人になめられない方法|なめられる人の特徴と対策の心理学
本日は、人になめられない方法の心理学のお話です。初対面の相手に軽い扱いを受けたり、友達からないがしろにされることが多いなど、世の中には私はどこに行っても、すぐに人から軽んじられると悩む人がいます。
また年上や同年代だけでなく、年下になめられやすい人もいるでしょう。会社やアルバイト先に自分に偉そうな態度をとる生意気な後輩がいたら、仕事がやりづらいだけでなく先輩として悔しいですよね。
そこで、人からなめられる人の特徴やいつも下に見られる理由、軽く扱われる性格の改善法を解説します。なめられたくない男性・女性は、自分の役割を見直す、人付き合いで下に見られない対策をお試しください。
人からなめられやすい人の原因
- 役割の心理
- リーダの役割を与えられると、人はそのように振る舞おうと努力することがあります。父親になるとまじめになる男性や、母親になるとたくましくなる女性もいます。
- 人間の役割行動は、ネガティブに働くこともあります。看守役と囚人役の実験が有名ですが、部下だから上司に逆らえない、いじられキャラには何を言ってもいいと思ってしまうなどもそうです。
- 人からなめられてしまう人は、どこかで自分を大切に扱っていない可能性があります。人を下に見る同僚やママ友はそんな卑屈さを見透かし、「この人は軽く扱ってもいい役割なんだ」と思います。
- さらにその様子を見た周囲の人からも、丁寧な対応をしなくてもいいんだと雑に扱われるようになります。無意識にですが、人はあなたがバカにされる立場を受け入れているように感じるからです。
いつも私だけ扱いが悪いと不満に思っている人には、自分自身を粗末にしているところがありませんか?人をなめた態度の相手に腹を立てるのが、なぜか悪いことのように感じてできないのです。
そうなってしまう理由は、自分は人からひどい扱いを受けても仕方のないダメな人間だと、自身を不当に低く評価する気持ちが潜在意識にあるからではないでしょうか?
自己嫌悪が強いので、自分をなめているやつにムカついても、なかなか言い返せません。面倒な頼まれごとを断ったりするのにも、何も悪くないのに後ろめたさを感じてしまいます。
すると劣等感が強くしょっちゅう誰かを見下げたいと考えている人物に、あいつはバカにできるぞと認識されます。ずるい人たちから、用事を押し付けられる都合のいい存在に思われてしまいます。
人に下に見られる人の共通点
-
怖くない
- 外見は、人の第一印象を決める重要な要素です。身長が低い男性や童顔の女性は怖い感じがしないので、他者から下に見られやすいです。また人間には、人によって態度を変えるところがあります。
- この人ならキレることはないだろうと、おとなしい性格のクラスメイトをやたらとからかう子供は多いです。めったなことでは怒らなそうな、気が弱い人に図々しい態度をとってくる大人もいます。
- 厳つくない容姿や優しい性格、自信のない表情・仕草の人(人前で過剰にビクビクする、他人の顔色をうかがう癖があるなど)に、なにかと甘えて意地悪してくるのが、人をなめる人の特徴です。
-
声量がない
- 声が低いとしっかりしている、気が強い、威厳があると思われやすいです。声が高い場合は、ひょうきんなイメージやルックス以上のかわいらしさを感じることがあります。
- 顔つきや体格と同様に、声もその人のイメージを形成します。そして声質と同じくらい重要なのが、話し方です。ハキハキしている人は、元気で明るい性格だと思ってしまいます。
- そして声が小さい人は、他人に軽視されやすいのです。なぜかというと、力強さを感じないため、人をいじめるような人間に自分より弱いやつだと思われやすいからです。
筋力トレーニングで体格を大きく見せたり、メイクや服装で雰囲気を変えることには限界があります。背が小さいことや幼い顔つきなどの見た目の問題に関しては、あまり気にしないようにしましょう。
声の大きい人は強そうな印象を持たれるので、人からなめられることが少ないです。反対に声が小さくしゃべり方がもごもごしている人は、他人に失礼な接し方をされることが増えるのです。
はっきりしない口調の人には、自信なさげで頼りない印象を抱いてしまいます。人になめられない人になるには、大きな声で話すことです。かといって、いきなり声量を上げるのは難しいですよね。
