人の悪口を言わない方法!悪口を言ってしまうのをやめるには

割れた鏡を手に持ち自分の口元を映す女性

人のことをとやかく言うのはよくないです。できれば、悪口を言わない人になりたいものです。しかし実生活やネット上(SNS)で、陰口を叩かないようにするなんて私には無理という男性や女性もいるでしょう。

ここでは、人の悪口を言わない方法を書いています。他人を悪く言うことをもうやめたいと思っているけど、つい言ってしまい後悔する人に向けたものです。陰口をやめるコツと悪口に同調しない技術を紹介します。

すぐに人の悪口を言ってしまう癖を直したいなら、私は悪くないと思いたい自分に気づくこと。職場やクラスでの陰口大会に参加したくないなら、話に加わらないことにいい人ぶっていると引け目を感じないことです。

人の悪口ばかり言ってしまう原因

人間の行動には、なんらかの目的があると考えられます。では、人が悪口を言う目的はなんでしょう?それは、自分以外の誰かを悪者にすることです。

他者を悪者にしないといけない理由は、無意識では自分が悪いと感じているからです。つまり自分は悪くないと思いたいときに、他人を叩きたくなるのです。

どこかに嫉妬や自己嫌悪・劣等感・罪悪感があって、そんな自分を認めたくないから、相手のほうがおかしいんだよと人の悪い点を周りに言いたくなるわけです。

人のことをとやかく言いたくなるのはなぜか

例えば人気者の同級生が鼻につくのは、相手と自分を比べているせいです。奔放な身内が気に入らないなら、まじめな生き方を間違っている、その人に関心を寄せられない自分をダメだと感じていませんか?

人間は、自分を責めているときや誰かのせいにしたいときに、人を悪く言ってしまうものです。有名人を叩きたい場合は、正義感にかこつけてフラストレーションを発散したいだけのパターンもあります。

自分の中にある親子関係での理不尽な思いや、友達付き合いでのモヤモヤした気持ち、人生でのストレスを、人を悪く言うことなんかよりもっと健全なやり方で発散できないのが、陰口が好きな人といえます。

他者を悪く言う人は嫌われる?

周りの文句しか言わないような人がそばにいたとして、あなたはその人に好感を持てますか?他人は口には出さなくても、心の中では悪口ばかり言う人のことを性格が悪いと思っているかもです。

人の悪口を言わない人は腹黒いという意見もありますが、ひと事だとしても友人が表ではいい顔をしていて裏ではひどいことを言っていたら、自分も言われているかもと不安になります。

他人の陰口ばっかり言っている人は、周囲の人に信用できないやつだと思われて、嫌われてしまうおそれがあるのです。悪口を言うことが多いと、最悪会社や学校で孤立する場合もあります。

陰口を言う人はモテない?

元カレ・元カノのことをずっと悪く言う男性や女性と、あなたは付き合いたいと思いますか?誰かを誹謗中傷しているときの人間の顔は、お世辞にも魅力的とはいえません。

そして彼氏・彼女や夫・妻から、仕事の不満や人付き合いの愚痴を毎日のように聞かされることに、ほとほとうんざりしているパートナーは多いです。

多くの人は、人を罵らない優しい性格の男女に魅力を感じるものです。人の悪口を言う人は、人に好かれないのです。それどころか、好きな人から軽蔑されることさえあります。

悪口は自分に返ってくるという言葉の意味

誰かを悪く言っている瞬間は、うっぷんを晴らせるので楽しいと感じるでしょう。しかし潜在意識では、他者にひどいことを言うような自分をどんどん嫌いになっていきます。

また、人の悪口をよく言う人は、自分と同じように、周りの人も私のことを快く思っていないのだろうと感じるようになります。いつも人のことを罵っていると、猜疑心が強くなってしまうことがあります。

悪口を言うことの何が悪いのかと思う人もいるかもしれません。けれど人をボロクソに言うことには、自尊心の低下人間関係の悪化など、デメリットがあまりにもいっぱいです。

人の悪口を言わないようにするには

人の悪口を言いたくなったら、心の中に自身を責める気持ちや誰かのせいにしたい思いがないか確認してみてください。そして、自分が悪いと感じる理由は何か考えます。

自分の怒りは正当なものなのか、ただ人のせいにしたいだけなのかを分析するのです。他人を悪く言わなければならない本当の動機に気づくことで、感情をコントロールしやすくなります。

それだけで、「あっ、私は今どこかで自分に落ち度や至らない点、欲求不満があると感じているから、悪口を言いたいんだ」と思え、他者をくさす発言にストップがかかります。

もう人のことを悪く言いたくないなら

他人のしていることはよく目につくのに、自分のやっていることは見て見ぬふりしてしまうのが人間です。本気で悪口が好きな自分から変わりたいと思うなら、自分自身の弱さを自覚します。

