無口な人の心理と特徴|自分のことを話さない人との接し方
本日は無口な人の心理と特徴や、自分のことを話さない人との接し方をお伝えします。あまりしゃべらない同僚や友達と、休憩中や遊びのときに二人きりになると、話しかけるまで口を開かない相手に疲れる。
普段まったくしゃべらない夫・妻、デートのときでも黙ってばかりの彼氏・彼女にイライラしてしまう。何も話さないルームメイトの態度が気になる。こんな悩みをお持ちの方は、ご覧になってください。
職場や学校で必要以上に話さない人は、何か恐れや悩みを抱えている可能性が大です。口数が少ない男性、会話に入ってこない女性との付き合い方は、時間をかけることと、自分もマイペースでいいと思うことです。
必要なこと以外話さない人の理由
「口は災いの元」ということわざは有名ですよね。意味は、「不用意な発言は自分自身に災いを招く」です。寡黙すぎる人の深層心理には、しゃべると嫌なことが起こるに違いないという思いがあります。
子供の頃、食事中にムダ口を叩いて親に怒られた。自分が何か言うたびにクラスメイトにバカにされた。自分の不用意な発言で人を傷つけ、嫌われてしまった。失言によって評判を落とし、悪口を言われた。
このような会話に関するトラウマがあると、大人になっても、必要最低限のことしか話さないようになります。会議や打ち合わせ・結婚生活で何か一言でも声を発すると、笑われたり怒られると思い込みます。
自分の話をしない人は言えないことがある
秘密を抱えた人は、無意識にその話題を避けようとして、口数が少なくなることがあります。自分のことをほとんど語らない人には、あまり聞かれたくないことがあるのかもしれません。
自分の生い立ち。いじめなどの悲しい過去。友人がいないことや自分の恋愛事情、趣味が恥ずかしい。家族に関する悩みや私生活での苦労。こういった話題が、あまり触れられたくないことの代表例です。
もし秘密をしゃべったら、恋人やママ友・仕事仲間に、変に思われたり嫌われると思っているのです。自分のことを話したがらない人は、コンプレックスがあり、なおかつ他者をあまり信用していない人間といえます。
悪い想像であまりしゃべらない人が嫌いになる
ぜんぜんしゃべらない人に対して、何を考えているのかわからないから怖いと感じるのはなぜかというと、相手が自分のことをどう思っているかはっきりしないことによって、不安や緊張を抱くからです。
相手が一切話しかけてこないのは、きっと私にキレているんだ、私のことを嫌っているに違いないと、心のどこかでネガティブな発想をしているのです。
その恐怖心や不安感を自覚できないと、二人でいると嫌な気持ちになるのは全部相手のせいだと考え、無口な男性や女性のことを、「嫌い」「暗い」「気持ち悪い」などと悪く言ってしまうことがあります。
話しかけないと話さない人にイライラする原因
職場やアルバイト先・家庭で、話しかけられるまでだんまりな人がムカつくのは、気まずい空気をなんとかしようと、自分が率先して何か話さなくてはいけない気持ちになってしまうのが面倒くさいのです。
雑談に加わらないマイペースな相手の態度が、自分勝手に感じて腹が立つせいもあります。自分から話しかけないと話してくれない人を気にするのは、周りに気を使う性格をしているからです。
聞かないと自分のことを言わない旦那・嫁に苛立つ、会話が続かない彼氏・彼女と一緒にいても楽しくないという場合は、好きだからこそ、用がないと話しかけてくれないクールな態度が寂しいのでしょう。
無口な人とのコミュニケーション
めったに口を開かない人と仲よくなりたいなら、あなたと会話しても、何も怖いことは起こらないと相手が思えるようにすることです。攻略のためには、相手は繊細で傷つきやすいことを頭に入れておきます。
他人の反応をすごく気にする人なので、相手の言ったことに対して微妙なリアクションをしないようにします。相手の行動を笑ったり、マウントをとるような発言もNGです。
誰かの悪口や批判も、極力控えたほうがいいでしょう。プライベートをあれこれ詮索するような質問はやめて、天気や食べ物の話題など、最初は当たり障りのないトークから始めるのが無難です。
