意地悪な人の対処法|嫌がらせをする人に負けない方法
職場やアルバイト先の無礼な男性。学校や習い事の場にいる底意地の悪い女性。やっかいな性格の近所のおじさんや、人を傷つける親戚のおばさん。悪意のある人は、なるべく遠ざけたいものです。
人に嫌なことをする人を相手にしない心理学のテクニックや、感じの悪いことを言われても気にしない考え方。意地悪な人の対処法が知りたいなら、続きをお読みください。
陰湿な嫌がらせをする人に負けない方法を、私なりに考えてみました。人間が嫌なやつになるのは、幸せじゃないとき。その苦しみや傷つきを理解することが、悪意を向けてくる人に打ち勝つ鍵です。
意地悪な人への対応の仕方
- 仲間を作る
- 意地の悪い人と接するときは、なるべく友達や仲のいい先輩・家族と一緒に行動するようにしましょう。いくら気の強い男性や女性でも、味方が大勢いる相手にはそう簡単に手出しできません。
- 友達がたくさんいる人や人気者は、いじめの標的にはなりにくいですよね(ただ、そういった人たちにも、妬みから陰湿な嫌がらせを受けるリスクはあります)。
- 他者の人格を貶めるような発言をしてせせら笑う。ささいなことで激怒し罵詈雑言を浴びせる。周囲を巻き込むような争いを起こす。
- 嫌がらせがエスカレートしてこういった悪質な行動に出る場合は特に、仲間を作って相手を遠ざけることです。そのためには、一人で抱え込まずに身近な人に助けを求めてください。
自分にかまってほしいから、嫌なことをしてくる人もいます。嫌がらせに反応して怒ったり泣いたり傷ついたりするのを、そんな人はかまってくれていると受け取るのです。
人の嫌がることをする人をかわすには、意地悪をされても反応しない、相手に関心を持たないようにしましょう。自分に無関心な相手にちょっかいをかけることほど、虚しい行為はないです。
わざと人を傷つけるようなことをする男女と接触しないといけないときは、「毅然とした態度でかまわない(なるべくおびえない)」ことも、性格が悪い人との付き合い方となるでしょう。
会社の人やクラスメイトが会話中にカチンとくる言葉を言ってきた場合の接し方は、相手の顔を見ずに受け流すようにします。相手の表情を見ないようにすれば、傷つけてくる人とも心理的に距離を置くことができます。
いじめてくる人から身を守るには
- そばを離れる
- 意地悪な性格の人は自己愛が強いので、自分をチヤホヤしてくれる人が大好きです。嫌がらせの対象になりたくないなら、褒めておだてることによって相手に好かれるかもしれないです。
- けれど嫌な人と関わりを持つのは、大きなストレスになります。それに一時的に仲よくなれても、何かトラブルが起こるとまた意地悪をされるようになるおそれもあります。
- もっとも簡単な人を傷つける人の対処方法とは、相手と関わらないことです。物理的に距離を取ることによって、攻撃は届かなくなります。
- 友人(ママ友)グループの中に、あなたにやたらと喧嘩腰になる人物がいる場合は、なるべく会わないようにするといいです。時間がたてば、相手はあなたに興味を失うでしょう。
人から意地悪をされやすい人は、自己嫌悪や罪悪感を抱きやすい気質であることが多いです。嫌なやつにそっけない態度をとる際に、自分がまるで悪いことをしているように感じるかもしれません。
だけどひどいことをしているのは相手のほうであり、一方的に人をいびるようなたちが悪い人物と関係を断ったとしても、あなたは何も悪くないはずです。
何度も嫌な態度をとられたら、関わってはいけない人だと思って当然です。苦しんでいるのは自分のほうだとしっかり認識して近づかない(場合によっては縁を切る)ことが、悪意がある人物の撃退方法です。
人に嫌がらせする人の末路とは
- 自滅
- 誰にでも意地悪なことをする人間は、周りから嫌われるだけです。本当の意味で性格の悪い人は、周囲の人たちにはいい顔をして、ターゲットが孤立するように仕向ける傾向にあります。
