短気の直し方|心理学でわかる短気な人になる原因と具体的な改善法
すぐにキレる男性は怖いです。感情の起伏が激しい女性と付き合うのは疲れます。気が短いと、避けられたり嫌われることが増えます。また、怒ることが多いと、それ自体がストレスになります。
短気は損気というように、よく怒る癖は短所となるので直したいものです。子供時代の欲求不満が、短気な人になる原因です。怒りっぽい性格を自力で改善するには、我慢ではなく本音を意識するトレーニングをします。
すぐカッとなるのをやめたいと思っているのに、ささいなことで怒ってしまう自分に後悔する方、人に怒らないようになりたいなら、続きをお読みください。ここに、キレやすい人の特徴と短気の直し方を記しています。
短気な人の特徴
心理学では、怒りは二次感情といわれています。怒りはとても激しい感情なので、別の感情を覆い隠してしまう役割をすることがあるのです。そして怒りの下には大抵、悲しみや傷つき、寂しさ、恐れ、恥、苦しさといった一次感情があります。
心の防衛として、怒りは用いられます。短気な人とは、ネガティブな気持ちを認めるのや表現するのがつらいときに、自分の心を守ろうとして無意識に本音を怒りで隠そうとするのです。
キレやすい男性は、弱さを見せることを恥ずかしいと思っており、不安になったときや人間関係で傷ついたときに怒ってしまうことが多いです。また、恋人にヒステリックになることが多い女性の怒りの裏側には、もっと大切にされたいという寂しさがあります。
短気な性格の人がよくキレる心理「気持ちを表現できない」
子供は、癇癪を起こすことで自分の欲求を伝えようとするところがあります。瞬間湯沸かし器みたいな人も、激高することで、他人に自分の言うことを聞いてもらおとします。大人になってもキレ癖や八つ当たり癖があるのは、精神的な幼さの表れです。
子供の癇癪は、自分の気持ちを伝える力がつたないことによるものです。すぐ怒る性格の人も伝える能力が低くく、他人に気持ちをわかってもらいたいときに、怒ることでしか自分の気持ちを伝えられない傾向にあります。
伝える技術が低いのはどうしてかというと、自身の本音=一次感情を意識できないからです。さらに、大人の癇癪持ちになるのには、幼少期に親に十分に甘えられなかったことも関係している可能性があります。
なぜ怒りっぽい性格になるのか?
厳しい家庭で育てられた人にはきっと、両親に言うことを聞いてもらえなかった不満があるでしょう。友達に仲間はずれにされて泣いているときに、父親・母親に「泣くな!」と叱られたら、子供はとても傷つきます。
子供は、親や身近な大人に自分の気持ちを受け止めてもらえることで、大切にされていると感じ、甘えの欲求(愛情欲求)を満たせます。反対に幼少期に親に気持ちをわかってもらえなかった人の深層心理には、子供時代の満たされない思いがずっと残ることになります。
だから、友人や同僚の中の優しい人、夫・妻や彼氏・彼女といった好きな人に甘えようとして(自分の気持ちをわかってもらいたくて)、感情をぶつけてしまうわけです。大人になった今も甘えの欲求が解消されないので、常に欲求不満で感情のコントロールができないのが、短気な性格になる原因です。
怒りっぽい人は、他人に自分の気持ちをわかってもらえていない、大切にされていないと感じるような瞬間に怒りを抑えられないことがあります。理由は、親にわかってもらえなかった悲しみが想起されるからです。そして、その大きな悲しみを意識しないように、二次感情である怒りが使われているのです。
短気を直す方法
怒りの沸点が低い気質を矯正するコツは、不愉快さの下にある一次感情に気づけるようになることです。短気な性格を克服する具体的な訓練として、「悲しい」「寂しい」「悔しい」「怖い」などの一次感情に注目して、自分が腹を立てていた本当の理由をノートに分析してみるといいです。
例えば、友人の一言にバカにされたと感じて怒ってしまうときは、本当は傷ついたからでしょう。部下や後輩のよくあるミスにも激怒してしまうなら、仕事の心配や不安の強さが怒りの正体かもしれません。
上司や先輩に注意されたときにムカついてしまうのは、自分のがんばりが認められていないようで悲しいからかもです。家庭で毎日怒ってばかりいる人は、家族の中でないがしろにされているようで寂しいのかもしれません(あるいは、職場や学校のストレスで苦しい、助けてほしい)。
