攻撃や意地悪をされる人の理由|人にいじめられやすいタイプの特徴
あなたは自分のことを、いじめのターゲットになりやすい人間だと思いますか?職場や学校・アルバイト先でなぜかいつも悪者にされる男性、友達の集まりやママ友グループの中で攻撃されやすい女性っていますよね。
本日は、攻撃や意地悪をされる人の理由を考えました。嫌がらせを受けやすい人の心理や、人にいじめられやすいタイプの特徴(許してくれそう、かまってくれそう、何も言わなそう)をお教えします。
それだけでなく、どこに行っても目をつけられるという人のために、人からいじめられないようにするにはどうすればいいかについても考えてみました。ご紹介する目をつけられたときの対処法も試してみてください。
人に攻撃される人の特徴
- 自尊心が低い
- 攻撃的な人は、自信のない人をターゲットに選びます。嫌味や皮肉を言ったり失礼な対応をしても、あまり怒らないからです。
- 自尊感情が低いと、おどおどした表情や弱気な言動をよく見せるようになります。それが弱い自分自身を見ているように感じ、他者の加虐心をかき立てる(人にイライラされる)場合もあります。
- 自尊心が低いということは、自己嫌悪が強いともいえます。自分を好きじゃない気持ちが大きいと、人に嫌われることが耐えられなくなります。
- 誰にも嫌われたくないと、嫌なことをする友人やクラスメイトから離れるのが難しくなります。人に悪い印象を持たれたくないと、人間関係がブラックな仕事から抜け出すことができなくなります。
他人に攻撃されやすい人の共通点は、自己肯定感の低さです。自己嫌悪の強い人は、もっと自分に合った場所があるかもしれないのに、そこから踏み出す勇気を持てません。
自罰的な考え方も意地悪の対象になる要因です。自分の存在自体に罪の意識を感じているような人は、他者からの攻撃を受け入れてしまうのです。他人にないがしろにされることが自分への罰だと考えるからです。
罪悪感が強いと、集団の中でスケープゴートになりやすいです。きつい性格の彼氏・彼女や夫・妻にモラルハラスメントじみたことをされても別れられない人も、潜在意識に激しい自責の念を抱いていると推測されます。
ほかにも嫉妬から嫌がらせをされる人もいます。いじめられる大人や意地悪をされやすい子供は、無自覚だけど他人にうらやましく思われることが多く、そのせいで目をつけられてしまう=人にイライラされやすいのです。
意地悪されやすい人の理由
- 優しすぎる
- ちょっとしたことでものすごく怒る人や、陰湿な復讐をしそうな怖い人物に、嫌がらせをしようと思う人は少ないはずです。
- あなたは自分が思っているよりもずっと心の優しい人間なのです。なぜなら、周りの人が意地悪をしやすいタイプだからです。
- 優しい性格だから、人を攻撃する人からこの人なら八つ当たりしても許してくれるだろうと思われます。自分の苦しみやつらさをわかってくれる人なんだと甘えられやすいです。
- 人間は、いい人にネガティブな頼り方をすることがあります。もちろん無意識による行動なので、いじめる側はそのことには気づいていません。
人に意地悪をされる人は、けっこうマイペースです。それでいて頑固なところがあります。興味のない相手に無理して愛想よくしたりしないし、性格の悪い上司や嫌いな先輩におべっかを使ったりもしません。
要領のいい人たちは、こいつはやっかいだと思った人物には、いびられないように迎合します。迎合しないというのも、嫌な人間から攻撃を受けやすい男女に共通する性質です。
ただ、人から嫌がらせされやすい人は、嫌な人に同調はしないけど、完全に突き放すこともしません。冷たくなりきれないことが、新人いびりやクラスのいじめの標的に選ばれる要素となる場合もあります。
いじめられる人に原因はあるのか
- 自分が悪いのかと考えてしまう
- いじめられっこは、人から嫌なことをされたとき、すぐに自分が悪いと思ってしまいます。実際にはなんの落ち度もない場合でも、自分のことを責めます。
- なぜかというと、「いじめられるのは私が人に好かれないせいだ」と考えてしまうからです。嫌がらせをしても自分が悪いと思ってくれるのだから、性格の悪い男女にとっては好都合な相手です。
- いじめをする人に目をつけられやすいということが、あなたが人から嫌なことをされる理由です。それは、あなたの側の落ち度ではありません。
- 問題は加害者のほうにあるのです。いじめっこはあなたと出会わなかったとしても、きっと別の誰かをターゲットにして嫌がらせをしていたでしょう。
人からいじめられやすい人は、嫌がらせの標的になりやすい特徴を持っているかもしれません。だけどそれが、いじめられる側にも原因があるとなるのはおかしいです。
仲間はずれやからかいは、それを楽しむ人や加担する周りの人間がいるから起こります。いじめられる人がただそこにいるだけでは起きません。陰湿な人たちがいなければ何も起きないのです。
弱いから虐げられるなら、事態を知っていて止めることができない周囲の人たちだって弱いはずです。人をいたぶる人の心はもっと弱いです。それに弱い者いじめをしていた人が、逆の立場になることもよくあります。
いつもいじめられる態度の改善
- 意地悪をする人よりされる人のほうがマシだと思う
- 人に意地悪をする人のほうが悪いといわれても、心のどこかでは、どこでもいじめられるような自分はダメな奴だという気持ちが消えないことがあります。
- 特に人からいじめられない気の強い性格の人や、友達の多い人気者に対しては、劣等感を抱くこともあるでしょう。
- そのような場合の対処法は、自分の性格にも何か問題があるのかもしれないけど、人をいじめるような人よりはマシだと思うようにします。
