機嫌が悪い人との接し方|怒っている相手をなだめる方法

赤い光を放つ電球

家族の機嫌が悪いと、なんだかソワソワします。デート中にむくれた彼氏・彼女を落ち着かせるのは大変です。旦那や嫁がイライラしているのを見ると、こっちまでイライラしてくることがあります。

会社や学校・プライベートにおける、上司や親を怒らせたときの対処法って悩みますよね。そこで本日は、機嫌が悪い人との接し方のコツや、怒っている相手をなだめる方法、人の機嫌をよくする方法を考えました。

腹を立てている人を気にしない方法は、過去の怒られた経験と重ねないことです。イライラしている人にかける言葉は、感謝を示すワードです。機嫌のよくない男女への苦手意識を克服したい方は読んでみてください。

怒っている人が怖い理由

子供は両親や祖父母・学校の先生に怒られると、傷つきます。たとえ自分の行動に問題があったとしても、叱られた理由が理解できずに泣いてしまうことがあります。

夫婦喧嘩など、大人が言い争っている場面を見るだけでも、子供は怖い思いをします。他人の激情に恐怖を感じるのは、そういった幼い頃のトラウマが関係していると考えられます。

怒っている人がそばにいると、昔怒られた記憶が蘇るのです。自分より年配の相手(会社の上司やアルバイト先の店長・姑・舅など)が不機嫌だと、特に怖く感じます。

なんでも自分のせいにしてしまう性格の人などは、他人がカリカリしていると、無意識に自分に原因があると考えてしまいます(自分が怒らせたかもと思ってしまう)。

ムカついている人を見ると嫌な気分になる原因

機嫌の悪い人と接するとなんだか気分が悪くなったり、その人のイライラがうつるようなことってありますよね。それは、相手のネガティブな気持ちにあてられるためです。

反対にハッピーな人のそばにいると、自然と楽しい気分になります。人間は、他者の感情に影響を受けるのです。感受性が強い人ほど、怒った人が近くにいるとストレスになります。

誰かが怒られている場面に遭遇するだけで、ドキドキしてしまうことすらあります。他人のネガティブな感情が伝わってくるせいで、まるで自分が怒られているかのように錯覚するからです。

怒ると話さなくなる人の心理

機嫌の悪いときに何かしゃべると、嫌な口調になってしまうことが多いです。怒りの対象である人物と直接対話する場合は、相手に暴言を吐いてしまう危険があります。

人が腹を立てるとあまり話さないようになるのは、もし誰かと会話をしたら、相手の何気ない言動が呼び水となり、突然怒りのスイッチが入るおそれがあるからです。

他人にひどいことを言いたくない、八つ当たりしたくないという気持ちから、怒ると黙る人がいます。メールの返信の場合でも、そっけない文章を送るのが嫌で既読スルーしてしまうのです。

機嫌が悪い理由を言わないのはなぜか?

自分が怒っている理由を相手に伝えるのは、その人に要求をしているように感じることがあります。また怒ること自体、子供っぽくてみっともないと考える人もいます。

他人に甘えたくない。自分がムカついていることを認めたくない。大人でいたい気持ちから、機嫌を損ねているわけをしゃべらないのです。

けれど身近にいる人には態度や目つき、返事の仕方といったサインによって、怒っていることはわかってしまいます。わかりやすいコミュニケーションをしたほうが、スムーズにムカムカを解消できます。

怒ってるアピールをするのは寂しいから

中には腹を立てていることにこちらが気がつかないと、さらに怒りだす人がいます。こういった人は自分からは言わないけど、他人に不快になっていることに気づいてほしいのです。

不機嫌を表に出すのは、何かわかってほしいことがあるときです。本当はかまってほしいけど素直になれないので、顔や態度に出すことでアピールしてきます。

怒りっぽい男性やすぐカリカリする女性と関わるのが面倒くさいと思う一因ですね。喧嘩になると何日も口をきかなくなるのは、周りを自分の思いどおりにコントロールするためでもあります(無意識の行動ですが)。

物に当たる人の気持ち

不機嫌な状態とは、ある意味怒りをぶちまけないように耐えているさまです。表情や態度には出ていますが、ひどい言葉を言って他人を傷つけないようにはしています。

物に当たる人も、一緒にいる人には当たらないように必死なのでしょう。誰かに怒りをぶつけないように、その人なりに努力しているのです。

それは不器用だけど、怒っているときにできる精一杯の他人への思いやりとも考えられます。案外優しさがあるのかもと思えたなら、相手の機嫌が悪いときに感じる恐怖やイライラがおさまります。

機嫌が悪い人への対応

朝、寝起きに不機嫌になる人は多いです。忙しいときや空腹時にカリカリする人だっています。病み上がりや産後など、いつもより調子の悪いときはイライラしやすくなるものです。

