妬みを消す方法とは?妬み嫉みの強い人の心理と特徴を解説!
かわいい子やモテる友達を妬みやすい。クラスの人気者の同級生や、出世街道を歩む同僚をよくひがんでしまう。勉強ができる人、運動能力がある人がうらやましい。裕福なママ友をやっかんでばかりいる。
今日は、妬み嫉みの強い人の心理についてのお話です。いつも人を妬んでしまう男性・女性の理由は、「自分自身や他者に対する決めつけ」です。妬みを消す方法は、「価値観を変える」です。
また、ひがみっぽい性格を直したいなら、「やっかむより努力する」です。妬みっぽい人の心理が知りたい、他人の成功をうらやんでばかりいる人生をやめたい、妬み嫉みをなくしたいという方はご覧ください。
他人を妬む原因
羨望(エンヴィー)とは、高価な品物や優れた容姿・スポーツや芸術の才能といった自分が欲しいものを他者が持つことにうらやましさを感じたり、相手がそれを失えばいいと怒りや憎しみを覚える気持ちです。
人のものが欲しくなるのは、相手と同じもの(お金やルックス、学力など)がない私は、幸福にはなれない(同じように贅沢できない、愛されない、いい人生を送れない)と、無意識に感じているからです。
何かを渇望するのは、それがとても価値あるものだからです。だとしたら、がんばって欲しいものを手に入れればいいのに、妬み深い人は他人を妬んでばかりいて努力しないです。
なぜなら、自分には手に入らないものだと決めつけているからです。「どうせ成功できない」「私はかわいくないし」「自分は頭がよくない」「陽気なキャラにはなれない」と、自分にレッテルを貼っているのです。
妬み嫉みが激しい人の特徴は自制的
仮に欲しいものが絶対に手に入らないとしたら、つらいけど我慢するほかないです。羨望心が強い人は、禁欲的にならざるをえないのです。贅沢したい欲望を抑え節約し、才能がないからと夢を見ないです。
なのに妬ましい相手は、我慢することなく魅力的なものを所持し、それによって人生をおう歌しているように見えます。恵まれている人が幸せを見せびらかしているように感じるのが、相手に反感を覚えるわけです。
そして、すぐにレッテル貼りをする性格から、自分を負け組、他人を勝ち組だと認定します。そうした敗北感もあって、日頃のうっぷんを晴らすために、やっかみ半分で裕福層や有名人をネットで攻撃します。
ジェラシーとエンヴィーの違い
心理学的には、嫉妬心は自分のものだと思っている愛情や地位などを取られることに不安を抱く感情とされています。ジェラシーはライバルに向けられ、根底には好きな人への愛や仕事への情熱などがあります。
対して羨望心は、他人が所有している自分にはないものを欲しいと思う感情です。エンヴィーはより多くの対象に眼差しが向けられる、人にあって自分にないことに危機感を抱き、相手の破滅を願う衝動といえます。
他人を貶めるための偏見を生む原因や、有名人のスキャンダルを喜ぶ大衆の心理にも、妬み嫉みは関係していると考えられます。なお一般的には、嫉妬と妬みは同じ意味の言葉として使われることが多いです。
羨望心の利点とは?
