怒られやすい人の特徴|仕事で怒られてばかりで疲れたときは

二人の人物に叱責される女性従業員のイラスト

新入社員で、会社で毎日のように怒られるのがつらい。アルバイトで店長からよく説教されるのがしんどい。どこに行っても怒られ役にされる。仕事で怒られてばかりで疲れたときは、この記事をお読みください。

怒られやすい人の特徴と性格を直す方法、上司や先輩から怒られたことを思い出すたびに落ち込むときの対処法を紹介しています。いつも怒られる原因とは、よくなってほしいと思われているからです。

なぜ自分だけ怒られるんだろうと悩んでいる男性、怒られない人になりたい女性はお読みください。親や学校の先生に叱られてばかり、彼氏・彼女にイライラされやすいといった、職場以外のことにも応用できます。

よく怒られる人の原因

あなたが指導係の立場なら、成長が期待できる者には、指導にも自然と熱が入ると思います。上司や先輩も、目をかけている部下・後輩ほど、説教(教育)するにしても無意識に力が入ります。

また、人の間違いを注意するときは、相手に素直に反省してほしいと思うでしょう。なんとも思わないような人物や生意気な相手よりも、できるなら聞き分けのいい人に怒りたいと感じます。

そのため、期待されている人、まじめなタイプや優しい人は、職場で怒られることが多くなるのです。電話対応の係が、客からのクレームで怒りをぶちまけられるのも、聞く耳を持つ相手だと期待されてです。

いつも叱られる理由は伝わってほしいから

他人に教えることには、労力がいります。誰かの失敗をフォローすることも、疲れる行為です。また、小言をちゃんと聞かない相手は、反省を促すというこちらの思いやりを無下にされているようで腹が立ちます。

仕事のミスが多い人は、教育係の「私の苦労を理解していない」という怒りと、「今までの苦労が報われてほしい」という気持ちから、直るまで叱責されてしまう(わかるまでずっと思いを伝えられる)のです。

叱られたときにふてくされる癖がある人や、怒られてもケロッとしている人、怯えてばかりいる人なども、相手のためを思って言っているのにしっかり聞いていないと受け取られて、いちいち怒りを買うわけです。

怒られやすい人は強いと思われている

例えば説教されたらすぐに部活や習い事をくじけそうな人、ちょっと言っただけで会社やアルバイトを即辞めそうな人、また、痛ましいことがあった人のことは、腫れ物扱いでなかなか怒れないと思います。

怒られやすいのは、我慢強いので怒っても大丈夫そうだと思われているからです。少しのことでは傷ついたりへこたれたりしないという印象を持たれるのが、怒られ役になってしまう心理です。

「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と親が上の子を叱ってしまうのも、弟や妹より強いと思っているせいです。家族や友達・カップルで喧嘩になるのも、我慢して受け止めてくれそうだからでしょう。

あまり怒られない人の特徴

怒られる人と怒られない人の違いは、自分が教える必要があると思われるかどうかです。新人がすぐ注意されるのは経験不足で不安だし、言っておかないとまた何かやらかしそうで心配だからでしょう。

ベテランが注意されないのは、信用があるからです。普段からミスが少ない人があまり強く言われないのも、くどくどと言わなくても何が悪いか自分で気づいてくれる、きちんと直してくれると思われているからです。

仕事ができる人の場合は、こちらのほうが教わることがありそうで怒りにくいです。目上の人に愛想がいい同僚など、人間関係で点数を稼いでいるので、多少のことは大目に見られる要領のいい人物も中にはいます。

仕事で怒られてばかりいるときの乗り越え方

怒られるとストレスを感じるのは誰でも同じですが、そのことを受け入れられないですごく落ち込んでしまうのは、怒られてばかりの人生で自分はなんてダメなやつなんだと、情けなくなるからでしょう。

言ってもわからない人は、誰にも何も言われません。「怒られなくなったら終わり」という言葉がありますが、まったく叱られない人は、見放されているとも考えられるのです。

よくなってくれるはずと思っているから、上司や先生はあなたを怒るわけです。怒られてばかりでくじけそうなときは、それだけ成長を期待されている、実は人間性を評価されているのだと思うことで乗り越えます。

新入社員のときに「なんで私ばかり」と不満に思ってやる気をなくす場合は、「新人は失敗しやすいし怒られるのが当たり前。優秀な人もかつては怒られて成長したんだ」と考えるのが、気持ちを切り替える対策です。

説教されやすい人の改善法は聞く姿勢を正す

諭してくれる人の思いを汲んでいると態度で示すことが、怒られ体質の直し方です。まずはお説教中に怒りを買わないよう、話を真剣に聞こうとする姿勢や、誠実な態度で謝ることが大切です。

叱られてもふてくされない方法は、自分が悪いときは迷惑をかけたし怒られるのも当然だと思い、いじけた気持ちを受け流すようにします。そして、相手は自分に貴重な労力を割いてくれていると考えます。

注意されたあとに、「ありがとうございます」とお礼を言うのもいいですね。教育係の人や姑・舅との上手な付き合い方であり、火に油を注いで相手をイラつかせないための接し方です。

なお、接客業で理不尽な理由で怒ってくる客にあまり謝りたくないケースでの対応の仕方は、その人の言い分で納得できる部分や共感できるところにだけ、肯定的な言葉を返すのがよいでしょう。

なるべく怒られない方法

できるだけ怒られない人になるには、一人前になることです。早く仕事を覚える、なるべくミスや遅刻・寝坊をしない、わからないことがあったら質問するといったことを日頃から心がけます。

また、社会人として受け答えをしっかりすることで、上司や先輩に信頼できる社員だという印象を与えましょう。具体的には自信のある返事をする、敬語や一般常識を身につけるなどです。

同じ間違いを繰り返すことのないように、何が悪かったのか原因を分析する、気をつけないといけないことを再確認する、同僚への報告や連絡・相談を怠らないといった克服のための習慣もつけます。

怒られ役から脱却するには弱さを見せる

やたらと怒りを向けられる人は、強い人間だと思われています。だから、周りにそんなに強くないと思わせることが、職場で怒りをぶつけられる損な役回りから抜け出す方法になります。

ずっと耐えてばかりだと、周囲の人がどんどんエスカレートする場合があります。勤務態度は悪くないのに、上司やお局が厳しすぎるときは、我慢しすぎないでつらい気持ちを表現してみることです。

簡単なのは、怒られたときに悲しい表情をしたり、すごくへこんでいる様子をアピールすることです。「つらいです」と、ストレートに伝えるのもいいです。本当に苦しいときは、社会人でも泣いていいと思います。

自分は悪くないのに怒られ続けるときは

ストレス解消に、八つ当たりで怒りやすい人にイライラをぶつけるような大人も実際います。人は理不尽に怒られ続けると、思考停止して相手を怒らせないためだけの行動をとろうとします(言いなりになる)。

仕事をまじめにやっているにもかかわらず、本当に何をやっても怒られるなら、常にひどい扱いを受けていて、もう限界で辞めたいと感じているなら、無理をしないで自分を大切にすることを考えてください。

不当に怒られたときは、自分は悪くないという、自分の正当な怒りを信じてください。機嫌の悪い相手の扱い方も、人から怒りをぶつけられやすいキャラからの脱出に役立つ記事です。チェックしてみてください。

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