攻撃的な人の心理と対処法|背景にある意外な特徴と末路を解説

拳を突き出すポーズをとる男性の写真

あなたの身近に、やたらと攻撃的な性格の男性・女性はいませんか?すぐ喧嘩腰になる人や、気に入らない人を攻撃する人のことです。パワハラ気質の上司や喧嘩口調の先輩が職場にいると、仕事で疲れるでしょう。

上司に食ってかかる部下や挑発的な後輩も、関わり方に苦慮しますよね。ご近所の短気なおじさんや自分を敵視してくるおばさんの存在も、気が休まらず困ります。SNSで煽ってくる人に悲しい思いをさせられることも。

今回は攻撃的な人の心理と特徴・末路、攻撃してくる人がかわいそうな理由、いちいち突っかかってくる人の対処法がわかる心理学です。いつも喧嘩腰の人は、臆病なだけだと思い気にしないのが、スルーする対応です。

攻撃的な人の特徴とは

攻撃的な人間は、他人のささいな言動を悪く受け取りやすい気質にあります。なぜなら、敵意帰属バイアスが強いからです。「敵意バイアス」とは、他人の曖昧な行動や発言を、敵意や悪意のあるものだと解釈してしまう認知バイアスのことです。

例えば、自分と無関係のヒソヒソ話を「私の悪口を言っている!」と感じたり、人ごみを歩いていてぶつかった相手に、「わざとぶつかってきたんだ!」と考えるような思考の癖です。

上司に食ってかかってくる部下・新人は、ちょっと注意されたり反論されただけで、「私を見下しているんだ」「私のことが嫌いだから言ってくるんだ」と感じて、すごく反抗的になるわけです。

車の運転中にほかのドライバーの運転にキレる人や、店員の対応に突然怒鳴り散らす客も、「わざと邪魔された」「自分のことをバカにしているのか」と勝手に想像して激怒するということです。

自分にだけやたらと突っかかってくる人がいるなら、あなたへの劣等感や嫉妬心から、言葉尻をとらえているとも考えられます。好きな人に急に攻撃的になる男性や女性は、彼氏・彼女や夫・妻との何気ない会話に、「自分に不満があるんだ」「私が悪いと言っている」と思いやすいのです。

ネットで人を煽る人の心理

ネットで攻撃的な人の原因にも、敵意帰属バイアスが関係しています。掲示板やオンラインゲームのチャットで喧嘩する人たちは、自分と意見の違う書き込みや発言は、自身への攻撃だと感じます。

SNSの投稿でも、自分が名指しされているわけでもないのに、相手の言葉は私のことを言っている(自分が批判されている)と無意識に感じて、絡んでくる人がいます。さらに、他人の発言を勝手に悪意のある内容だと解釈して、噛みついてくる人もいます。

そんなふうに人によく噛みつくのはなんでかというと、特定の性別や趣味・思想が嫌いというふうに、自分が他人に敵意を抱いているからです。その人自身が攻撃性の高い人間だから、他人の言動の中にも相手を攻撃する意図が含まれているものだと考えてしまいます。

また、日常生活でムシャクシャすることがあり、誰でもいいから怒りをぶつけたいといった動機から、掲示板やコメント欄でいつも誰かを攻撃する人もいます。ネット上で煽る人は、ネット弁慶といえます。

オンラインでのやり取りはお互いの顔が見えないし、直接対決しないで発言できるため、没個性化といって人からの評価を気にする意識が希薄になります。その分、気持ちが大きくなるので、誰彼構わず突っかかるようなことをしてしまいます。

常に喧嘩腰な人の実は臆病な理由とその末路

「弱い犬ほどよく吠える」ということわざがありますよね。犬は、攻撃するために外敵に吠えるわけではありません。臆病で敵のことが怖いから、自分から遠ざけるための威嚇で吠えているのです。

好戦的な人もまた、恐れを抱いているから、無意識に喧嘩腰な態度をとります。恐れているのは、自分が人から攻撃されることです。対人関係における攻撃とは、怒られたり下に見られたり、嫌われたり悪者にされることを指します。

初対面の相手でも喧嘩腰でしか話ができないような人は、穏やかな状態でいたら人から嫌なことをされると考えています。周りは敵だらけだと感じており、先手必勝で自分のほうから攻撃を仕掛けてくるというわけです。