妬み嫉み、そしてひがみという負の感情にもしメリットがあるなら、それはあなたの求めているものの答えは何かを、あなたが羨望する人物を通して教えてくれる点でしょう。
裕福な隣人をやっかんでしまうときは、自分が今以上にお金持ちだったらいいのにと思っています。きれいな人やかっこいい人をうらやんでしまうケースでは、自分の見た目をもっとよくしたいと考えています。
絵や歌がうまい人をひがんでしまうのは、才能を求めているからです。しかし、運や環境を理由にしてあきらめてしまうのが(実際、それらも人生には関係してきますが)、人のことを妬む人の共通点なのです。
他人を妬まない方法
ルックスは生まれつきのものだけでなく、改善できる部分もあります。美男美女をひがむ人は、美容やメイク・ファッションを研究してみましょう。また、内面の美しさが外見に表れることもあります。
いい車やマイホームの所有者を妬んでばかりいるのをやめるには、コツコツ貯金します。仕事ができる人をやっかむ自分が嫌いなら、スキルを磨きましょう。才能だって、鍛錬によって開花するケースがあります。
無理だと思わないで、努力すればいつか欲しいものが手に入る、なりたい自分に近づけるかもしれないと思うこと。自分にもきっといいことがあるという希望的観測こそが、人を妬まないようにする生き方になります。
がんばった結果、理想どおりのものは手に入らなかったとしても、今よりいいものが獲得できるかもしれません。何より、一生懸命になれた経験によって、自分の人生も捨てたもんじゃないと思えるはずです。
人を妬まない人になるには自分に正直になる
相手は何も悪くないのに、育ちがいい人とか富や名声を手にした人にイライラする場合は、「私もあんなふうになりたい」「自分も同じようなことをしてみたい」と感じていないか、心の中を探ってみます。
優秀な人や魅力的な人をやっかまないで自分もがんばろうと思えるには、本音を認めることです。さらに、ひがみ根性を手放すには、恵まれている人だって運やコネだけでなく、努力もしているんだと思います。
裕福な人だって、必死に働いたから今があるのかもしれません。モテる人も、スタイルをキープするためにダイエットしているかもです。高学歴な人やいい会社に入った人も、相当勉強したのでしょう。
人を妬む人と妬まない人の違いは、他者への憧れを素直に認められることだといえます。すごいと思う人を見習うことによって、相手のいいところを自分の中に取り入れようとする前向きな習慣を持てます。
人をひがんでしまうときの対処法は別のことで解消する
人を妬むことが癖になっている人は、我慢しすぎないで生活を楽しむことです。禁欲主義を美徳だと思いすぎていないか、やりたいことをやり、欲しいものを買うことを悪だと思っていないか考えてみましょう。
ただ、人と同じものが欲しいと思っても、現実的に今の自分には手が届かないケースもありますよね。その場合は、別のもので欲求を満たすこと、ポジティブな意味での代償行為が、妬み嫉みを減らす対策になります。
ブランド品やジュエリーを持っている人をひがむようなことをなくすには、自分に購入できるもので満足します。SNSでよく旅行している人を見てやっかむのをやめられないなら、行ける範囲の所で遊びましょう。
妬みっぽい性格を直すには価値観の変革
他人の持つ価値あるものが欲しくなるなら、自分の価値判断を変えることも、羨望心を手放す方法です。ほかにもいいものがあるのなら、今までひがんでいたことも、そこまでうらやましくはないです。
「お金があることは大事だけど、贅沢するよりも、平凡でも本当に好きなことを楽しむほうがいい」「たくさんの人に好かれることはステキだけど、最愛の人ができて、その人から愛されるほうがいい」
こんなふうに、物事の見解を改めることによって人をひがまないようにする方法のポイントは、「あんなものいらない」「別に悔しくない」などと、元々うらやましいと感じていたものの価値は否定しないことです。
そして、妬みを消したいなら、自分も価値あるものをすでに持っていると気づいていくことが大切です。自分の価値観を養うことで、人と同じものがなくても幸せになれるのだと悟るときが、いつかくるでしょう。
妬み嫉みの克服法
妬み嫉みの感情をストレートに表現することは、ユーモアとして描写されることも多いですよね。受け入れ、他人を攻撃しなければ、エンヴィーもそこまでネガティブで苦しい気持ちではないのです。
妬みをコントロールするには、まず自分が人を妬んでいることを自覚します。そして妬み嫉みがない人などいないと思って、その感情を抑圧することなく、ピュアに悔しがりましょう。
ジェラシーからくる恨みつらみをなくすには、他人に嫉妬する人の心理と直し方をチェックしてください。また、周りから妬みを受けやすい人は、妬まれやすい人の特徴と対策が役に立ちます。
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