メンタルを強くする方法!精神的に弱い人の特徴と原因と改善法
仕事(アルバイト)が続かない。趣味や習い事をいつも途中で投げ出してしまう。他人の辛辣な言葉に弱すぎる。ちょっとしたことでくじけてしまう人やすぐへこむ人のことを、豆腐メンタルとよんだりします。
これは、打たれ弱い性格を直したい男性や、心が強い人に憧れる女性に向けた、メンタルを強くする方法の心理学です。精神的に弱い人の特徴と原因と改善法、折れない心を作るトレーニングを掲載しています。
精神的に強くなるには、自らの力で人生を切り開いていけるという感覚を持つことです。よく挫折することがある子供の心を鍛える子育てや、へこたれやすい夫・妻への対応の仕方が知りたい方もご覧ください。
メンタルが弱い人の心理
メンタルの意味は、精神です。そして精神力とは、心のありようのことです。心が不安定な状態になりやすいのは、ストレスを感じたときでしょう。ストレスに耐性がないのが、メンタルが強くない人だといえます。
ストレス耐性がないのはなぜかというと、レジリエンスが低いからです。レジリエンスとは回復力や耐久力・弾力性といった意味の言葉で、困難な状況を跳ね返す力のことです。
ストレスを跳ね返す力が弱い理由の一つは、私にはどうにもできないという無力感です。問題と直面したときに、無意識に自分には問題を解決するだけの力がないと思ってしまうのが、心の弱い人の心理です。
挫折しやすい人の共通点は大げさ
試験や就職の面接に落ちても、その次があります。本当に疲れたときは、社会人でも休むことがあってもいいし、ブラックな職場なら退職してよかったはずです。
だけどすぐにくじける人は、たとえ小さなミスやささいな失敗であっても、もう何もかもお終いだと考えてしまいます。精神的にもろいのは、問題に対して深刻になりすぎるせいです。
トラブルや課題を実際よりも大ごとにするから、私の手には負えないと、何事にも挫折してしまうわけです。悪口や批判も深刻に受け取ると、それだけダメージが大きくなります。
心が折れるのは周りを頼れないとき
精神的に強くなりたいという人は、なんでも自分一人でやらなければいけないと考えがちです。他者に頼ることを甘えること、依存心が強くなり心が弱くなってしまう行為だと思っているのです。
しかし誰かの助けを借りることによって、物事がスムーズに進むケースは多いです。他人を頼ることができない生き方は、頭が固いだけともいえます。柔軟性に欠ける、心が折れやすい状態なわけです。
家族や恋人・友人に迷惑をかけたくない。世の中には嫌な人しかいないから、誰のことも信じられない。意地っ張りや人間不信は、自分一人ではもうどうしようもないと思ったときに、心が折れてしまう要因です。
打たれ弱い人の生い立ち
父親や母親が息子・娘に対して過保護になりすぎることも、精神力が弱くなる原因です。親がなんでもやってしまうと、子は自分の生きる力を信頼できなくなり、ピンチに陥ったときパニックになってしまいます。
泣き虫だったり繊細すぎるところを、もっとハートがタフになってほしいとイライラされるなど、幼少期~思春期に両親に自分の短所を常に気にされる環境で育つのもよくないです。
親のその反応を見て、子供は自分はダメなやつなんだと思い込んでしまうからです。人間は、自分を認めてくれる人が存在すると自信が育まれます。反対に認めてくれない人が身近にいると、卑屈になります。
精神的に強くなる方法
メンタルが強くなるには、レジリエンスを高めること、私ならできる(自分には困難を乗り越えるだけの力がある)と思えるようになることです。そのためには、人生を簡単にあきらめないことが肝心です。
あきらめるとは、思考停止と言い換えられます。だから問題をなんとかしようと自分で考える習慣が、心が強くなる訓練になります。今の自分にできることは何か?状況を打破するためには、どうしたらいいでしょう?