長年、周囲に横柄な態度をとってきた人は、自身への仕返しや追及を恐れるようになります。そのため、他者を押さえつけようとして、ますます乱暴な話し方・態度になっていくことがあります。

そして待っているのは、数少ない味方すら離れていくという因果応報です。疑心暗鬼に陥り、身近な人ですら誰も信用できなくなって孤立化する傾向にあるのが、人に攻撃的な人の末路といえます。

自分を攻撃してくる人の対処法

すぐ攻撃的になる人は敵意帰属バイアスによって思考が支配されているので、相手の間違いを指摘しても、しつこく絡んでくるから正論でねじ伏せようとしても、あなたから攻撃されていると思うだけで話が通じません。

だから、売られた喧嘩は買わないことが大事です。この人は敵意帰属バイアスによって一人で勝手に怒っているだけで、戦う理由はないと考える(そもそも喧嘩を売られていると思わない)のが、相手にしない方法です。

挑発してくる人の目的は、相手が怒ってきたから私は反撃したという、ストレス発散のために他人を攻撃する理屈がほしい場合もあります。挑発に乗らないで、冷静沈着に攻略するには、自分自身も攻撃的にならないようにします。

接客業で喧嘩腰な話し方をする人に当たったときや、ネットで煽り口調のやつに絡まれたときなんかは、何か嫌なことでもあったのかなと思い、深く悩まないで放っておくことも、人から一方的に攻撃されたときにダメージを受け流すためのスキルです。

平気で人を攻撃する人に攻撃されない対応法

攻撃欲の強い人たちは、自身が攻撃されることを恐れています。だから、会社や学校で無用なバトルを避けるには、こちらに攻撃の意思はないと示すことです。つまりは、友好的な態度で接するのです。

別に過剰に仲よくしようとしたり、ペコペコする必要はありません。あいさつのときに軽く微笑むだけでいいのです。笑顔は、こちらに敵意がないことを表明するよい手段です。

特に、自分にだけ攻撃的な人をかわすには、あなたと争うつもりはないという気持ちで接します。ポイントは、おびえるでも迎合するでも防衛的になるでもなく、フラットな態度で対応することです。

これは、好戦的な性格の同僚(お局)や、喧嘩腰の言い方をする友人(ママ友)との付き合い方です。知らない人からの煽り行為は、目を合わせないようにして無視することが身を守る方法です。

たとえ知り合いでも、面倒くさいならいっそ距離を置くほうが安全です。ただし、顔見知りの場合はあからさまに避けると、相手が敵意バイアスを発動して過剰反応するおそれがあるので注意が必要です。

人に食ってかかる人との接し方はデリケートに扱う

いきなり喧嘩腰になる人は、他者の言動に過敏で誤解しやすいです。仕事などで、どうしても注意や説教・アドバイスをしないといけないときは、相手への個人攻撃だと思わせないことが大切です。

具体的には、「みんなに言っていることなんだけど」「怒らないでね」「落ち着いて聞いて」「あなたの助けになりたいから言うね」といったクッション言葉を添えることで、本題に入る前に相手を安心させます。

それでも喧嘩腰で話す人は、ささいなことから腹を立てている可能性があるので、「大丈夫ですか?」「落ち着いてください」と気づかいを見せ、怒らせるつもりはなかったことを説明し相手の怒りを静めます。

攻撃的な口調の人は、自分が喧嘩腰になっていることにその瞬間は気づいていない(後で自己嫌悪に陥ることもよくある)ので、家族や恋人・友達といったフランクな間柄なら、「私、何かした?」「怒るようなことじゃないでしょ?」と問いかけるのもよいです。

いつも喧嘩腰の人のかわいそうな生い立ち

敵意帰属バイアスが強くなる背景には、クラスメイトからわれることが多かった、実際に悪口を言われていた、いじめや仲間はずれにあった、育ち(親子関係)や過去の恋愛の問題など、心が傷つく体験があります。

攻撃性の高い人は、トラウマを抱えているため、人の言葉や態度に傷つきやすい可能性が大きいのです。この人はかわいそうな生い立ちなのかもしれないと考えてみるのも、喧嘩っ早い人を苦手と思わなくなる対策です。

攻撃をされやすい人の共通点や、言い方にトゲがある人の心理と特徴も、他人に攻撃的になりやすい人の撃退に役立ちます。自分のすぐに喧嘩腰になる癖を直したい人には、短気な人の原因と改善法をおすすめします。

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