彼氏・彼女に依存しない方法|恋愛依存をやめたいときの直し方

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今回は、恋愛依存の心理学です。依存とは、誰かや何かに頼って生活すること、それがなくては生きていけない状態を意味する言葉です。ロマンス第一でほかのことは後回しにしてしまうのが、恋愛体質の特徴です。

彼氏・彼女に甘えすぎてしまう。夫・妻に頼ってばかりの結婚生活。片思いの相手に夢中になりすぎる。恋人に依存するのをやめたい男性や女性へ、好きな人に甘える人の心理と恋愛体質の直し方を解説します。

彼女や彼氏に依存しない方法とは、依存先を増やすことです。人に甘えない方法は、「親への甘えを満たす」です。恋愛以外の人間関係にも応用できるので、他人に依存しやすい状態から抜け出したい方はご覧ください。

彼氏・彼女に依存する人の心理

彼氏・彼女や旦那・嫁に依存しすぎる人とは、他人に頼ってはいけないという気持ちが強いのです。「私は好きな人にすごく甘えているのに、どういうこと?」と思われたかもしれません。

だけど現に今も、相手に頼りすぎてしまう自分はダメだと悩んでいることがその証拠です。普段は、家族や友達・同僚になるべく甘えてはいけないと思いながら生活を送っているとします。

するとその反動で、誰かに思いっきり寄りかかりたいという思いが強くなるのです。そして、自分の中でほかの人より甘えてもいい相手であるパートナーに甘えが一極集中して、依存しすぎてしまうわけです。

親への甘えの欲求が好きな人に甘えてしまう原因

誰かに甘えたいと思う心理には、子供の頃に感じた他者(親)の温もりが関係しています。そして、親への欲求を大人になってから埋めようとするのが、幼少期に甘えられなかった人の共通点です。

恋人に甘えてばかりの男性や女性は、パートナーに父親や母親の代わりを求めている面があるのです。年下が苦手で、年上とばかり付き合う人は特にその傾向が強いです。

小さな子の親に対する甘え方は遠慮がないので、彼女や彼氏にべったりになります。しかし、子供とベタベタしてくる恋人では対応が違ってくるので、満足できずにもっともっと甘えたくなるのです。

恋愛体質の人の特徴は恋愛に逃げている

嗜好品やスマホ・インターネット(SNS)などの趣味に依存してしまうのは、それが日々のストレスを一時的に忘れさせてくれるからです。人によく依存する人も同じで、つらさや寂しさを忘れたいのです。

仕事で評価されることがない。交友関係が狭い。だけど恋愛関係でなら、交際している人が自分を求めてくれる。このように、私には恋愛しかないという気持ちが強いのが、恋愛体質になる人です。

勉強は好きじゃないしスポーツも苦手、特に趣味もないといった、学生時代に楽しみや熱中できることがない環境で片思いの相手への依存がひどくなるのも、恋愛という強烈な感情をもたらすものにハマるせいです。

恋愛依存に陥ることのデメリット

一日中、恋人や片思いの人のことばかり考える。夫や妻になんでも頼ってしまい、相手がいなくなることを考えると不安になる。毎日会いたいしずっと一緒にいたいと考えて、仕事や人間関係に悪影響を及ぼす。

彼女や彼氏に依存しすぎてしんどいと感じる理由は、自分自身のコントロール感覚を失うからです。好きな人に依存することをやめたいのにやめられない、自己矛盾に苦しむのです。

そして、人に依存したくないと思うのは、相手への執着で自分の可能性が狭まるのが怖いからです。また、自立的な人ほど甘えられるのが苦手です。甘えん坊すぎると、恋人に嫌われたり冷められる場合があります。

そんなベタベタされたくない気質の男女も、実は甘えの欲求が満たされていない可能性が大です。自分の中で人に寄りかかることを禁じているので、恋人や夫婦の間柄でも、すぐ依存してくる相手を重く感じるのです。

好きな人に依存しないようにするには

人間は、一人では生きられません。大人になっても、お互いに助け合って(依存し合って)社会生活を送っています。誰にも頼らない生き方を模索するのは無理があるし、完全に依存心をなくす方法もないでしょう。

彼氏・彼女や夫・妻に依存しすぎないためには、適度な依存関係になることです。そのために、ほかにも甘えられる人を増やすのです。頼れる人物が複数いれば甘えが分散され、個人への依存度合いが減るからです。

困ったときは身内にも頼る。寂しいときは友人にも話を聞いてもらう。遊びたいときは同僚にもあたってみる。パートナー以外の人たちにも、もう少し頼ってみましょう。それによって、各々の負担も小さくなります。

彼氏・彼女に甘えないようにするにはぬいぐるみに甘える

好きな人に甘えすぎない方法は、問題の根本にある親に甘えられない寂しさを解消することが肝心です。けれど、大人になってから親に甘えるのって難しいですよね。そんなときは、ぬいぐるみを利用してみます。

人に甘えすぎる人は、ぬいぐるみを抱きしめたり話し相手にするのです(枕やクッションでもOK)。甘えたいのを我慢するより、あなたの中にある欲求を上手に昇華してあげたほうが、スムーズに問題が解決されます。

甘え癖を直すには、単にぬいぐるみにベタベタするのではなく、そこに父親や母親の姿を投影することが重要です。パートナーにさえ言うのがつらい、あなたの本当の寂しさを言葉にしてぶつけてみるのもいいです。

恋愛依存の克服法は現実から逃げない

恋愛に依存する性格を直したいなら、何かに頼りたくなる目的は、現実を忘れるためだということにまず気づきます。そして、自分が今まで恋愛を逃げに使ってきたのを認めることが大切です。

現実を直視することが、恋愛依存をやめたいときの対処法です。虚しい、寂しい、つらいといった、自分が常に感じていたけど見ないようにしてきた気持ちと向き合う必要があります。

さらに、自分が真に恋愛に求めているものは何かを考えます。それはきっと愛し愛されること、幸せになることでしょう。ラブホリックから抜け出すためにこれからは、本当にしたいことに沿った行動を選択します。

恋人に依存したくなる人は地力をつける

いつも彼女や彼氏に甘えるのをやめるには、相手をあてにしすぎないことも大事です。例えば、配偶者や同棲相手に生活面で寄りかかりすぎないように、経済力をつけたり、自分でも家事・育児をやってみます。

やれることが増えると、私は必要な行動を遂行できるという感覚、自己効力感が高まります。自身の可能性を信じられるようになり、人生に充実感を得られるため、依存体質が改善されます。

夫・妻や彼氏・彼女の優しさに甘えすぎている人は、必要なときには助け合える仲になりましょう。他者への甘えを断ち切るのではなく、相互依存の状態を目指すことこそ、精神的に自立したカップルの付き合い方です。

恋愛体質を直す方法

ほかに楽しみを見つけることは、ロマンスがすべてという恋愛第一主義から変わる対策になります。無趣味だという人は、何か打ち込めるものを探してみましょう。仕事や勉強に情熱を持つのもよいですね。

恋愛以外でもポジティブな感情を得ることが、恋愛体質をやめる方法です。これは、遠距離恋愛中の人にもおすすめです。元カレ・元カノへの執着が激しい場合は、交友関係を広めたり出会いを探すのがいいでしょう。

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