実際に日常生活で怒りを感じたときは、いきなり怒る前に自分の本音(一次感情)を意識することを習慣にして、感情のセルフコントロールを身につけましょう。第一感情を意識できた段階で、自分の怒りが理不尽なものだったと気づいたり、別に怒るほどのことではないと思い、興奮が静まるケースもあります。
感情的にならないための対策は伝えるスキルを磨く
あまり怒らない人になりたいなら、自分の正直な気持ちを伝えられるようになることも大事です。「わかってくれていない」「大切に思われていない」と対人関係で結論を急ぐことは、短気を起こす原因になります。自分がうまく伝えられていないだけで、相手はあなたの気持ちに気づいていないのかもしれません。お互いのコミュニケーション不足もあるでしょう。
「家族の態度がそっけないように感じて寂しいんだ」「今の一言はバカにされているようで悲しかった」「仕事がちゃんできているか心配なんだ」こんなふうに自分の本音を、周囲の人になるべく穏やかな口調で告げます。
コミュニケーションは、興奮しないほうがスムーズに意見を伝えられます。怒りを使わないほうが、相手も聞き入れてくれるでしょう。せっかちなことも、気が短い人の共通点です。横着せずに、まずは落ち着いて対話に取り組むのです。
人に怒らないようにするには怒らない選択をする
気になることがあるときは、冷静に聞く。怒鳴るより、スマートに注意したり諭す。従わせるより、説得する。ちょっとしたことで怒る癖のある人は、別に怒る必要がない場面でも怒っています。温厚になりたいなら、「怒ること」と「怒らないこと」どちらが賢い選択なのか自分なりに考えるのもよいでしょう。
怒りをあらわにするメリットは、「相手に言うことを聞かせられる」「自分を守れる」「感情の発散ができる」などです。デメリットは、「関係が悪くなる」「大切な人が離れていく」「自己嫌悪に苛まれる」でしょう。
怒りを抑制する利点は、「相手に気持ちが伝わりやすい」「人付き合いがうまくいく」「怒って嫌な気分になることが減る」です。欠点は、「怒りを解消できない(ただし、一次感情の特定でたいがいの怒りは消える)」「他人を操作できない」ですね。
怒りを爆発させるより抑えることのほうがメリットが多いと納得できたとき、あなたは以前より温和な人になっています。そして、怒らない対応を実践していくことで、気を長くすると得し、怒りやすいと損をするとより実感できるでしょう。
キレやすい性格の改善法「自分で自分の気持ちを受け止める」
簡単に逆上するような生き方をやめるには、自分の気持ちを受け止めてもらえなかった悲しみを癒やすことが対処法になります。よくキレる人は、親や周りの人たちに気持ちをわかってもらえなかった体験が昔なかったか(特に幼児期~思春期に)、振り返ってみてください。
さらに当時の怒り、怒りの下にある悲しみや寂しさを十分に感じてみます。もしかしたら、あなたがいつもプンスカしていたのは、本当はこの気持ちを誰かにわかってほしかったからなのかもしれません。
そして、過去のあなたのわかってもらえなかった悲しみは、現在の自分がわかってくれた(受け止めてくれた)と思ってみてください。また、あなたの気持ちを受け止めてくれそうな、身近な信頼できる人に実際にその話を聞いてもらうのもいいでしょう。
すぐ怒ってしまう自分を変えたい人へ
もう怒りたくないと思っていても、この先もついカッとなってしまうことはおそらくあるでしょう。けれどそれも、たまになら仕方のないことです。だって喜怒哀楽は、人間の基本的な感情ですもの。
そして自分を責めることは、ストレスになります。ストレスはイライラのもとです。頭に血が上るのを少なくするには、怒ってしまったときに(反省は必要でも)、やたらと自分を責めないことも大切です。
人に腹を立てないための対策、いつも機嫌が悪い人の心理でも、気の短い性格の手放し方を紹介しています。喧嘩腰な人の心理と対応法は、他人にカチンときやすいほかの原因を知りたい方にも役立つ記事です。
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