人をバカにする人の心理|バカにされたときの対処法

人をバカにする顔を描いた卵と不愉快そうな顔を描いた卵

たとえ友達でも、人の容姿や声・服装をからかう人には腹が立ちます。親や兄弟だとしても、自分の好きなものをけなすのはやめてほしいです。人からバカにされることは、きっと誰もが嫌いですよね。

他人に見下されるのはしんどいです。人をコケにする人への対応は、どうすればいいのでしょう?今回はからかわれやすい男性やバカにされたくない女性のための、人からバカにされたときの対処法の心理学です。

優位に立ちたいのが、人をバカにする人の心理です。もうバカにされないようにするには、無反応・無関心です。人を見下す人やからかってくるやつとの接し方は、相手にしないことでストレスを減らせます。

人を小バカにする人の特徴

他人の欠点や失敗を笑う人って、ニヤニヤしていたり自慢げな顔をしたり、うれしそうですよね。何がそんなに楽しいのかというと、嘲笑して優越感に浸れることが気持ちいいのです。

人より優れていると思うには、それなりの能力や実績がいるし、そのための努力もしなければなりません。けれど人をバカにしてからかうことでなら、労せずとも優越感を手に入れられます。

人をバカにすることには、簡単に優越感を得られるというメリットがあります。勝ち誇っていい気分になりたいから、バカにできる誰かがそばにいれば、すぐに人のことをからかいたくなるわけです。

毎日のように上から目線の発言を繰り返す、嫌な感じの同僚。やたらと人をいじる、面倒くさいクラスメイト。会社や学校にいる小バカにしてくる人とは、そうでもしないと自分を誇れないのです。

人をコケにする理由

彼氏や夫が自分の仕事に対してバカにした態度をとる。彼女や妻が趣味を見下してくる。パートナーからこんな扱いを受けるときにありがちな傾向は、相手が深刻な劣等感に苛まれていることです。

劣等感がとても強いのが、人をこき下ろすことが多い人の理由です。潜在意識では自分自身がいちばん自分のことをバカにしているので、コンプレックスを打ち消すために、優越感を得ることが不可欠なのです。

人からコケにされることに耐えられないという人は、相手のそんな優位に立ちたがるさもしい感情に原因があるのだと思えば、けなされたときの感じ方も、また違ってくるのではないでしょうか?

人を見下す人の心理

職場のチームやママ友のグループ内などでは、人間関係におけるマウンティングで、飲み会やお茶会の場で特定の人物をあからさまにバカにし始めるようなことがあります。

みんなで誰かを笑いものにするのは、自分たちはバカにされる側ではなく、する側の人間なんだと安心したいからです。そのためには、話のネタにできる存在がいてくれないと困ります。

相手を貶めることで自分が偉くなった気分になる心の動きを、引き下げの心理といいます。他者を下に見ることによって、まるで自分がその人物より上になったような気持ちになれます。

見下せる人物がいないと都合が悪いから、自分より下を作らないと気がすまない。無理やり他人を引き下げるという目的のために、常に他人のあら探しをして、口癖のように人を見下したことを言うのです。

人をバカ呼ばわりする人の共通点

よくバカ呼ばわりしてくる人は、他者から頭が悪いとかダメなやつだと思われるのを恐れています。バカだアホだというワードにこだわるのは、本人がその言葉をとても気にしているからです。

鼻で笑う人に関しては、自分では他者を見下したい気持ち(あるいは単純に物事がおかしい気持ち)を表に出さないようにしているつもりだけど、それが無意識に露見していると考えられます。

恋人や友人がいつも私だけをバカにするといったパターンでは、相手はあなたに寂しさや嫉妬心を抱いている場合もあります。精神的に未熟だと、好意を抱く人と接するときにひねくれた関わり方をします。

父親・母親にもっと愛されたい子供が、本音を言えなくて親に生意気な口をきくケースや、上司・先輩に評価されたいのにしてもらえない部下や後輩が、口を開けば相手をバカにした発言をする例もあります。

人にバカにされない方法

人をからかうのが好きな人たちは、他人を不愉快にさせる言葉を投げかけたあと、その人物が困惑したり許せないと憤るなどの反応(リアクション)を示すことによって優越感を持ちます。

相手が反応してくれるから、バカにすることがおもしろいのです。誰かにコケにされたときの対処の仕方は、何も反応しないことです。壁に向かって話をして楽しい人はいないでしょう。

人からバカにされない人になるには、何か言われても、かまわないで無視してみてください。なるべく無表情を保ち、自分のことをバカにしてくる相手に対して動揺しないようにします。

なお、相手のことをずっと無視していると、その人との仲が険悪になります。家族など親しい間柄の人物には、ノーリアクションなのは見下されたと感じた瞬間や相手が侮辱的なことを言ってきたときだけにします。

からかってくる人への対応

バカにされないようになるには、相手にとっておもしろくない反応を返すという撃退法もあります。深いため息をつく。目を伏せる。無言になる。何も言わずにその場を離れる。私はうんざりしていると態度で伝えます。

ノンバーバルコミュニケーション利用した、他人をバカにしたい性格の人への対策です。ムッとしてバカにしてきた相手を睨んだり、恐怖におびえるような表情をするのは、動揺したことになるので気をつけてください。

注意点は、中途半端に怒らないことです。寂しい人にとっては、無視されるより怒られるほうがうれしいこともあります。本気で相手をやっつけられるのならいいですが、それができたら苦労はないでしょう。

人からこき下ろされて悔しいからといって、キレたり上手な返しをする必要はありません。相手が「こいつはいじりがいがない」と思えば、あなたのことをバカにしてこなくなるでしょう。

自分を見下している相手との付き合い方

本当に自信のある人は、他人に侮辱的なことは言いません。他人を下に見るやつのことは、劣等感にまみれているから人をバカにせずにはいられない、残念な人だと認識してみてください。

見た目は社会人でも、中身はとても幼稚な大人もいます。自分のことを下に見ている男性や女性の正体が、怖い人ではなく自信のない人とわかれば、腹を立てるのもバカバカしいと、傷ついたりする気持ちもなくなります。

そしてあなたはそれを同じようにバカにするのではなく、相手のことを気の毒に思ってください。バカにされるキャラの克服には、精神的にもケチをつけてくる人を平気になりましょう。

けなされることを怖がらない

年上や先輩にからかわれるのは、疲れるしイライラします。年下や後輩に見下すような発言をされるのも、ムカつくしつらいでしょう。しかし笑いものにされるより、人のことをわざと愚弄するほうが哀れな行為です。

人に見下される人より、人をコケにした人のほうがよっぽど恥ずかしい人間です。そう思えば侮られることも、人から明らかにバカにされていると感じたときにも、前より怒りを覚えず気にしないようになれます。

人から見下されないようにするには、他者の言動で自分自身を引き下げないことです。バカ呼ばわりされる自分が悪いのではなく、相手のほうにこそ問題があると思うことで、けなす人への苦手意識を解消しましょう。

人からバカにされやすい人へのアドバイス

どんなに能力の高い人でも、どれほど立派な生き方をした人でも、その人のことを揶揄する輩はどこかに存在するでしょう。もう誰にもバカにされたくないと思っていても、やっぱり難癖をつけてくる人はいます。

しかしそれは、あなたのせいではありません。相手のパーソナリティの問題です。現在、人からバカにされやすい人も、スルーする力を身につけ、けなしてくる相手のことは上手に受け流していきましょう。

人になめられる性格の直し方や、いじってくる人との接し方にも、見下されやすい立場から抜け出す方法が書いてあります。また、自慢してくる人の心理では、マウントする人の攻略法がわかります。

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