- ターゲットにだけきつい言い方をしたり、刺々しい態度をとります。噂話を広めることも多いです。陰口によって、知らないうちに悪者にされてしまうこともあるでしょう。
- しかし、人を陥れる人と付き合うような男性や女性がいたとしても、やがては関係が破綻する可能性が大きいです。なぜなら、人間関係の距離が近い人物にほど、人は素の部分を見せるからです。
- 最初は相手に好かれたいので愛想よくしていい人のふりをしますが、しだいに邪悪な本性を現します。だから世の中には、うまくいかないカップルや仲違いする人たちが山ほどいるわけです。
意地悪が好きな人も成長すると、あからさまないじめをすることは少なくなります。周囲にバレない巧妙なやり口を好むようになるのです。どうしてかというと、小さな頃よりずる賢く陰湿になっているからです。
バカにするようないじりでマウンティングをしてきたり、嫌味や皮肉などのムッとする言葉を言い放って挑発してきます。それにこちらが激怒すると、自分が被害者のように振る舞います。
この人は将来大きな挫折を味わうだろうと行く末を予測するのも、嫌なことをされて悔しい気持ちを解消する手段になります。ただもし現在、相手が幸せそうに見える場合、憎しみに似た感情を覚えるでしょう。
でもその人が本当に幸せなら、かつては陰険な性格だったとしても今は人間的に成長しており、きっとあなたにしたことを悪かったと思ってくれるでしょう。見せかけだけではない、真の意味での幸福ならです。
人の悪意を跳ね返す方法
- 相手の心の問題だと思う
- 常識的な人ほど、誰かから意地悪をされたら、「私が何か悪いことをしたのだろうか?」「私が失礼な態度をとっていたせいかもしれない」と自分を責めます。
- だけど世間のほとんどの人は、他人に迷惑をかけられたからといって仕返ししたりしません。陰湿な人に目をつけられたとき、いちばん大事なのは自分が悪いと思わないことです。
- 嫌がらせをしてくる人は、舌打ちをしたりみんなで悪口を言ったりして、あなたに自分が悪いんだと思い込ませようとしてきます。相手の策略にはまらぬよう、気をつけてください。
あまりにもひどい仕打ちをされたり、何度も嫌がらせを受けたりしたのなら話は別ですが、誰かに嫌なことをされたとき、大抵の人は相手を嫌いになって避けるだけです。
せいぜい、腹が立つから相手のことを多少悪く言ってそれで終わりです。また、仮に偉い人や見た目が怖い人が同じような行為をしたとしても、その人たちには何もしないはずです。
人によく意地悪をするような人は、誰彼構わず嫌がらせをするわけではありません。自分より弱い立場の人や優しい性格の人、気の弱い人を標的にしています。
自分がいびりやすい相手を選んでいるのです。人から意地悪をされたら、心当たりがないのなら、自分のせいだと思わないようにします。この人は、何か心に問題を抱えているんだなと思うようにしてください。
意地悪に負けない方法
- 相手のことをかわいそうだと思う
- 「嫌な人間のことは気にしなければいい」といわれても、それが難しいから困っているわけですよね。そんなときは、相手のことをかわいそうに思ってみましょう。
- 哀れむことが、悪意に満ちた人間に対する怒りや恐怖心を克服する助けになります。相手を不憫に思うためには、その人の気持ちを理解する必要があります。
- 他人が嫌がることを平気でする人は、両親の仲が悪く、愛情の薄い家庭環境で育った不幸な生い立ちを持っていると考えられます。
- あるいは、トラウマになるようなとても嫌な体験を昔して、傷ついているのでしょう。その人の行動の背景を想像することによって、相手をかわいそうな人だなと思えるようになります。
- あなたが恐れていた人物は、人に意地悪をしないと感情のバランスを保てない、心の弱い人間なのです。相手の心を見つめると、何も怖がることはないのだとわかります。
