いじられキャラの特徴とよくいじられる人のストレスからの脱却

左目から涙をこぼす道化師の人形

この記事では、よくいじられる人の特徴と原因を解説し、いじられキャラのつらい毎日から脱却する方法をご指南いたします。いじりについ乗ってしまう、お調子者な性格の直し方もわかります。

いじられたときのうまい返しは、「正論」です。飲み会で笑いのネタにされるのや、友達や恋人にいじられすぎるのが疲れるなら、「マスコットをやめる」といった改善法にチャレンジしてみてください。

人からいじられたくない、茶化されるのが嫌いだという男性、私だけ冷やかされやすい損な立場から抜け出したい女性、人前でおちゃらけてしまうのがストレスなのでやめたい方におすすめです。

いつもいじられる人の理由

いじりには、相手のことをよく知らなくても会話が成立するというメリットがあります。相手の身体的特徴や服装、行動の癖、発言のおかしさなどを指摘すればいいだけだからです。

会社や学校・アルバイト先で、いつもいじられキャラになってしまう人は、口下手で自分のことをあまり話さない、人から話しかけられたら応じるといったタイプではないでしょうか?

いじる人は、基本的にはあなたに興味があります。また、雑談のときに黙りこくっている人に対して、私が何か話しかけなければと気をつかうような人もいます。

しかしあまりしゃべったことのない相手、どんな話題に興味があるのか知らない相手となんの話をしていいかわからないため、手っ取り早く会話を成立させるために見た目や言動について突っ込まれるのです。

周りに冷やかされる人の共通点は周囲への気づかい

笑いには、よくも悪くもシリアスな問題を覆い隠してしまうといった側面があります。特定の誰かをいじることによって、ピリピリした雰囲気が緩和されるのです。

家族間や友達グループ、職場の不穏な空気を察して、マスコット的存在に自らなろうとする人がいます。自分がムードメーカーになって常に雰囲気を明るくしていないと、衝突が起こりそうで不安だからです。

本当は人間関係ですごく無理をしているのに、本音は自分だけいじられるのはしんどいのに、その様子を見た同僚やクラスメイトからは、「あの人はいじられてうれしそうだ」と勘違いされてしまいます。

人からいじられたい人の心理はのけ者にされたくない

茶化されたときに、しぶしぶ乗る性質の人もいます。お調子者になるのはなぜかというと、他人にからかわれやすいことを他者から必要とされていると感じて、実はうれしいからです。

おそらく、幼い頃に仲間はずれにされたりいじめを受けた経験があったり、教室でおちゃらけてクラスメイトから注目を浴びられたことがうれしかった記憶がどこかにあるのでしょう。

過去にそういったトラウマ、あるいはポジティブな体験があったから、人から相手にされるにはいじられキャラにならなければいけないという強い気持ちが、潜在意識に存在しているわけです。

ちょっかいをかけられやすい人の長所

人からいじりたくなる人だと言われることが多い方は、自分が思っているよりも心が広く優しい人柄だと、周囲の人たちから評価されていると推測できます。

ちょっといじっただけで冷たくされそうな人に、気安く茶化すことのできる人はあまりいないからです。上司なのに部下にいじられる、年下や後輩・異性にも突っ込まれやすいという人ほど、その傾向は強まります。

人気者だから、他人にむちゃぶりされる頻度が高い人も存在します。恋愛対象の場合は、天然でちょっかいをかけやすいというのはかわいらしく、モテる要素だといえます。

周りにいじられてばかりいる人を見て、「楽しそう」「同性にも好かれる才能に嫉妬する」「私も愛されキャラになりたい」と、うらやましいと思う人もいます(もちろん、絡まれることには苦労も多いです)。