前に進むために対策を立てるのです。打開策が希望となり、逃げ出したい気持ちを乗り越え困難に立ち向かうための勇気や、挫折しそうになったときに再起するパワーを獲得できます。
打開策は具体的かつ現実的な案のほうがよいですが、明確な答えが出なくてもかまいません。問題と向き合うことに意味があります。トラブルを解決しようとする姿勢こそ、前向きになるということです。
心を強くするトレーニング
打開策を考えただけで満足してしまう人も中にはいます。実際に行動に移すことも、心の強い人になるためのワークです。例えばテストの点が悪かったのなら、また勉強すればいいでしょう。
野球やサッカー・マラソンなどのスポーツがうまくできないなら、練習法を学び努力します。習い事やダイエットが続かないケースでは、楽しめる点を探したり、やり方を変えてみます。
人間関係や恋愛でへこむことが多いなら、苦手な相手の克服や、自分の性格を直すことに取り組む。実行してもうまくいかなかった場合は、何度でも挑戦する。あるいは、別の道を見つけるのもいいです。
くじけそうになったときの対処法
へこたれそうになったときに不屈の精神を持つには、意識的に楽観的なるようにします。もうダメだと思っているのは、自分だけではないでしょうか?時間がたてば、事態が変化することもあります。
壁にぶつかったときは、「なんとかなる」「よくあること」「きっとうまくいく」などの言葉をつぶやき、潜在意識レベルで自分を勇気づけることで、逆境に負けない強さを身につけるのです。
別に根拠はなくてもいいのです。むしろ根拠のない自信こそ、強靭な精神力の表れといえます。現在が不幸でも、幸せな未来が待っていると希望を持ちましょう。絶望的な状況でこそ、楽天主義は強みになります。
ユーモアを忘れないことも、打たれ強くなる方法です。ユーモアには、ネガティブな感情を受け流す力があります。頭を柔らかくし物事を深刻に考えないことは、気持ちを強く持つことと同じです。
他人に頼ることが折れない心の作り方
本当につらいときは、親や兄弟・姉妹に助けを求めてください。すごく大変なときは、会社の上司や同僚に頼ってもいいのです。芯が強いことと、意固地になるのとは違います。
もしも困ったときには、誰かが助けてくれる。自分は一人じゃないと思う。そうした他者への信頼感が、めげない心を作る方法になります。きっとあなたの力になってくれる、優しい人たちも存在します。
特に若い頃は、自分の力だけでなんとかしようとせず、両親や学校の先生といった信頼できる大人を頼ることは大切です。いじめや意地悪の問題は、一人で悩まず誰かに相談するほうがいいです。
そして助けてくれた人たちが困っているときは、今度はあなたが力になってあげればいいのです。そんな助け合いの輪の精神も、へこたれないコツです。一人より二人のほうが心強いです。三人ならもっとです。
子供のメンタルの鍛え方
息子や娘のメンタルを強くしたいなら、親が一緒になって悩み事の打開策を考えてあげるといいです。その際は、自分の考えを押し付けないよう気をつけてください。あくまでもサポートに徹することです。
悩んでいる夫・妻や彼氏・彼女、壁にぶち当たった友達や新入社員などの力になりたいときにも、「一緒に考えよう」といった言葉をかけるのは、おすすめの接し方です。
子供が精神的に未熟なのは当然のことです。社会人でも、何かしらのトラウマを抱えている人はいます。心のどこかに弱いところがあったとしても、それは悪いことではないのです。
相手のいい面に目を向け、長所を認めましょう。あなたの愛情によって、自然と子供のメンタル面の強化をサポートできます。その愛はきっと、我が子が将来挫折したときに立ち直るための、心の支えになるでしょう。
もっと打たれ強い人になるには
身近に頼れる人が誰もいない場合は、ネットのコンテンツを頼りにするのもいいです。直接的なサポートを受けるのは難しいですが、SNSやブログで他人の考えに触れることが、悩みを解消する助けになります。
なお、ひどい職場やひどい扱いをする人から逃げることは、あきらめではなく避難なのでお間違えなく。また、陰口や説教にいちいちへこまないようにするには、誰にでもある経験だと思うことです。
傷つきやすい性格の直し方では、他人の言葉や態度に傷つく心理を解説しています。なんでもネガティブに考えてへこたれるという方は、ポジティブになる方法をチェックしてみてください。
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