夫・妻が家庭でイラついているのは、仕事やママ友の問題が原因かもしれません。恋愛がうまくいっていないときに友達に当たる人もいます。

お客さんが不機嫌そうなのも、店員さんが無愛想なのも、あなたには関係のない可能性もあるのです。誰かが怒っていても、パニックにならないようにします。

心当たりがないなら、周りの人の機嫌が悪くなるのは全部自分のせいだといった勘違いはしないでおきましょう。虫の居所が悪い相手に、お父さんやお母さん、学校の先生の姿を重ねないように注意してください。

ピリピリしている人の対策は放っておく

同僚があからさまにご機嫌ななめだと、職場の居心地が悪くなりますよね。相手の怒りがいつ爆発するかわからないので、そのことが気になりすごく不安になります。けれど自分には関係ないと、関知しないことです。

相手の機嫌が直るまでそっとしておくのが、むくれている人の上手な取り扱い方になります。自分とは無関係な事情で怒っている相手なら、余計なことはせず放置が得策です。

怒りは、時間がたつと静まることが多いからです。不機嫌になっている人が自分に対して怒っているケースでも、少し時間を置くことで相手の興奮が小さくなり、仲直りが楽にできる場合があります。

相手の機嫌を直す方法

相手の怒りがいつまでも続く場合は、言わなくてもわかってほしい状態と思われます。「どうしたの?」と声をかけることや明るい話題を提供することで、それがきっかけで相手の気持ちがほぐれるかもしれません。

機嫌が悪いと無口になる男性や、怒ると話しかけても無視する女性には、そっとお茶を入れてあげる、プレゼントを贈るなどの行動によりこちらの優しさが伝わり、ネガティブな感情が解消される可能性があります。

優しくするのが、イラついている人の機嫌の取り方です。そのためには、大人でいようとしながらもすごく子供っぽい振る舞いをしている、そんな相反する状況に苦しむ相手の気持ちを理解することがポイントです。

相手がイライラしているときのなだめ方

今まさに怒っている状態の人をなだめたいのなら、相手の気持ちに共感してあげるといいでしょう。話を聞いてあげて、相手の怒りを静めるのです。

会話中に「そうなんだね」「うん、うん」といった相づちを適度に打つことで、怒りをスムーズに吐き出させましょう。相手がどんなにおかしな言い分をしようとも、その場は気持ちをわかってあげようと努めます。

おかしいところを指摘する、相手の言い分に反論する、無理に説得するといった気持ちを否定する行為は、火に油を注ぐ結果となります。どうしても相手の間違いを訂正したいなら、機嫌が直ってから行うのがいいです。

怒っている人にかける言葉

感謝には、人の心を癒やす力があります。親に怒られたときや、大切な人を怒らせてしまったときには、謝罪だけでなく感謝の気持ちも伝えてみるといいでしょう。

「ごめんなさい」といった反省の弁と一緒に、「いつもありがとう」「心配してくれてありがとうね」といった感謝の言葉をその人にかけてみてください。

また、上司や先輩に叱られたときの謝り方は、自分のどうのような言動が悪かったと思うのかを伝えて、「あなたがなぜ怒ったのかを私はちゃんと理解している」と示すことです。

好きな人を怒らせたときには愛情に気づく

母親・父親が息子や娘に怒りを表現するのは、嫌いだからではなく心配しているからです。恋人がパートナーにやきもちをやいたり甘えたりするのは、それだけ愛されたいからです。

人間は、どうでもいい人にわざわざ怒ったりしません。親や恋人から叱られるのがすごく苦痛だという人は、あなたのことを愛しているがゆえに、相手は怒ってくるのだと思いましょう。

愛されているから怒られる(叱られる)のだと考えれば、相手の機嫌がよくなくても、そんなに嫌だとは感じないはずです。それどころか、素直に申し訳ないと思えるようになります。

怒りの裏に隠された愛情に気づくことができたなら、日頃の感謝できる点を探して相手に伝えます。直接言葉をかけるのが恥ずかしい場合は、メールや手紙(メモを残すなど)を利用してください。

機嫌がよくない相手との付き合い方

人が何かに腹を立てているときは、ほかの誰よりも本人がいちばん苦しい思いをしています。なぜかというと、心の中がストレスでいっぱいだからです。

怒っている人に対して疲れる、迷惑、恐ろしいなどとは思わずに、ストレスフルで大変そうだなと思ってみてください。そうすれば機嫌の悪い相手のことが気にならなくなるし、あなたの気持ちも楽になります。

いつも不機嫌な人の心理無口な人との関わり方でも、すぐへそを曲げる、常にぶすっとしているといった人の情報が見つかるはずです。仕事で怒られてばかりで疲れたらでは、怒られやすい性格の直し方がわかります。

スポンサーリンク