれないことを気にしない

私は悪口ばかり言われると思っている人は、他人から悪く言われていることに気づきやすい人なのです。気づいてしまうから、自分のことをいつも人に悪く言われる人間だと信じています。

ほかの人だって、あなたと同じように悪口を言われています。人から強く言われにくい、見た目が怖い人や性格がきつい人でも、「あの人、怖い」といった陰口を言われることがあります。

しかしそのことに気づかないから、自身を悪口をよく言われる人間とは思っていないです。他人が自分の話をしていても気づかないようになれば、あなたも陰口を叩かれにくい人になれるわけです。

周りを気にしないようにすれば、自意識過剰も改善されます。自分の悪口を言われている気がすることや、実際には言われていないのに言われていたと勘違いするような事態も減るでしょう。

他人叩きに卑屈にならないようにする

人に陰で何を言われているのかを想像すると、不安になります。実際に自分への暴言を聞いてしまったときは、すごく傷つきます。しかし残念ながら、どんな人からも悪口を言われない方法はないといえます。

中傷は、するほうがやめなければなくならないからです。人付き合いを避け、極力目立たないように生活すれば、誰にも悪口を言われなくなるでしょう。だけどそれは、現実的ではないです。

何より、そんな生き方は楽しくないですよね。悪口を言われにくい人になりたいなら、人の会話を気にしないようにしましょう。人が自分を悪く言っていないかどうか気にしても、何もいいことはありません。

SNSの悪質な書き込みも、見ないほうがいいです。世界のどこかで誰かに悪口を言われていたとしても、知らないままなら心穏やかに生活を送れます。すべての悪意を受け止めていては、心がパンクしてしまいます。

陰口を言われる人へのアドバイス

悪口の言われやすさは、環境によっても変わります。陰口ばかり言う人が複数いる場所では、それだけ誰かに悪く言われることが多くなります。転職や付き合う友人を変えることで、誹謗から解放されるケースもあります。

心ない発言をする人のことはムカつくでしょう。自分の悪口を聞いたら、悔しいし落ち込むのも当然です。けれど怒っても傷ついても、苦しむのは自分自身です。

自分を嫌っている人に関わろうとすると、よりストレスになります。相手にせず、スルーするのがいちばん平和な対抗手段です。悪口に負けないための知恵では、罵り言葉の受け流し方をさらに詳しく解説しています。

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