攻撃的な人は打たれ弱いので、一度言い返すと嫌な言い方やきつい態度をやめてくれる可能性があります。いじめも、初期の段階で反撃(反論)できればそこで止まることがあるのです。
しかし大人のいじめは子供と違い、直接的な意地悪をしてくることは少ないです。傷つくけれど怒るのはためらうレベルの嫌なことを言ってきます。
あいさつを無視する。仕事中に睨んでくる。わざとらしい咳やため息によるほのめかし。こういった好戦的な態度や、いじめの対象を精神的にじわじわと追い詰めるやり方をします。
また嫌がらせを受けやすいタイプの人は、なかなか反撃できない性格だと思います。相手が上司や先輩、取引先の社員、怖い父親や母親、喧嘩するとまずい姑や舅だと、怒ること自体が難しいです。
悪意を向けてくる人に対しては無理に対決したりぜず、逃げるが勝ちの精神で極力スルーするのが得策です。万が一のときは相手を視界に入れない、特に目を合わせないことがやり過ごすポイントです。
嫌がらせを気にしない方法
- 自分の場合はどうだったか考えてみる
- 生きていれば、誰もが親にムカついたり、他人にイライラすることがあります。子供時代は人の痛みがわからずに、誰かを傷つけてしまうこともあります。
- あなたにもかつて、人に嫌なことをした経験があるのではないでしょうか?嫌な出来事があったときに、親や兄弟に八つ当たりしたり、同級生に意地悪をしてしまった過去はなかったでしょうか?
- 人に意地悪だったときのあなたの気持ちは、どんなものでしたか?きっと、誰も気持ちをわかってくれないつらさや、嫌な目にあった悲しみを感じていたと思います。
- 自分自身が嫌いで仕方ないといった苦しみもあったでしょう。大人になった今でも、このような気持ちになる日はあります。そんな日は、他者に嫌な態度をとってしまうこともあるでしょう。
- 自らの心を見つめてみてください。他人にきつく当たってしまったときの自分の気持ちを実感できたとき、困ったことをする人たちの気持ちにも共感できるようになります。
人間は本当に精神的に満たされているときは、他者を攻撃したりしません。人の嫌がることをしてくる人は、何年も苦しみ続けてきたのでしょう。そしてこの先も苦しみ、誰かにしつこく絡んで憂さを晴らします。
己が歪んでいることにずっと気づけないまま、自分を愛してくれる人さえも傷つけてしまうのです。もしそうだとすると、いじめや嫌がらせを好んですることが、とても不幸でかわいそうに思えてきませんか?
そしてあなたにも、意地悪な人と同じような気持ちになった日があることを思い出してみてください。当時の自分の行いを反省したあとは、「だけどあの時は私もつらかったよな」と自身を許します。
それができたら、意地悪なことをしてくる人は今、かつての自分と同じかそれ以上に苦しんでいると思ってみましょう。気持ちをわかってあげる。理解と共感こそが、嫌な人を心から哀れみ平気になるための知恵です。
陰湿な人に対抗するために
人をいじめる人は、実は本人がいちばん傷ついていたりします。だからといって、他人に意地悪をしていい理由にはなりません。でもかわいそうな境遇なんだと思えれば、相手を恐ろしく感じる気持ちがなくなります。
「絶対に許せない」「やっつける」といった、自分を苦しめた相手への復讐心も前より癒やされるでしょう。その結果、回避するにしても立ち向かうにしても、冷静に立ち回ることができます。
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人の嫌がることをする理由では、いつも人に意地悪をする人のパーソナリティを解説しています。そして意地悪をされる人の特徴は、人にいじめられやすい人の共通点を分析した記事です。
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