何も話してくれない友達や恋人の心を開かせるには
ぜんぜん話さないパートナーと上手に付き合うには、相手に無理やりしゃべらせるようなアプローチよりも、自分のほうから気持ちを伝えていくことがコツです。彼らに、心から信頼できる存在だと思わせるのです。
突然、腹を割って話をしようとするのはよくないです。喜びや悲しみなど、自分の感情の部分を、何気ない会話の中で表現していきます。ある程度信頼関係が築けたら、自分の深い部分の話をしてみます。
いきなり重い自己開示をすると、相手が怖がる可能性があります。付き合始めや知り合って日が浅い関係ならなおさら、焦らないことが大事です。時間をかけて、なんでも話せるカップルや親友になっていきましょう。
自分からは話さない人への対応の仕方
自分からは話してこないだけで、あまり人と話さない人の中にも、みんなと仲よくしたいと思っている人はいます。ほとんどしゃべらないのにランチや飲み会についてくる同僚も、本音は孤立するのが嫌なのです。
そんな引っ込み思案な人にとって、自ら率先して話をしてくれる人は、接するのが楽な相手だといえます。仕事以外ではあまり話さないような人と仲よくなるには、相手に聞き役になってもらうことです。
その際は、相手の反応が無言でも、がっかりしないことがポイントです。今は誰とも話したくないという気分のときもあるでしょうから、しゃべりすぎて相手の負担にならないようにもします。
まったく話さない人だから平気だろうと、失礼なことを言うのもダメです。寡黙な人だって、心の中では傷ついたり怒ったりしています。「何もしゃべらない」と、「何も感じない」はイコールではないです。
人としゃべらない人を気にしない方法
無口な人のことが苦手な男女は、相手よりもむしろ自身の受け取り方によって悪い影響を受けています。むっつりしている人との関わり方に困っているなら、沈黙を恐れないようになりましょう。
言葉数が少ないからといって、安易に相手を決めつけないようにします。寡黙でも優しい人や、話すとおもしろい人はいます。そして、相手がムダな会話をしないことを、ネガティブに考えないようにもします。
少しもしゃべらないやつだとしても、その人があなたを嫌っているとは限らないです。一緒にいても話さない友達や、常に物静かな旦那・嫁は、あなたのことを気の置けない相手だと思っているのでしょう。
気に入った人としか話さない上司・先輩などは、元来人見知りで、特定の好印象な相手とは話せるのです。誰にだって、昔仲がよかった人物に似ているなど話しやすい人はいるのだから、傷つかないようにします。
会話に入らない人の対処法は気を使わないこと
聞かれないと話さない人がつまらないという方は、自分自身が他者と会話をすることにとらわれすぎていないか考えてみてください。話の輪に参加しない相手と、別に無理して話さなくてもいいのです。
会社では同僚と話すことよりも業務をこなし、学校では勉強や部活の練習に集中します。話したいときは、ほかの人たちと話をします。それに、集団の会話に混ざらないほうが楽な人もいます。
自分から人に話しかけない人には、あなたもマイペースでいいのです。まったく声をかけないなど、相手を完全に無視するのはよくないですが、必要最低限しか会話がないとしても気にしすぎないことです。
普段しゃべらない人がしゃべる心理
いつもは話さない人が話すときとは、感情が大きく動いている状態です。例えば、よいことがあって機嫌がいいときや、怒っているときです。または、あなたの様子を心配していたり、助けを求めているとき。
あるいは、その人の悩みが少し解消されて心が楽になったのかもしれません。特別興味がある話題でも口数は多くなるし、人とコミュニケーションをとらないのはやはりよくないと思い、話しかけてくる場合もあります。
そして自分のプライベートを一切話さない人は、日常的に感情を抑圧しているといえます。急にしゃべらなくなる人も、その瞬間、怒りや悲しみを我慢しているのです。怒ると話さなくなる人の対策もどうぞ。
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