人をいじる人の心理と対処法!いじってくる人への対応の仕方

おもしろがる顔の顔文字が描かれたボード

今日は、すぐ人をいじる人の心理と対処法についてです。人のことをおもしろがって冷やかすのは、大人の社会でも子供の世界でもよく目にする光景ですが、他人を笑いのネタにする人が嫌いな方もいるでしょう。

ただでさえストレスを感じる学校や会社・アルバイト先の人間関係、休憩時間や飲み会のときにちゃちゃを入れてくる人はうざったいですよね。いじり方がしつこい友達(ママ友)と遊ぶのは面倒くさいです。

やたらとちょっかいをかけてくる男性や、すごく冷やかしてくる女性に困っている方は、「さり気ない根回し」と「相手を甘やかさない」という、いじってくる人への対応の仕方をお試しください。

人をしつこくいじる人の特徴

他人をいじるのが好きな人は、冷やかせる相手がいないとおもしろい話ができない、本当はつまらない人間だといえます。そして実はそのことに、コンプレックスを抱いているのでしょう。

人をいじりたくなるのは、簡単に笑いをとることができるからです。しゃれたトークができなくても、まるで自分がおもしろい人間であるかのように錯覚できます。

職場でそんなに仲よくないのに部下をいじってくる上司や、合コンで同性の参加者をネタにして笑いをとろうとするやつなんかは、周りに愉快な人間だと思わせて自分の評価を上げたいわけです。

きつい言い方に不機嫌になった相手には、「ネタじゃん」「ノリが悪い」とまともに取り合わないのもありがちなことで、ひどいものになると、「空気を読め」「この程度でキレるなんて大人げない」と逆ギレします。

自分がされたくないからちゃちゃを入れる

次は、自分がいじられたくないから、人にツッコミを入れ続ける人です。誰かをスケープゴートにすることによって、自分が周りの人からいじられなくなる確率が高まるからです。

こういった自己防衛タイプは、過去に他人にからかわれたことで傷ついたトラウマを持っている可能性があります。そのため、人のことはいじるのに、自分がいじられると怒るのです。

内心は常に不安なため、自分から真っ先に、人のすることにちゃちゃを入れてきます。また、普段からかっている人物がいないときは、別の人に矛先を向けてくる傾向にあります。

嫌な感じで茶化してくる人の理由

性格の悪さ、からかうことによって相手をいじめる人も世の中にはいます。意地悪をする原因は、嫉妬や劣等感の激しさ、ストレス発散による八つ当たりであるケースが多いです。

相手が困ってる姿を見て優越感を得たくて、昔の失敗談をみんなの前でずっとからかってきたり、身長が低い、くせ毛、太ったことなど、本人が気にしている容姿の特徴をわざと指摘してきたりします。

嫌味や皮肉をジョークに変装させて、うんざりするような言葉を投げかけてきます。人のことをいじりたがる人たちは、口下手でうまくあしらえない人をターゲットに選びます。

すぐに冷やかす人の共通点

うらやましい気持ちを表に出すのが恥ずかしかったり悔しかったりするときも、いじりは巧みに利用されます。例えば学生時代はカップルが成立すると、付き合っていることを冷やかされますよね。

それは自分たちより先に恋愛を経験している者にいろいろ話を聞きたいけど、その気持ちを素直に表現するのが恥ずかしいからです。羨望や照れ隠しも、なぜか人を冷やかしたくなる理由です。

さらに、自分がその対象をはやし立てる役になれば、悔しい相手にマウントをとることができます。新しいことを始めようとする人を茶化す人がいるのも、自分には勇気がなくてできないからです。

好きだから相手にちょっかいをかける

仲よくなりたい同級生の気を引くため。後輩(年下)と打ち解けたい。父親・母親が、息子や娘のかわいいリアクションを見たい。夫や妻、彼氏や彼女にかまってほしい。

相手が反応してくれるとうれしいから、人は好意を抱いている人物にちょっかいをかけたくなります。そのため一種の愛情表現で、好きな相手のことをいじり倒す男性や女性もいます。

家族や恋人の前では気が緩んで、会社や学校よりも子供っぽくなってしまうことってありますよね?好きな人のことをいじりすぎる人は、それだけ相手に心を許しているといえます。

人をいじる意味とは

人間はすることがなくなると、暇になります。暇になると間が持たなくなり、何かで時間を潰そうとします。会話のときに間を持たせるためにする行動が、「いじり」です。

人をいじるとは、やることがなくて暇だからついスマホを操作してしまうような、あまり内容のないコミュニケーションなのです。それに友達や同僚にちょっかいをかければ、なんとなくその場が盛り上がります。

