人にイライラしない方法!すぐイライラする人の心理と解消法
イライラしやすい性格だと暮らしの中で感じるストレスが増えるし、人間関係のトラブルも多発します。いつもカリカリしている人はそれが態度に出ているので、好きな人からも怖いと思われることが多いです。
よく感情的になる気質は改善したいものです。本日は、すぐイライラする人の心理と解消法を解説します。ささいなことでイライラしたくないなら、自分中心に考えすぎないことが性格の直し方になります。
人にイライラしない方法を探している男性、もっと穏やかな人になりたい女性はご覧ください。他人のすることにいちいち腹を立てるのをやめたいなら、自分がなぜ心に余裕がないのかをまず知ってみましょう。
人にイライラする理由
- 勝手に期待している
- 「あの人は年上だから(上司・先輩だから)、しっかりしているはずだ」「あの子は年下だから(部下・後輩だから)、私を敬ってくれて当然だ」「恋人や友人なら、私のことを大事にすべきだ」
- その「~してくれるはず」「~すべき」という期待が裏切られることによって、会社で同僚と衝突したり、デート中に彼氏・彼女と喧嘩したり、旦那や嫁と結婚生活や子育ての件で揉めたりします。
- 人に対してよくイライラしてしまう人は、いつも期待しています。他者は自分にとって望ましい行動をとってくれるものだと無意識のうちに思ってしまっているのが、常にイライラしている人の共通点です。
- 街で見かけた人の行動にモヤモヤする場合は、「マナーを守ってほしい」「私が不快な行動は慎むべき」といった期待によるものです。忙しいと機嫌が悪くなるのは、誰かに助けてほしいからです。
世の中、自分の思うとおりになることのほうが少ないものです。期待は、裏切られることのほうが圧倒的に多いです。その結果、怒りが生まれ、フラストレーションがたまります。
期待すること自体は悪くないのですが、勝手に他人に願望を押し付け、それがかなわなかったときにイラつくのはよくないです。簡単に腹を立てるのをやめるには、勝手に期待しないことが大事です。
晴れてほしかった日に雨が降ったからといって、イライラしてもしようがないです。思いどおりにならないからと誰かに八つ当たりしても、さらに嫌な気分になって落ち込むだけです。
他人のすることに腹が立つ原因
- 自己関連付けしている
- 家族が気持ちをわかってくれないのは、私のことなんてどうでもいいのだ。友達がよく遅刻をするのは、私を大切に思っていないからだ。あの店員の愛想が悪いのは、私が嫌いだからに決まっている。
- 他人が思うように動いてくれないのは、私のことをなめているんだ。人にムカついて仕方がないという人には、このように他者の行動はなんでも自分に関連しているとすぐに思い込む特徴があります。
- 「自分が〇〇だから、相手は~する」という思考を、自己関連付けといいます。要は、他人の行動の意味を勝手に決めつけて神経質になることです。周囲の出来事を、なんでも悪い方向に考える癖です。
他者の行動のすべてが自分に関係していると思ってしまうと、身近な人のちょっとした言動にイラッとくることが多くなります。だって人が何かするたびに、私によくない感情を持っているに違いないと感じるのですから。
他人は、予測できない行動をとることがあります。年代や育った環境によって常識は違います。人によってできないことがあります。相手があなたの思うままの人間かどうかは、実際にはわからないです。
相手も人間です。調子のよくない日もあれば、機嫌が悪いときだってあります。ミスをしたり、周りのことに気がつかない瞬間があったり、完璧ではないのです。心穏やかに過ごすには、思い込みをなくしていくことです。
イライラしない人になるには
- 自分のせいではないと思う
- 夫(妻)がしてほしいことをしてくれないのは、私を愛していないからではなく、性格的にできないのだ。子供が言うことを聞かないのは、私がダメな親だからではなく、年齢のせいなのだろう。
- 同僚やクラスメイトの態度が嫌な感じなのは、私のせいではなく、嫌なことがあったり体調が悪いのかも。相手にイライラしないようにするには、このように思い込みを修正していくことが大切です。
- 他人の発言や行動の理由は、その人の性格の問題や心の事情によるところが大きいです。なんでもかんでも自分のせいにしないことが、自己関連付けの思考から抜け出し、他者への怒りを受け流すコツです。
- 人を変えることはできませんが、自分の考え方や受け取り方なら変えられます。「みんなが私をよく思っていない。きっと私に対するあてつけだ」といった決めつけの克服が、穏やかな性格になる方法です。
