言い方がきつい人の特徴や育ちとは|言葉がきつい人の対処法と末路も

同僚の男性に激しく注意する女性会社員のイラスト

言い方がきついとは、いかにも厳しい話し方、語気が強いことです。性格がきつい人は、批判めいた物言いやピリピリした態度によって、職場で恐れられます。新人が失敗した際には、詰問口調で指導をしたりします。

言葉にトゲがある夫・妻や、物事をはっきり言う友達も、一緒にいて傷つくことが多いです。本日は、言い方がきつい人の特徴や育ち、その末路に迫りました。さらに、言葉がきつい人が怖いときの対処法もお教えします。

人当たりが強い人との関わり方は、「相手の規律を尊重する」です。自分にだけきつい上司・先輩の対応法は、「しっかり者アピール」です。話し方がきつい人の心理が知りたいという男性・女性はお読みください。

言葉がきつい人の心理

自分の中で許容できない行為をした相手には、「最低だな」ときつい感情を抱くことがあると思います。性格がきつい男性や女性は、日常生活で許せないと感じることが多いのです。

例えば、会社や学校の規則、家庭での決まり事、社会のルールを他者が守らないことが許せず、イライラしてきつい態度をとります。また、公共施設のマナーや接客態度にも厳しく、クレーマー気質なところがあります。

特に仕事や子育て関しては過敏で、同僚のミスや甘え、旦那・嫁の怠慢に非常にきつい物言いをすることがあります。なぜなら、きつい性格の人は、ちゃんとしなければいけないという意識がとても強いからです。

そして他人に、「仕事をなめている」「常識がない」「マナーが悪い」「下品」などのトゲのある言葉を、きつい口調でよく言います。上の立場になると、「無能」「使えない」が口癖のパワハラ体質になる人もいます。

言い方がきつい人の育ちの共通点「厳格さと怠惰」

人にすごくきつい言い方をする人は、厳しい親や祖父母に育てられたと考えられます。家族が礼儀作法の躾にやたらとうるさく、だらしなくしていると叱責されたり、粗相(失敗)があると怒られたりしたのでしょう。

幼少期に厳格な環境で育ったため規範意識が高く、その堅苦しさから険のある話し方になったのです。そして他人の間違いに、「ちゃんとしないとダメでしょ!」と、自分が親にされたようにきつく説教します。

真逆の、父親や母親がだらしない性格だったパターンもあります(兄や姉・親戚の場合も)。仕事が続かない、家事を疎かにする、常識外れといった身内の姿を見て、あんなふうになってはいけないと感じたのです。

無意識にあるちゃんとした人間でいたいという思いはいつしか、「私は(私だけが)ちゃんとしている」「他人はぜんぜんちゃんとやっていない」といった傲慢さへと変わっていき、トゲトゲしい性格が形成されます。

上司や先輩が私にだけきつい理由は頼りないと思われている

上司や先輩・お局さまから自分だけが強く当たられる場合は、相手から頼りなさそうだと思われていることが原因の可能性大です。何か粗相がないか、とても心配で放っておけない部下や後輩・新人なわけです。

あなたが従業員や生徒の立場だったとしても、社長やアルバイト先の店長・学校の先生が頼りないときには、「もっとしっかりしてくださいよ!」という気持ちから、思わず口調が強くなるでしょう。

さらに、美人やイケメン、おとなしい人や童顔の人なんかも、見た目や性格の印象から仕事ができなさそう、社会人として頼りないと決めつけられ、周囲の人たちから理不尽につらく当たられることがあります。

嫁や婿に対して厳しい姑・舅も、相手のことを半人前だと思っているからです。それに、親しい相手の失態には責任を感じやすいので、家族や恋人・親友などからは、強い言葉を浴びせられることが多くなります。

言い方がきつい男性や女性への対応

性格のきつい人をピリピリさせないようにするには、マナーや仕事の手順などをちゃんと守ることが大事です。言葉がきつい人も、すべてのことにおいて厳しくはないはず。その人が潔癖になることに注意しましょう。

そして、辛辣な意見を言われてもムカつかないためには、意地悪や嫌われていると受け取らないことです。相手はただちゃんとしてほしいだけなんだと考えるのが、正論だけどきついものの言い方をする人との接し方です。

また、規則に縛られやすいという特性があるので、「人への言い方に気をつける」「人のミスに寛大になろう」「子供の教育のためにも、穏やかな会話を心がけよう」といった新たなルールを掲げることもいいです。

ただし、仕事にしても恋愛にしても、それがパワハラ・モラハラ並みでつらいときは、無理しないでください。人にすぐきつく当たる人と仲よくするのがしんどいなら、距離を置くなどして関わるのをやめるといいです。

自分にだけ当たりが強い人との付き合い方は頼もしくなる

自分にだけきつい先輩や上司と上手に付き合うには、泣いたり喧嘩腰になって言い返すのではなく、「大丈夫です」「任せてください」といったポジティブな返事をします(基本的な仕事はできる前提で)。

すると先輩・上司は、「それだけ言うなら、やってみてもらおうか」と様子を見るモードに入ります。あなたを頼りないと思っている相手に、しっかりしたところを見せることで、当たりが優しくなるというわけです。

人からきついことを言われたらストレスになるし悲しいでしょうが、ズバズバ言ってくる人は、なんだかんだいって毎回指導してくれています。相手が頼りないと憤るのは、あなたに頼れる人になってほしいからこそです。

また、いちいちきつく当たってくる人はあなたが真剣に取り組んでいないと感じているので、相手が恋人や友人・同級生なら、「これでも精一杯やっているから、見守ってほしい」と伝えてみるのもいいです。

きつい言い方をするのをやめてほしいときの対策はがんばりを認める

人当たりがきつい人は、深層心理では自分がちゃんとしていることを認められたい気持ちが強いです。相手にきつい発言をしないでほしいときは、その人の勤勉さを承認することによって角がとれるケースがあります。

言い方がきつい部下の扱い方は、「〇〇さんは仕事が丁寧だね」「しっかりしているね」などと声かけをするとよいです。トゲのある話し方の親には、「いつもちゃんとしてくれてありがとう」と感謝を伝えます。

まじめだけど言葉づかいがきつい息子・娘(反抗期ならある程度は仕方ないですが)や、人当たりが強い彼氏・彼女には、長所を褒めつつも常にきちんとしていなくてもいいんだよと、心が軽くなる言葉をかけます。

怒ると嫌な言い方しかできない旦那・嫁とのやり取りに疲れたときは、「もうちょっとソフトな口調でお願い」という要望を出します。元来、言いつけを守る優等生タイプなので、案外素直に聞いてくれるかもです。

性格がきつい人の末路

きつい性格の男性や女性は、失敗したりちゃんとできないことがあると、潜在意識では自分のことをすごく責め始めます。そして人間関係の構築も、ちゃんとしないといけないと考えてしまうことの一つです。

日頃の言動で周りから嫌われることで、人とうまくやれない(ちゃんとできない)自分に絶望するのが、言い方がきつい人の末路でもあります。他人も自分も大目に見られない性格によって、本人も苦しむのです。

自他に関わらず細かい点まで気になるというのは、ストレスの多い人生だろうと思うのも、きつい人への苦手意識の克服法です。すぐ攻撃的になる人の特徴と対処法や、言い方がきついのを直す方法も、類似トピックです。

スポンサーリンク