愚痴を言わない方法!文句ばかり言いってしまう原因と直し方

STOP COMPLAININGという文字が書かれた標識

あなたにはつい愚痴ってしまうところがあり、それで友達や仕事仲間に怒られるといったことはないでしょうか?夫や妻によく小言を言ってしまうことは?人前で文句や泣き言を言うのはやめたいものです。

何かあるたびにぼやく自分が情けないという男性や、人生が不満だらけの自分が嫌だという女性は多いと思います。そこで本日は、愚痴を言わない方法や、不満や文句ばかり言ってしまう原因と直し方を考えてみました。

なるべく愚痴をこぼさないようにしたい、不平不満や文句が多い癖を直したい、好きな人に小言を言いたくないという方は、「紙に負の感情を吐き出す」「本当の望みを語る」といった改善法を試してみてください。

愚痴ばかり言ってしまう心理

  • 愚痴を言っても何も変わらない
  • 一時期的に気持ちがスッキリするのが、誰かに愚痴をこぼしてしまう理由ですよね。けれどグチグチと泣き言を言っても、ストレス源がなくなるわけではありません。
  • だからしばらくすると、また愚痴を吐き出したいと思うようになるわけです。うだうだ言い続けてしまう原因とは、他人に聞いてもらっても何も解決しないからです。
  • それがわかっていてなお、ぶつくさ文句を言うのが止まらないときがあるのはなぜでしょう?それは、不平不満を言っていれば何もしなくていいことを、無意識に知っているためです。

愚痴ることには、フラストレーションの発散以外にもメリットが存在します。それは他人との関わり方を見直すことも、夫婦仲をよくすることも、会社で改善提案することも、自分からは動かなくていい点です。

イチャモンをつけている間は、何も行動しなくてよくなるのです。世の中には悩みを解決しようとはせず、何度も同じような文句をつけること、それ自体が目的になってしまっている人もいます。

愚痴っぽい人とは、思ったことをすぐに口に出して感情を吐き出さないと心のバランスをとれない、幼い性格だといえます。感情を安定させるためと問題の直面化を避けるために、不平不満や文句が必要なのです。

不満や文句しか出てこない人の理由

  • 本当に不満に思っていることは別のこと
  • 人は、真に不満を感じている対象とは別のものに怒りをぶつけることがあります。夫や妻に満たされない思いを抱いている人は、子供の愚痴を言うことがあります。
  • 息子(娘)にかまってほしい姑・舅は、嫁(婿)を攻撃することが増えます。自分自身に満足できない気持ちを持つ人は、どこに行っても何をしても不満ばかりになります。
  • 自分では目の前の相手や物事に文句タラタラなつもりでも、本当の感情を表現できていないわけです。だからいつまでたっても、不満はなくならないのです。

人間は、本音を隠すことがよくある生き物です。そのため本当は家族に対して怒りを感じているに、イライラして他人に八つ当たりしてしまうようなことがあります。

無意識ではダメな自分に苛立っているのに、職場の上司や先輩の悪口を言ってしまったり、陰で同僚をくさす回数が増えたり、やたらと社会を批判するようになったりします。

身内や恋人への小言が多いのも、自分自身の心配事やパートナーに対する寂しさといった本心を、ストレートに伝えられないからです。本心を自覚したくないから、ごまかしごまかし小言を並べてしまうのです。

口を開いた途端、次々と批判めいた言葉があふれ出てくるのは、心の中がストレスでいっぱいで我慢ができないからとも考えられます。いくら不満や文句を繰り返し言っても、本当に言いたいことは言えないままです。

愚痴を言わない人の特徴

  • 愚痴を言いたいときもあるけど我慢している
  • デート中にぼやくことが多いと、彼氏・彼女を疲れさせてしまいます。パートナーに毎日不満を嘆いてばかりいると、旦那さんやお嫁さんはうんざりします。
  • 繰り言は人付き合いにおいて、トラブルの引き金となることがあります。愚痴を言わない人になりたいなら、ぼやきたいのは自分だけじゃなく、ほかの人も同じなんだと思ってみてください。
  • その人たちが愚痴をこぼしたいけどこぼさない理由は、どうしてだかわかりますか?弱音を吐くのが嫌いだったり、他人を不快にさせたくないからです。
  • 不満を口にしない人は、きっと自制しているんだろうなと思ってみるのです。そんな他人の強さに気がつけば、私もなるべく愚痴らないようにしようと思えるのではないでしょうか?