悪口ばかり言う人は結局、自分の性格が悪いと思いたいくないから、ほかの人のほうがひどいと暴言を吐くのです。よく人の陰口を叩いてしまう自分に対する、自己嫌悪や罪悪感ときちんと向き合うのです。

他人を悪く言うことの虚しさや恥ずかしさを認め、ちゃんと反省しましょう。内省ができていないと、また同じことを繰り返してしまいます。自覚と反省によって、問題行動を改善できます。

陰口を叩くのが好きな性格を直す方法

世間には、文句や噂話といったネガティブな話題を聞くのが嫌いな人もたくさんいます。職場・学校で同僚やクラスメイトから陰口を聞かされて、どんな反応をしたらいいか困る人もいます。

この世のすべての人が、悪口を好きなわけではありません。暴言や毒舌が怖いと感じる人だっているのです。言いたい放題な人は、聞いてる側が不快になることに気づいていません。

また、小さな子の前で親がいつも人を批判・非難していると、その子はそれを真似するようになります。罵詈雑言を耳にすることが、子供にとってストレスになるケースもあります。

家庭で口汚い言葉を使うと、子育てに悪影響を及ぼすのです。自分の気持ちだけでなく話し相手の気持ちにも関心を寄せることが、気分の悪い会話をしないようにするためには大切です。

陰口を言わない人になるには

言っても何もいいことはないと心から思えるようになるのが、人のことを悪く言う癖の直し方です。ネットで誰かを叩きたくなったときは、それをしたら自分を嫌いになると思って自制します。

また、人のことを陰で悪く言っていると、いつか相手に聞かれたり、誰かから本人に伝わるような事態に陥る場合があります。喧嘩になったり、今度は自分がその人から悪口を言われるようになります。

因果応報ということわざがありますが、悪意のある発言はトラブルを呼び込むだけです。結果は、相手に嫌われます。心理的にも損をするし、他人を叩いて得することってあるのでしょうか?

なるべく人のことを悪く言わないようにするには、他者をけなすことのメリットよりデメリットにもっと目を向けます。それが、心ないコメントをしてしまいそうなときにブレーキをかける対策になります。

自然と悪口を言わなくなる方法

怒りや不満といったネガティブな感情を、芸術やスポーツ・学問に打ち込むことによって解消する心の動きを、心理学では昇華とよびます。人を叩く発言をしなくなるには、悪口より好きなことを見つけるとよいです。

好きなものを見つけられたら、わざわざ陰口を叩く必要がなくなるのです。陰口をやめられないのなら、他人のことをあれこれ言う時間がムダに感じるくらい熱中できるものを探してみてください。

趣味や勉強・仕事に勤しむことによって、嫌いな人物に無関心になれます。また、恋愛に興味を持つのもおすすめです。恋は好きな人を見つけることになりますし、恋愛ほど夢中になれるものはそうそうないからです。

いつも不機嫌そうな人でも、好きな人の前ではニコニコ顔になることってありますよね。恋に前向きな自分や、彼氏・彼女と過ごす時間の幸せな気持ちが、どうしても悪口を言いたくなる心を癒やしてくれます。

また悪口を言ってしまったときは

悪口を言った経験がある人より、人を悪く言ったことなどまったくないという人のほうがきっと少数派です。大人になった今は少なくなったけど、子供の頃はよく他人をバカにしていた人もいるはずです。

陰口を叩くのはよくないとわかってはいても、つい叩いてしまうことがあるのも事実です。けれどそのことを正当化したり開き直ったりせず、今までの自分の行いを恥ずかしいと思いましょう。

過去や現在の悪口を言ってしまったことを悔やむなら、家族や友達・知り合いに言ったひどいこと対して、ごめんなさいと思いましょう。直接は謝れなくても、心の中で裏で言った暴言を謝罪してください。

陰口の同調圧力に屈しない方法

他者へのバッシングをやめるには、周りにつられて他人叩きをしないようにすることも大事です。みんながある一人のことを悪く言っていても、自分は悪口大会に参加しない勇気を持ちましょう。

他人が陰口を言い始めたときに注意して止めるのは難しいですが、言葉を濁したり何も言わずに黙って聞いているだけならできるはずです。今まさに他者を罵る人たちの心理を考え、同調圧力に負けないようにします。

陰口を言う人の心理では、悪口雑言を口にしてしまう理由がよりわかります。すぐ毒づく習慣を克服するヒントになるでしょう。グチグチ言わないためにはでは、愚痴や不満のやめ方を紹介します。

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