ならばせめて、語尾までしっかり発音するように意識してください。この技術を用いるだけでも、周囲のあなたに対するイメージは変わります。また口角を少し上げてしゃべることでも、発声がきれいになります。
なめてくる人の対処法
- 毅然とした態度で接する
- 自分を下に見ている人にだって、できていないことや短所はあるでしょう。見くびられやすい人にだって、できていることやよい面があるはずです。あなたはみんなと同じように扱われていいのです。
- もしも人になめられたら、平気な顔をしています。堂々としていれば、職場や学校で他者をなめくさった態度をとる人のほうがおかしなことをしていると、周りの人たちも思うようになるでしょう。
- なめられている相手の顔色をうかがうことは、もうやめましょう。今までは無意識に受け入れていた、押し付けられた見くびられる役割を拒否することが、自分だけを軽く扱う人との付き合い方です。
浜辺になんの変哲もない貝殻が落ちていても、特になんとも思わないですよね。けれど、そのなんの変哲もない貝殻を「これは私の宝物なんです」と言う人がいたらどうでしょう。
その人の持っている貝殻は、丁重に扱わなければと思うはずです。対人関係にもこれと同じことがいえます。自分を宝物のように扱えば、他人もあなたをぞんざいには扱えないものです。
人になめられやすい性格を直すには、自分という存在をもっと尊重しましょう。そのためには、「私はほかの人と同じように、周りから大切に扱われてもいい」と心の中で思ってみてください。
誰にもなめられたくない思いが強いのは、深層心理では、本当は自分を大切にしたいと思っているからです。人からなめられないようにするには、その心の声に従い、卑屈さを克服します。
下に見られやすい性格の直し方
- 得意分野を見つける
- 何かに秀でた人は、周りから一目置かれます。なめられない人になりたいと願うなら、何か一つ特技を身につけたり、知識を豊富にすることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
- なにも仕事や学問・スポーツで、すごい人物にならなければいけないわけではありません。人から下に見られたくないからといって、特殊なものでなくてもぜんぜんかまわないのです。
- 料理が上手、ファッションセンスがある、ゲームや映画に詳しいといった、趣味の分野で得意なことを見つけてもいいのです。笑顔など、あなたの魅力となる要素を磨くのもおすすめです。
人から大切に扱われるためには、一芸に秀でましょう。なぜならハロー効果(後光効果・ハローエラー)とよばれる、一個のポジティブな要因によって全体の評価が上がる心理が人間にはあるからです。
得意なことがある人物は、人に尊敬されます。高学歴の人を有能に違いないと思い込んでしまうのや、運動のできる男女がクラスの人気者になりやすいのはこのためです。
得意なものがわからない人は、得意分野とはあなたの好きなことだと考えてみてください。好きなものを見つけてそれに熱中すれば、人を見下す人との面倒な人間関係から抜け出すこともできるでしょう。
夢中になって人生を楽しむことで、自分をなめてかかってくる相手のことなど無関心になれます。何かをがんばることによって、自信もつきます。気づけば、なめられキャラを手放すことができています。
人から軽く扱われないためには
姿勢のいい人は、堂々としていて自信のある人物に見えます。姿勢がよくない人の場合は、なんだか弱々しく垢抜けない印象を受けます。なめられないようになるには、姿勢の矯正もおすすめです。
軽く胸を張ることが、姿勢をよくするコツです。背筋をピンと伸ばすだけでも、見た目の雰囲気はだいぶ変わります。立ち姿が美しくなり、人から邪険にされることが減ります。
人をバカにする人の心理と対処の仕方も、他人にぞんざいに扱われてしまうことが多い人に役立つ記事です。いじられる立場からの脱出法では、人をいじるのが好きな男女の心理と撃退法を紹介しています。
また、人になめられがちな人は、面倒なことを押し付けられやすい傾向にあります。図々しい人に困っている方は、断るのが苦手な人のための技術に書いてある心理テクニックを参考にしてください。
スポンサーリンク