ポジティブになる方法!プラス思考を習慣化するトレーニング

THINK POSITIVE!と書かれた紙を両手で持つ人

プラス思考とは、物事をいいほうに考えることや、なんでも積極的に楽しむ姿勢を指す言葉です。わかりやすくいうと明るい考え方のことで、メンタルが前向きになることを目的とします。

この記事では、ポジティブになる方法の心理学を紹介します。プラス思考を身につけるためのトレーニングは、何事も肯定的にとらえることを習慣化するのや、人生において満足感を得ることです。

もっとポジティブな性格になりたい男性や女性は、ぜひご覧ください。さらに、プラス思考のデメリットや、なかなか前向きになれない自分に疲れるときの対処法が知りたい方にもおすすめです。

ポジティブになれない人の心理

楽観的な人と悲観的な人との違いを表した有名な例は、コップに入った水を「まだ半分もある」と思うか、「もう半分しかない」と思うかという理論です。

ポジティブじゃない人はスポーツや勉強・仕事でのことに関しても、「もう時間がない」「もうできない」「もう取り返しようがない」といった具合に、悲観的な見方ばかりしてしまうのです。

なぜ、楽天的な見方や発展的な発想ができないのかというと、それは自分自身のことを前向きに語れないからです。自己評価が低いと、世界が全部悪く見えます。

プラスに考えられない理由は幸福感のなさ

コップの水を飲めても気分がすっきりせず、もう半分しかないと思ってしまうのは、水を飲んでおいしいかったという満足感がないからでしょう。満足できないのは、それがいい体験ではなかったからです。

プラス思考ができない人は、何事も幸せと思えない性質なのです。自分自身や自分の人生経験について、どうして満足感が低いのかというと、期待を抱きすぎているからです。

潜在意識では、自分はもっと大きなことができるし、もっとハッピーになりたいという思いがあります。そんな隠された貪欲さの影響で、よほどのことじゃないと当たり前に感じてしまい喜べないわけです。

前向きになれない原因は自分以外にもある

無理をしているときも、物事をよい方向に考えることができなくなります。例えば、喧嘩が絶えない夫婦・恋人関係だと、恋愛感情よりもつらい気持ちのほうが強くなるでしょう。

いじめがあるクラスやブラックな会社ではストレスが大きくて、学校生活や業務に張り切れないものです。あまりにも人間性が違いすぎる友達や同僚との付き合いも、楽しさより苦痛が大です。

もっと前向きになりたいと思っても、好きでもないことに前向きに取り組むのは難しいです。そもそも水が好きではないのなら、水に対してポジティブな感想は持てないですよね?

ポジティブな人の特徴

何事もプラスに考える人は前向きな発言が多く、どんなときでも前に進むパワーがあります。また、新しい視点を取り入れ、アイデアを生み出すのが得意です。アクティブなので出会いのチャンスもつかみます。

しかし、そんなメリットしかないように思えるポジティブな性格にも、欠点はあります。適切でないオプティミズム(楽天主義)は、現実逃避的です。楽観的すぎると、リスクを顧みない行動によって損をします。

ポジティブさを能天気になることと勘違いし、何もしなくてもなんとかなるだろうと問題対応を避けるケースもあります。みんなが悲しんでいる場面でも明るく振る舞おうとして、無神経な一言を発してしまうことも。

ポジティブに生きるがモットーな人は、前向きじゃない人物にイライラして批判的になることがあります。前向きな態度を押し付けられるのが面倒くさいから、ポジティブすぎる人が苦手という人もけっこういます。

プラス思考になるには

マイナスの考えが頭をよぎったときに、「いや、まだやれることはある」「まだ挽回できるはず」と、可能性を信じることで悲観的な見方を覆すのが、プラス思考を鍛える訓練になります。

また、自分自身についても悪い言い方で語るのではなく、「けっこうがんばってる」「これならできる」「こんなところも魅力的」と、よい言い方で語ってみることにチャレンジします。

誰もがうらやむ才能はなくとも、己を評価して、ネガティブな世界観を払しょくしましょう。会話のときに後ろ向きな言い方をしてしまう人も、その口癖を前向きな言葉に言い換えられないか練習してみてください。

簡単に前向きな思考になりたいなら、「ピンチはチャンス」「失敗は成功のもと」「始めるのに遅すぎるということはない」といった、ポジティブな言葉を連想してみるだけでもいいです。

ポジティブになりたいなら感謝する

物事をいいほうにとらえるのが難しいのはどうしてかというと、それをよくあることだと思ってしまうからです。ポジティブシンキングのコツは、当たり前だと思わないことです。

ポジティブな人になりたいなら、毎日の暮らしの中でのささいな出来事に、幸福を感じてみましょう。夢のような結果ではないにしても、自分の努力や小さな成功を認めましょう。

日々、感謝することも、ポジティブな心の育て方です。水を飲めたことをありがたく思えたなら、それはいい体験になりますよね?周りの人たち、ささやかな恵み、前向きな生き方に一歩踏み出せたことに感謝します。

前向きになる方法は変化を恐れない

人生が楽しいと思えるかどうかは、人間関係がとても重要になります。意地悪な人とは距離を置き、明るい気分になれる人たちと付き合うことで、自然と前向きになれることがあるのです。

嫌だからといってすぐに投げ出すのもよくありませんが、仕事が苦しすぎるなら、もっと活き活きと働ける職場へ移るのもいいでしょう。環境を整えることも、前向きになれない性格を直す方法です。

本当の気持ちを見ないようにしているせいで、自身を苦しめる状況から抜け出せなくなるパターンもあります。前進思考ができるようになるには、別れや転職をいい方向に考えることも大事です。

物事をいいように考えるには

逆境は成長の機会になります。仕事のミスや試合に負けたこと、試験がダメだったことなど、マイナスの出来事をプラスに変えるには、その経験から次につながる気づきや学びを得ることです。

家族や恋人・友人とぶつかることがあっても、それは関係を深めるきっかけになりえます。コミュニケーションのやり方は、正の感情表現だけがすべてではありません。負の感情表現も重要です。

不幸な出来事には、なるべく見舞われないほうがいいものです。だけどそれも、「平凡な毎日の幸せに気づけるようになった」「人の苦労に共感できる」と、いい解釈をすることができます。

ポジティブ思考に疲れたときの対策

ポジティブになることがしんどいと感じる人は、マイナスなことは一ミリも考えてはダメだと思ってはいませんか?時には落ち込み弱音を吐くことがあっても、それは人として自然な姿でしょう。

何があっても明るく前向きな人でいなければという思いは、焦りや不安を生み、対人面が悪くなる危険があります。たまにポジティブじゃないときがあっても、そんな自分をいちいち責めないようにします。

人間なんだから、なんでもかんでも前向きに考えられなくてもいいと思うことこそ、真にポジティブな思考といえるのではないでしょうか?メンタルの弱さの改善法も、チェックしてみてください。

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