いじられキャラから抜け出す方法

いじられることを嫌々ながらも受け入れてしまうのは、そのほうがなにかと楽な面もあるからです。自分からは会話を始めなくていいし、周りが勝手に盛り上げてくれます。

人からいじられる人といじられない人の違いは、受け身かどうかにあります。 いじられキャラから脱出したいなら、会話のときに主体性を発揮して、自分から話をすることにチャレンジしてみてください。

だけど提供する話題がない、上手にトークできる自信がないといった方は、聞き上手になるといいです。「この前どうだった?」とか相手に話を振って、聞くだけでもいいのです。

やたらと話のネタにされる人の対策はシリアス

人にいじられない人になるには、おちゃらけないでまじめな返答、大人のトークをすることも意識してみてください。しつこくいじられ続けるのは、それだけおもしろいリアクションを期待できるからです。

いじりに対してまじめな答えを返したり正論を吐いたりしていると、こいつにちゃちゃを入れてもおもしろくない、うまみがないと相手側が思うようになり、いじられなくなるわけです。

ただ、あまりにまじめすぎるのも、逆にそれがいじられてしまう要素になりえます。普段はあまり意識せずに、からかわれたときにだけ、おもしろみのない対応をとるとよいでしょう。

おもしろがられる立場を克服するには

マスコットキャラの脱却には、自分が集団の中で、一人でがんばっていたことに気づきます。また、その集団が抱えている問題を、まっすぐに見つめる(受け止める)ことが大事です。

仕事仲間や友人の中で、誰かを見下して安心したい。両親の不仲など、家族の問題を隠したい。そして、茶化されやすい自分自身の苦悩。問題とは、こういったずっと見て見ぬふりしていたいことです。

そして、己を犠牲にして他人におもしろがられる生き方は、卒業しようと心に決めます。もう茶化されないようにするためには、問題について一度きちんと話し合い、みんなで解決しようとすることも重要です。

お調子者な性格を直す方法

人前でいちいちおちゃらける性格を直したいなら、自分は楽しんでいるのではなく、無理してひょうきんになっていたのではないか?といった視点を持ってみてください。

人に好かれるには嫌な顔をせず、相手に合わせなければいけないと考え、ピエロを演じていたのです。だからこれからは、無理をしない。素の自分で人付き合いをしてもいいんだと思ってください。

もっとリラックスしてコミュニケーションを楽しみましょう。そのためには、わざわざお調子者にならなくても、自分は人から必要とされるし愛されると思うのです。

ちょっかいを出されるのは好意からだと思う

からかわれると、なめられていると感じ腹が立つし傷つく。冷やかされたときに、反応したり相手にするのが面倒くさい。これらが、いじられキャラになりたくない心理ですよね。

けれど、人からいじりたいと思われる人には、利点や尊敬できる面もあります。ちょっかいをかけられるのは、愛されているという受け取り方もできます(好きな人や仲のいい人からなら特に)。

「いいや、私のことが嫌いだから、目が合うと絡んでくるんだ」と思うかもしれませんが、(多少はそういった感情があっても)本気で嫌われているなら、顔も見たくないし話かけたくもないと思われるはずです。

誰かに揶揄されてネガティブになり自尊心が低下したときは、人がいじりやすい人間性のよいところを見てみることや、自分の魅力を認め、褒めるといったアプローチでコンプレックスを解消しましょう。

いじられやすいのが本当にストレスなときは

いじりの切り返し方や受け止め方を紹介しましたが、疲れたなら真顔になったり、そっけない態度をとったり、場合によっては無視することがあってもいいと思います。何より、自分の気持ちを大事にしてください。

人に嫌われたくないからと、我慢して付き合う必要はありません。悲しいときは、笑顔で対応しなくてもいいのです。相手が意地悪な人で精神的に苦痛なら、距離を置くのもよいでしょう。

周りから冷やかされない人になりたいなら、理不尽に我慢しすぎないことも大切です。人をいじる人の心理と対処法や、なめられやすい性格を直すにはも、いじられキャラにならないようにするために役立つ記事です。

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