しかしエスカレートすると、突っ込まれている側はしだいに不愉快になります。人によってはいじられることを、「からかわれている」「見下されている」と受け取るからです。

いつもいじってくる人の対処法

よく人を冷やかす人には、ネタにされるのが嫌なことを事前に説明しておくとよいです。「私って、いじられるのが苦手なんです」といったふうに、普段の何気ない会話のときに軽い感じで伝えます。

仕事仲間やクラスの中で、すでにいじられキャラが定着してしまっている場合でも、「実はおもしろがられることが、ちょっとつらいんだよね」と本音を告白します。

大抵の人はこれで、この人はいじられるのが嫌いなんだと察してくれ、あなたのことをあまり茶化さないようになるはずです。相手に直接言うのが怖い場合は、仲のいい人につらいことを打ち明けます。

普段からアピールしておくことによって、誰かがいじってきたときに助け舟を出してくれる人もいます。そこまでの協力は無理だとしても、ただ悲しい気持ちをわかってくれるだけでありがたいです。

茶化す人には遠回しに気づかせる

何かの折に、「茶化されるのって、バカにされているみたいで自分が受けると苦痛ですよね」とか、「本人はけっこう傷ついているみたいですよ」と、人をいじってばかりいる人に向けて言うのもありです。

誰かがいじられたあと少したってからタイミングを見計らい、「さっきのはちょっとかわいそうでしたよね」といった話をするのもよいですね。

それを聞いた相手は、「自分も他人を傷つけていたかも……」と反省してくれる可能性があります。年上の知り合いや職場の上司・先輩など、はっきりやめてほしいと言えない相手に適した接し方です。

正面から対決して、茶化すのをやめさせるのは難しいです。傷つくことを遠回しに教えて、それとなく悟らせることが、いじらせないための対策や、静かな反撃になります。

冷やかしてくる人を気にしない方法

他人に絶対にいじらせないようにするというのは、不可能ですよね。人付き合いを円滑にするには、ちょっかいをかけられてもここまでは受け流すようにすると、自分の中でのラインを決めます。

例えば天然な言動に対するツッコミはスルーするけど、体型や髪型といった身体的特徴、服装などの見た目、年齢、名前を冷やかしてきたときは注意するといったふうにです。

誰かにいじられるたびに、いちいちムカついたり繊細になりすぎるのはしんどいです。だから限界を設定して、相手が自分の中の限度を超えてきたときだけ、怒ったり注意するようにしてみてください。

おもしろがる恋人や友人との付き合い方

親兄弟や恋人・友達が、いつも私だけをいじってくる。イライラするけど、大切な人だから関係を悪くしたくはない。そんな場合は、メリハリをつけてみましょう。

もし喧嘩になったとしても、後腐れなく許すのです。大切な相手との関係でこそ、人にいじりたいと思われることの多いあなたならではの長所=寛大さを生かしてください。

二人きりのときならまあいいけど、人前では絶対にダメ。たまにいじってくるのは許すが、しつこくちゃちゃを入れる場合は軽くあしらうようにする。こういったルールを作るのもありです。

ちょっかいをかけてくるやつを相手にしない方法

それが悪気がないにせよ悪意があるにせよ、相手がいじってくるということは、何かしらの好意や甘えたい感情があなたにあるからです(相手は無自覚であるケースが多いです)。

ちょっかいをかけてくる人は、無意識にあなたなら甘えさせてくれるだろうと思っています。そしてあなた自身も、気づかないうちに相手を甘えさせているところがないでしょうか?

たとえ相手のいじり癖が愛情の裏返しだったとしても、そんな愛し方はあなたにとってお断りなら、嫌なものは嫌なんだと思っていいのです。

だから「愛情のないコミュニケーション(けなすような発言やバカにする態度)なら、私は付き合わないよ」といった意思を持ち、いじってくるやつと接するのです。

人をいじってしまう性格を直すには

いじっている側は、他人を茶化して笑いが起きれば、みんなハッピーだと思っているでしょう。それが信頼関係のある間柄で行われるものなら、いじりは確かに楽しい雰囲気を作り出します。

でもいじりの対象になった人は、周りが笑っている中で一人最低の気分なのかもです。みんなからサンドバッグにされていると、心で泣いていることもあるのです(だからやりすぎた場合は、きちんと謝ることが大切)。

いじりキャラは嫌われるから直したいという人は、からかいの標的にされる気持ちを一度想像してみてください。そして会話のときは、自分に関する話題で他人を笑わせようと思ってください。

人を見下す人の対処の仕方にも、嫌な感じにからかってくる人との関わり方のテクニックが記載されています。さらに、いじられキャラの直し方では、突っ込まれやすい性格を改善する方法を紹介しています。

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