自己嫌悪に陥る原因と解消法｜自分が嫌いになる心理の克服

仕事ができないダメな自分が嫌になる。勉強やダイエットをすぐサボる、甘えた自分が嫌いでしようがない。嘘つきで人の悪口をよく言う、性格の悪い自分に嫌悪感を抱く。

自己嫌悪が止まらない状態から抜け出せないのは、ストレスでつらいです。自分のことが嫌いすぎるせいで、人付き合いや恋愛を避けるような男性や女性もいるでしょう。

今回は、自分が嫌いになる心理の克服の仕方について書きました。自己嫌悪に陥る原因と解消法をお伝えします。自分嫌いを直すには、現実を認めて生きることが大切です。

自己嫌悪に陥りやすい人の心理

• 理想の自分の設定が高すぎる
• 自己嫌悪にかられることが多いなら、それは自分が受け入れられないということです。なぜ自分を拒絶するのかは、理想と現実のギャップがあるからです。
• 理想から外れた行動をとったとき、私たちは自分が恥ずかしくてたまらなくなります。この恥の感情から、自分への怒りや落胆といった自己嫌悪が生まれるのです。
• 理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、自己嫌悪を感じやすくなります。自分への嫌悪感が強すぎる原因は、理想がとても高いことだと考えられます。

自分自身への嫌悪感と恥の感情は、密接に関係しています。自己嫌悪に陥ったときは、「自分が大嫌いなのではなく、恥じているだけ」と考え、ただ反省するのも対策になります。

大人なのに～するのは恥ずかしい。社会人なんだからちゃんとしないと。男はこうあるべき。女は～してはいけない。こんな思考パターンは、自己嫌悪に苛まれる人のマインドです。

自分のことがうとましくてもうどうしたらいいかわからないときは、理想自己が高すぎないか、前述のような固定観念に苦しめられ憂鬱になっていないかチェックしてみましょう。

自分のことが嫌になる理由

• 自己評価が低い
• 自分に対する評価が低いと、理想の自己像との差がそれだけ大きくなります。そしてミスしたり自分の欠点を自覚したときに、自身をひどく批判してしまうのです。
• 自己嫌悪が強い人とは、理想が高くて、なおかつ現実の自分の評価がすごく低いといえます。そうすると、暮らしの中で自分を卑下することがやめられないです。
• このことから、自己蔑視の改善法もおのずとわかります。理想と折り合いをつけ、ありのままの自分を受け入れます。さらに、実際の自分への評価を向上させるのです。

完璧主義が、自分を嫌いになりやすい人の特徴です。自己卑下をやめたいなら、フィクションの人物や有名人といった完璧に見える存在に強く憧れ、影響を受けていないか確認してみましょう。

また、悪いセルフイメージを払しょくするには、自分の取り柄や好きなところを思いつくだけあげます。自分をみじめに感じる人は、これまでの人生でのがんばりを振り返ってみてください。

今までは自分の欠点や失敗にばかり着目していたのを、今日からは自分の長所やできたことにも目を向けましょう。それは己をバカだ無能だと罵ってばかりいるより、ずっと意味のあることです。

自己嫌悪から立ち直る方法

• ヒーローじゃなくていい
• 常にミスすることなく、いつも優しくて、お金持ちで、顔や体型の欠点もない。こんなパーフェクトな人間、現実にはいないですよね。私たちは、超人ではありません。
• できないこともあれば、間違えることもある。失敗や失恋をしたり、寝坊して他人に迷惑もかける。情けない一面や汚い側面を持っているのが、人間のリアルな姿です。
• あなたにも、完璧じゃないところや恥ずかしい面はあって当たり前なのです。自分の見た目に気に入らない部分があるのも、ドラマみたいにうまくいかないのも普通のことです。
• 「私は現実の人間なのだから、ヒーローみたいに完璧じゃなくてもいい」とつぶやき、いたずらに悔やむ癖を手放します。高すぎる理想に押し潰されそうな日の抜け出し方です。

自分の人間性や生活態度に、毎日のように落ち込むときの立ち直り方は、一見甘えや怠け者だと感じる行動も、潜在意識の面では今の自分に必要なことだったのだろうと考えてみてください。

例えば、寝すぎて時間をムダに浪費したことを後悔するなら、疲れていて休息が必要だったと思います。ひきこもりがちな生活をダメだと感じていても、実は家でゆっくりすることを求めているのかもしれないです。

友達がいないことを過度に気にする人の場合は、今の私は一人のほうが気が楽なのかもと思います。ポジティブな考え方が、自分の行いにイライラする習慣をやめるトレーニングになります。

自分嫌いの直し方

• あなたが嫌いなあなたを好きな人もいる
• 自分の容姿が本当に嫌い。自分の性格が好きになれない。あなたはそうやって自分を責める。けれどそんなあなただからこそ、好きになった人たちもいるのです。
• その人たちの気持ちを受け取ってみると、自分自身に対する激しい憎しみから脱却し、「私も捨てたもんじゃない」と自分のことを前より好きになれませんか？
• 他者からのよい評価を素直に受け取ることが難しいのも、自分が嫌いな人の共通点です。人の好意は、自分を嫌いになったとき、気持ちを切り替える助けになります。
• 自分の何もかもが嫌で最低な気分の日は、「私のことを好きな人もいる」「悪いところだけじゃなく、いいところだってある」という言葉を思い出してください。

ルックスや性格・癖・生き方など、あなたが自己嫌悪を覚える点に関して家族や恋人・友人に聞いてみると、大して気にしていなかったりすることがあります。

別にネガティブな面があったとしても、周りの人たちはあなたのことが好きです。自分の嫌いな部分を気にしているのは、案外自分だけだったりすることも多いのです。

その事実に気づくことが、自分が嫌になるときの対処法です。かっこ悪い自分がいてもいいと思えると、見栄っ張りになったり現実逃避する心も癒やされます。

昔の自分が嫌いで仕方ない人へ

過去の自分を許せない気持ちが強い場合は、現在の私はその時より成長できたと考えます。子供の頃わがままだった自分が好きじゃないケースでは、今はそれがダメなことに気づけるようになったと思ってみましょう。

自己嫌悪の強い人は、自尊感情が低い傾向にあります。自尊心を高める方法に書いてあるアドバイスも、自分が嫌いな気持ちを減らすのに役立つでしょう。

また、自分を好きになれない性格を直したい人へも、関連性の深い記事です。同じ負の感情である劣等感については、コンプレックスを乗り越える心理学をご覧ください。

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