他人に嫌なことをされて苛立ってしまうときは、やたらとイライラするのは損だと思います。意地悪な人ほど、あなたがムシャクシャしている様子を見てほくそ笑みます。反省したり、謝ってなどくれません。
激しいイライラが続くと仕事や勉強が手につかないし、ご飯を美味しく食べられないです。誰かに嫌なことをされて、イライラしすぎてさらに嫌な気分になるのって、踏んだり蹴ったりですよね。
そう考えると、一人で腹を立てていることがムダな行為に感じ、急にバカらしく思えてきます。しょっちゅうカリカリする生き方を手放すには、他人のことは放っておいて、自分が平気になっていきましょう。
他人が何をしようと自分には関係ないと思えるようになれば、小さなことにイライラしなくなるのも夢ではないです。自分自身のリラックスのためにも、むやみやたらと自分を責めないようにしましょう。
周りの人に苛立ちを感じるときの対応
- してもらいたいことはお願いする
- 人間はエスパーではないので、あなたの頭の中を読み取ることはできません。言葉にしないことには、あなたが何に期待して、どうしてずっとイライラしているのかもわかりません。
- 言葉で伝えないと、他人はあなたの考えていることがわからないのです。わかってもらうためには、発信することが必要です。黙って期待しているだけでは、相手は動いてくれません。
- 周りの人にしてもらいたいことや改善してほしいことがあるのなら、ちゃんと相手に伝えるようにしましょう。素直なコミュニケーションが、イライラしやすい性格を直す方法になります。
他人にやってほしいことを伝えるときは、なるべく冷静な口調で話すよう意識してください。気持ちを伝えるときに喧嘩腰になってしまうと、相手が反発する可能性があります。
もちろん要望を伝えたとしても、相手が言うことを聞いてくれるかどうかはわかりません。がっかりしてイラつかないためには、そういったパターンもあらかじめ想像しておきましょう。
怒りを静めるには、他者が実際にしてくれるかどうかは重要視しないで、自分の気持ちを相手に伝えられたことに比重を置くようにしてください(できたことをすごいと思う)。
イライラしたとき対処法
- 別のことに集中する
- どうしてもイライラ感が止まらないときは、深呼吸したり数字を数えることで気持ちを落ち着かせます。何かに集中することによって、怒りでつらい気分を切り替えるテクニックです。
- 清らかな水の流れをイメージするなど、美しい風景を想像するのも心が落ち着くでしょう。ほかにも目をつぶって外の世界をシャットダウンする、ゆっくり水を飲むといった集中法があります。
- モヤモヤが消えないときには、恋人の顔や子供の笑顔、応援している有名人の姿などを思い浮かべてみるのもいいです。生き物が好きなら、かわいらしい動物の動画を見るのもおすすめです。
- 好きなものについて考えると、それだけで優しい気持ちになれます。いい気分転換にもなるし、ムカつくやつのことばかり考えてしまうといった、しつこいイライラを消すのに役立ちます。
日常生活で、怒りがおさまらないときのいろいろな対策です。職場や学校・家庭などで、突然叫びたくなるくらい苛立ちがひどいときは、その場から離れて一人になるようにしましょう。
感情がコントロールできない場合は、一人きりになれる場所に避難します。自室やトイレに平常心になるまでこもったり、そこで誰にも聞かれないように小声でぶつぶつ文句を言うことで気持ちをスッキリさせます。
イライラは無理やり抑えるのではなく、小出しに発散してあげるといいです。一緒にいる人に怒ってしまう前にイラつきを止めることで、対人関係の無用なトラブルを防止しましょう。
とにかく心に余裕がない人に役立つ知識
人付き合いは、疲れることも多いです。なるべく怒らないように努めていても、これからもイライラしてしまう場面はたくさんあるでしょう。特に好きな人に関しては、自然と要望も増えます。
だからこそ、人間にとって怒りの感情の取り扱いは、他者とのコミュニケーションにおける大きな課題となります。普段イライラしがちな人は、この機会にぜひ怒りとの上手な付き合い方を見つけてください。
短気な習慣をなくすにはや、意味もなく不機嫌になるのを直したい人へも、怒りっぽいことが悩みの方はチェックしてみてください。いずれも、むやみに腹を立てないようにする技術を紹介した記事です。
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