批判ばかりする人の心理と特徴!人に批判されても気にしない方法
なんでも批判する人の会話は、聞いていて疲れますよね。親や恋人・友達のダメ出しに、批判されているように感じて落ち込む人、仕事の悪い口コミを気にしすぎる人、ネットで非難されるのが怖い人もいるでしょう。
今回は、人の批判ばかりする人の心理と特徴の解説です。他人を非難する人の理由はオーバーラップ。人に批判されても気にしない方法は、誰かに悪い評価をされたからといって、それがすべてではないと思うことです。
批判しかしない上司や、人を非難することが多いママ友の気持ちがわからない。人から低評価(Bad)ボタンを押されることが耐えられない。いちいち批判してくる人の対処法が知りたい男性・女性はお読みください。
人を批判する人の理由
批判は間違いや欠点を指摘し、それを正そうとする行為のことです。自分の価値観や正義(主義・主張)に反する人物や問題に関して、人間は厳しい目を向けます。
なぜ過剰反応するのかというと、それだけ劣等感を抱いているからです。自分とは違う他者の思想やポリシーに対して、自らの感性が非難されているように感じるので、正しさの証明をしたくなるのです。
潜在意識には、自分の生き方を認めない世間への怒りや、もしかしたら私が間違っているのかもという自己不信感があります。だから、自分の周囲に起こる出来事をやたらと気にかけ、人のことを批判したがるのです。
いつも批判的な人の共通点は賛同されたい
他人の趣味(筋トレや料理・ファッション)を役に立たないと一方的に否定したり、結婚や子育てなどの慣習に何もいいことがないと激しく反対するのは、賛同を得て師事されたいのです。
嫌いな人のSNS・Youtubeを批判するためにわざわざ見る輩なんかは、自分の考えが間違っていないことを証明したくて、あら探しをしているのでしょう。さらには、成功者への妬みから相手を罵倒する者もいます。
自分の好むものが世間に認められていない不満から、人気の有名人や流行の漫画・音楽に関して常にアンチ的な立場でコメントする人はもいます。ほかを下げることによって、好きなものを擁護する人です。
職場で得意になって上司を批判する部下は、自分を正当化したり優秀さアピールできた気になれるから。無責任に相手を叩くことには、自信がないときでも簡単に自分が正しいと思えるというメリットがあります。
人を非難する人は感情移入しやすい
非難することは他者を責めるという、より攻撃的な意味合いを持ちます。自分が何かされたわけではないのに腹の立つのは、自分自身の体験と重ね合わせているせいです。
例えば自身や友人が旦那・嫁に浮気された人は、芸能人の不倫報道にネガティブになるでしょう。身近にいるいけ好かないやつと似た言動のネットユーザーに、イライラするようなこともあります。
横から口を出して他人のことを非難ばかりする人は、似たような目にあった苦しみや自己嫌悪、普段から憤っている事柄があり、自分のことのように感じて問題を放っておけないと考えられます。
部下や後輩・子供・無知な人にダメだった頃の自分を投影して、説教したがる上司や先輩・大人・有識者もいます。昔の自分を否定することで、私は過去を乗り越え、成長したと思うタイプです。
被害者を責める心理「公正世界仮説」
事件や事故の被害者を悪く言う人の心理はどうでしょう?そこには、公正世界仮説(公正世界信念・公正性の信奉)という認知バイアスが関係しています。
公正世界仮説とは、「私たちの生きる世界は、公平で秩序のあるものだ。だから正しい行いをしていれば悪いことなど起こらない」と信じたいマインド(思い込み)のことです。
被害者にもきっと落ち度があったと責める、会社で悪い噂を流された人を「火のないところに煙は立たない」と叩く、学校でいじめられている人に「いじめられるほうにも問題がある」と批判をするなどが典型例です。
そういったバイアスをかけないと、私たちの社会は公平ではないのかもしれないという疑念によって生じるわだかまりを解消できなくなり、自分もいつ理由なく不幸になるかわからないと不安に襲われるのです。
人に批判される人の特徴
悪口や噂話と同じく、誰もが批判を受けるものですが、その中でも人から批判されやすい人もいます。世間一般によくないとされているものやルールから外れたものが、バッシングの対象になりやすいです。