すぐ不満を言う人は、部下や後輩からみっともないと思われます。いつもぶつぶつ文句を言っている人は、あまりモテないです。会話のときに愚痴しか言わないような人は、他者に尊敬されないです。

友人に面倒くさいと思われて疎遠になったり、付き合っている人に振られる可能性もあります。自分の不遇を嘆くことが習慣になると、大切な人から嫌われてしまうおそれがあるのです。

くどくどと愚痴を言わない人になるには、現状への不満や他者の文句をたれることのデメリットをあらためて実感することです。そうすれば、人の嫌がる行為はもうこれっきり控えると自然に思えてきます。

愚痴が多い性格を直す方法

  • 愚痴ノートを作る
  • グチグチ言うのはよくないといっても、ネガティブな感情をため込むことにもまた問題です。そこでおすすめなのが、ノートや手帳・メモ用紙などを思いを吐き出す場所にすることです。
  • 苦しい気持ちや他人への文句は、紙に書きなぐるようにしましょう。そうすれば誰にも迷惑をかけずに、自分一人でうっぷんを晴らせます。
  • 好きなときに好きなだけぶうたれる、そんな自分だけの空間を作ることは、他人に愚痴りたいけど愚痴れない性格の人のストレス解消にもおすすめです。
  • 一日の終わりに、日記に今日あった嫌な出来事を綴るのもいいですね。周囲に愚痴をこぼせる相手がいない人には、ぬいぐるみや人形に向かって不満をもらすといった対処法もあります。

紙に言いたいことを書けば、恋人や友達に電話やメールで長時間愚痴を聞かせてしまうことや、ネット上(SNS)に不満をたれ流しするのをやめられないといったこともなくなるでしょう。

人と会うときに事前に紙に気持ちを書いて吐き出しておけば、愚痴を言いたくなる衝動を抑える対策にもなります。楽しい会話や現状をよくするような話し合いをするほうが、話し相手もきっと喜ぶはずです。

もちろん、悲しい出来事があったときに他人に相談に乗ってもらうのは悪いことではないし、つらいときに無理に明るく振る舞う必要はないです。ただ普段は、愚痴るよりは明るい話題を提供したほうがいいです。

不平不満を止められないときの対策

  • 本当に不満に思っている人に怒りを向ける
  • 真に不満を感じている人物への本音が表現できたなら、抑圧された感情が解放され、ほかのことへの不服が少なくなるでしょう。本当に不満に思っている人とは、親しい人物の可能性が大です。
  • なぜなら人間関係の距離が近い人にほど、本音を言うのが怖くなることがあるからです。どうせ言ってもわかってもらえないと、最初から気持ちを伝えるのをあきらめてしまうこともあります。
  • 本人に直接何か言う必要はありません。隠された欲求を自覚し、吐き出すだけでいいのです。ノートに今まで言いたくても言えなかった不満を書いて、潜在意識に閉じ込めた感情を解放します。

親しい人物といわれて思い浮かぶのは、父親や母親・旦那(嫁)・彼氏(彼女)・親友などですよね。また、自分自身に対する不満が、他者への怒りに置き換わっているケースもあるので注意してください。

今まで自分が関係ない他人を感情のはけ口にしていたことがわかったら、反省しましょう。愚痴の聞き役にされるのはしんどいです。不平不満や文句を耳にすると、周りの人は嫌な気分になります。

人に迷惑をかけていた自覚を持ち、次に愚痴をこぼしたくなったときはできるだけ気持ちを飲み込むようにしてください。そして会話の際は、どうせなら実のある話をしたほうがいいと思うようにもしましょう。

文句ばっかり言うのをやめる方法

  • 本音を表現できるようになる
  • どうしても誰かに小言を言いたくなったときは、「寂しい。苦しい。不安だ。自分はダメだ。わかってほしい」といった、あなたの本音を言葉にしてください。
  • 他者の素直な気持ちを聞いて、不愉快に感じる人はあまりいないからです。正直な言葉は、もはや不平不満や文句ではありません。
  • 正直な言葉を言えるようになるには、自分で自分の大変さに気づいてあげるのです。そうすれば、誰かに気持ちをわかってもらいたいという欲求も減らせます。
  • ささいなことで文句を言ってしまう人間から変わりたいのなら、自分のしんどさを他人にわからせようとするのではなく、それは自分自身でわかってあげようと思ってみてください。

不満が多すぎる人生を克服するためには、「素直になること」「自分に優しくなること」そして「感謝すること」が大事です。不平を並べ立てるより、自分の恵まれている点を探してみてください。

あなたの生活には、本当に楽しみや幸せはないのでしょうか?あなたの身の回りの人は、本当に不満しかない存在なのでしょうか?今あるものに感謝するのです。

私の人生もそんなに捨てたもんじゃないと思えるようになると、不満しかない世界の見え方が変わります。今よりもっと自分に満足できるようになり、小さなことにぐずぐず言わなくなるでしょう。

小言を言わないようにするための心理学のまとめ

意識してグチグチ言わないようにしていても、やっぱり誰かに小言を聞いてもらいたいときや、不服をとなえたくなるときはあります。ついつい愚痴を言ってしまったとしても、自分を責めないようにしましょう。

マイナス思考に陥ると、その分ストレスをため込んでしまいます。後悔して落ち込むより、人間なんだからたまには愚痴をこぼしてしまうこともあるくらいに思いましょう。

いつもぼやいてしまう人の心理でも、誰かに愚痴りたい欲求が人一倍強い男女の共通点を解説しています。不平不満や文句を言わないようにするには、悪口・陰口のやめ方も役に立つ記事です。

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