- また、もしもいじめられるほうが悪いという意見の人がいたら、私はそういった思いやりのない人たちよりひどい性格ではないと思ってみてください。
- 自分を卑下するのをやめ、優しさのない言葉は真に受けないようにします。それで自己嫌悪が解消され、以前より自尊心が向上します。今までの自分より、他人に攻撃されない人に近づけます。
「人に嫌われること」と、「人にいじめられること」では意味が違います。誰かに嫌われてしまうことは、こちらの性格の欠点や相性の問題などもありますが、いじめに関してはする側に問題があります。
悪口を言われるのも面と向かってバカにされるのも嫌な感じにいじられることも、あなたに責任はありません。自分に他人に嫌われるような要素があったとしても、嫌なことをしてくる人のほうが圧倒的に悪いです。
顔つきが幼いとか見た目が個性的で目立つとか、空気が読めない、性格が暗い、おとなしいとかいう理由は、その人が意地悪をしたいがための難癖です。それを決して忘れないでください。
卑屈になると、増々いびられやすくなります。それでは人が嫌がるようなことをする人の思うつぼです。「私は人をいじめる人間よりマシだ」と強く思うことは、昔いじめられたトラウマを癒やすのにも役立ちます。
嫌がらせをされやすい性格を直すには
- 自信がある人になる
- 攻撃的な性格の人に目をつけられない方法とは、もっと自信をつけることです。意地悪な男女は、自分を持っている人が苦手だからです。
- 相手の堂々とした振る舞いや、自分にはない意思の強さに圧倒され、敵わないと感じるのです。そうすると一緒にいても優越感を得られないので、嫌な奴のほうから離れていくことがあります。
- 自信がつくと、自己主張ができるようになります。嫌がらせをされたときに、相手に言い返すことができるようになるわけです。いじめのターゲットにならない人は、敵に回すと面倒な人です。
- 攻撃は、自分より弱いと思っている相手を対象に行われることのほうが多いです。だから言い返すだけで、嫌な人間がビックリして逃げていくこともあるのです。
たびたび嫌がらせを受ける人は、親が威圧的だったり兄弟が陰険な性格だったりして、家族の中でもつらい立場におかれている場合があります。
人間がいちばん人格に影響を受けるのは家族です。社会人になっても、身内とのコミュニケーションの仕方を対人関係のパターンに当てはめてしまうことは多いです。
親に気持ちを伝えられるようになれば、他人に嫌なことをされたときにもきちんと嫌だと言えるでしょう。兄弟にちゃんと言い返すことができたなら、意地悪をしてくる人に反撃できるようになる日もそう遠くないです。
いじめられないようになりたいなら、家族との関係を見直してみてください。特に親子関係を改善することは重要です。なお自信の育て方に関しては、一日の終わりに、「自分は今日も前進できた」と思ってみてください。
人にいじめられない方法
- 相手を避ける、誰かに相談する
- 意地悪をされることが多い人は、無自覚に嫌がらせを受け入れてしまっているところがあります。会社や学校で嫌いな人が近づいてきたらさっと離れればいいのに、逃げることをしないのです。
- それができないのは、嫌な奴にさえ嫌われたくないせいです。あるいは、相手に冷たい態度をとるのが不安なためです。けれど人を傷つける人と距離を取るのは、何も悪いことではありません。
- それだけでなくいじめられているときに、なかなか周囲の人につらい気持ちを打ち明けようとしません。自分が人に好かれない人間だと他人に思われたくないからです。
- いじめられている自分を恥ずかしいと感じているのです。しかし勇気を出して相談することで、助けてくれる人が現れると考えてみてください。
- あなたの気持ちをわかってくれる味方ができるのです。仲間ができれば、絡まれにくくなります。それに人をいじめる人の弱点(嫌がること)は、騒がれることなんです。
いじめのターゲットになった場合の対策です。これですべてが解決するというものではありませんが、参考にしてください。大切なのは、世の中には本当に意地の悪い人がいるのを知ることです。
よく人に攻撃をされる人は、穏やかな性格であることが多いです。そのため誰かにひどい仕打ちを受けたときに、「私がよっぽど迷惑をかけたから、意地悪をされるのかな?」と思い悩んでしまいます。
また、上司やお局から目をつけられたら、「自分の性格がすごく悪いのだろうか?」とも考えます。自分なら人にちょっと嫌なことをされても、意地悪をしたり仕返しをする発想がないからです。
私たちの身近には、ささいな理由で他人を攻撃する、とても性格の悪い人が存在することを認識しましょう。自分自身に原因を求めないことで、罪悪感を克服し自分をもっと大切にできるようになれます。
よく目をつけられる人のために
性格の悪い人はずる賢いです。ターゲットが本気で怒ってそっけなくなると、しおらしくなって機嫌をうかがうようなことをしてきます。そこで中途半端に許してしまうと、しばらくするとまた意地悪を再開します。
その人のことを本気で許せているのならまだしも、本当は許していないのに許したふりをして相手と付き合っていると、心の中にうっぷんがたまっていきます。それならいっそ、きっぱり関係を断つほうがいいです。
あなたがイライラして苦しむ姿や、虐げられて性格が歪む様子は、人をいじめたがる輩の喜びになります。嫌な人間に絡まれやすい人は、嫌がらせに負けない方法や、攻撃的な人の対処法もチェックしてみてください。
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