マナー・モラルに欠ける人は、他者を不愉快にします。新しいことを始める人は、予想外の行動を周りが危惧し批判を受けやすいです。世の中を変えようとする人を、変化を強要し平穏を乱す者ととらえる人もいます。
社会の価値観・倫理観は流動的で、時代が変わっても古いものに縛られているような、いつまでも変わらない人が叩かれることも。そして他者批判が好きな人も、人の気分を害するので非難される人になりえます。
人から批判されたときの対処法
正義は、人の数だけあります。だからあなたと他人の価値観や信念に、違うところがあるのは当たり前なのです。人から批判されたら、それはあくまで一つの意見・感想として受け止めます。
批判に打たれ強くなるには、0か1かで考えるメンタルを克服します。相手がすべて正しいわけではない、自分にはいいところもあるし支持者もいるとよい評価も受け入れる練習をしましょう。
自分のことをいちばん知っているのは自分だから、人の意見に振り回されないで我が道を行くというのも、すぐに批判するやつに負けない方法です。批判だけする人の言葉より、自分の正義(がんばり)を信じるのです。
嫌われたと思わないことで悪い評価にへこまない
批判の声を全部敵と見なすのは、かえってストレスになるのでよくないです。反対意見に耳を傾け、相手の言うことにも一理あると批判から学ぶ、素直に反省するのも、つらい気持ちを乗り越える方法です。
他人の評価ばかり気にする人は、人から批判を受けたときに、自分という人間を全否定された気分になるのです。だから悪い評判を過剰に心配したり、受け入れられないでムキになって反論してしまうわけです。
誰かに批判的な言葉を投げかけられたときは、あなたという人間を嫌っているのではなく特定の行動や発言に相手は憤りを覚えた、全体ではなく一部を批判されているのだと考えてみてください。
他人に非難されたときの対応は真に受けない
相手の言っていることが間違っているケースもあります。事情をよく知らないのに言ってきたり、勘違いや思い込みで非難してくる人です。それに、多数派の意見が常に正解とは限りません。
世間が怒っているから自分も批判したいと思う人、メディアに扇動されて非難してしまう人もいます。日頃のうっぷんを晴らすために、怒りたいから、怒りに満ちているから他者を誹謗中傷する人たちもいます。
ずっと何かを批判している人は、他者攻撃に依存しているともいえます。理不尽なバッシングは相手にしないことです。また、気に病むくらいなら無理に見ないのも気にしないようにする対策です。
人の批判ばかりする夫や妻、彼氏・彼女との付き合い方は、ダメ出しばかりするのは自己投影を疑います。そして、非難する側にだって欠点はある、誰だって完璧ではないんだと思い、受け流すようにします。
人の評価ばかりする人の撃退法
不快だったり脅威に感じている。目立っている。嫉妬されやすい。会社や恋愛でのライバル。ほかの人たちが話題にしている。相手をよく批判するというのは、気になる人で無視できないことでもあります。
好きなもののことも、「もっとこうすればいいのに」となにかと提言したくなります。クリエーターがもし創作を批判されたら、それだけ興味を持たれていると考えるのも落ち込まないでスルーする方法です。
作品の評論に関しては、相手を黙らせるくらいのものを作ってやろうとモチベーションにするのも一つの手です。ちなみに批判と批評の違いは、よい点も含めて客観的に判断されているかどうかにあります。
批判的な意見に弱い人の改善法
批判や反論には悪い面だけでなく、ポジティブな面もあります。声を上げることで、社会がいい方向に動くこともあるからです。そして批評・論評(レビュー)は、その見解が他者の理解や判断の助けになります。
やりすぎもよくないですが、他人が何をしても苦言を呈さない世界も何か違いますよね?表現の自由がないし、批判する者がいないと権力者がやりたい放題の世の中になってしまうかもしれません。
その必要性を考えるのも、批判・非難を浴びるのを恐れない訓練になります。否定ばかりする人への対応、偉そうなことを言う人との接し方も、批判が多い人の心理学と類似のトピックです。チェックしてみてください。
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