嫌いな人を気にしない方法|どうしても苦手な人との付き合い方
あなたにはすごく相性の悪い女性や、なぜか受け付けない男性がいて困ってはいませんか?会話のときに緊張したり、態度や癖が受け入れられなかったり、気なって仕方なくチラチラ見てしまうような人物。
会社や学校に、嫌だなと思ってしまう人がいるのはストレスです。身内に好きになれない人がいたら気が休まらないし、友達グループにそりが合わない人がいるのも、楽しいはずの集まりが苦痛になります。
嫌いな人を気にしない方法が、今回のテーマです。どうしても苦手な人との付き合い方を伝授します。気に入らない相手に無関心になりたいときの対策は、「相手のことも自分のことも悪者にしない」です。
嫌いな人のことが気になる理由
悪口を言われたり意地悪をされた人を気にするのは、警戒心からです。そして自分から嫌っている相手を見てしまう場合は、その人の存在が不快で、心の平穏を邪魔するからです。
不愉快なのは、相手の性格や話し方・行動などにもよりますが、心のフィルターも関係しています。選択的抽象化ともいい、物事の悪い部分にばかり注目する思考パターンのことです。
嫌いな相手にだっていいところや気にならない部分もあるのに、それを除外して悪いところばかりを見る(目につく)から、嫌いという感情が増幅されて、存在が余計に気になるようになります。
合わない人に無関心になれない原因
悪感情を投影することで、不愉快な人に関心を持ってしまうケースもあります。私がこんなに相手のことを嫌いなのだから、相手だって私のことを嫌いに違いないと無意識に考えてしまいます。
相手に自分がどう思われているか心配なのも、大嫌いな人がそばにいると気にしてしまう心理です。怒りや不満を募らせ、執着しないためにも、嫌いという感情を相手のせいにしないことが大事です。
あなたが気になる相手の特徴や腹が立つ態度を、別に許せる人だっているでしょう。ささいな出来事が原因でいけ好かないのなら、自分の感情にも責任の一端はあると、きちんと認識するのです。
嫌いな人に優しくする心理
中には、嫌いな人にほど優しくしてしまう人もいます。わざわざ話しかけたりやたらと親切にするといった、好きじゃない人にわざと近づく理由は、人を嫌う自分を認めたくないからです。
嫌いな人に優しくしようとするのは、打ち消しの影響によります。防衛機制(自らの心を守ろうとする働き)の一つで、自分がよくないと思っている行為を打ち消すための償いの行動をとることです。
わかりやすい例は、浮気した夫が急に妻に優しくなることです。「人と仲よくなれない私」や、「他人に優しくない私」を意識してしまうことが心の負担となり、罪滅ぼしをしたくなるわけです。
苦手な人に冷たくなるのは誰でもそう
人が嫌いな自分が嫌なのは、他人を愛せないことを責めているからではありませんか?嫌っている人に優しくできないとしても、自分のことを嫌なやつだと思わないようにしてください。
人を嫌いになることは、誰にでもある現象です。無視したりするのはよくないですが、気に食わない人と接したときに態度に出るのも、相手から冷たいと思われるのも、ある程度は仕方のないことです。
とても苦手なタイプの人が同じ職場やクラス、ママ友の集会にいたら疲れてしまうのも、よくわからない理由で他人を嫌ってしまうことがあるのもみな同じで、あなたの性格が悪いわけではないのです。
自分を責めるとネガティブな気分になってしまい、よく思わない人物と接することがよりしんどくなります。嫌いな相手に対するストレスをなるべく減らすためにも、自分を責めないことは重要です。
嫌いな人に無関心になる方法
相性が悪い人や鼻につく人のことが気にならなくなるには、悪いところばかりでなくよい面も見ようとすることで、心のフィルターを克服します。嫌悪感が解消された分、相手を平気になるからです。
相手の嫌な行動だけでなく、よい行いにも注目してください。そりが合わない人が同僚なら、やりづらいとしても、いてくれることで仕事が回ったり休みが取れるなど、助かっている面もあるでしょう。
顔を見るのも嫌いな上司や先輩・アルバイト先の店長・学校の先生でも、時には頼ることがあるはずです。部下や後輩も、役に立ってくれます。鼻持ちならない相手に、ほんの少し感謝の気持ちを持ってみます。
人に感謝すると、自分自身の心も癒やされます。それは、一種の人間的な成長ともいえます。苦手に感じている人の存在によって自分が成長できることも、あなたにとってのメリットになりますよね。
気に入らない人の対処法
自分にとってはよく思えない人物でも、その人を好きな人や愛する人がいると考えてみるのも、気にしなくなる方法です。家族や恋人・友人など、相手を思う人物が、この世のどこかにいるのを想像します。
そうすると印象のよくない相手にも悪いところばかりではなく、私の知らないいいところがあるのかもしれないと思えます。心底嫌いな人でも、ちょっとだけ受け入れることができ、苦手意識が少なくなります。
また、舅や姑の自分への当たりがきつく好きじゃない場合は、あまり対立が激しくなると、夫や妻が悲しむことになると思ってみてください。旦那さんやお嫁さんにとっては、仲よくしたい人だからです。
このように、第三者がつらい思いをすると考えてみるのも、毛嫌いしてしまう人物への攻撃心を抑えることに役立ちます。ただし相手に嫉妬はしないでくださいね。あなたも相手も両方好きなのですから。
職場・学校での苦手な人との接し方
苦手に感じる同僚やクラスメイトとのコミュニケーションは、必要最低限でいいです。しかし、仕事の業務連絡などは丁寧な対応します。あいさつも、ちゃんとしたほうがいいです。
マナーを守り、嫌な人間にならないようにするのです。意地悪になってしまうと、罪悪感や自己嫌悪に苦しみます。特別扱いしないし、特別に意地悪もしない、そのほうが気が楽です。
気にしないようにするには、ただそれだけでいいのです。苦手な相手と仲よくできないときは、割り切ることで必要以上に関わらないようにするのが、上手に付き合う方法です。
無理に仲よくしなくていい
ウマが合わない人とどうしても関わらないといけない場面で、無理して仲よくする必要はありません。好感を抱かない相手に笑顔で接することができなくても、別にいいと思います。
関わる人の全員と仲よくしなければいけないという決まりは、どこにもないです。ただし苦手意識を持つ相手にも、最低限のマナーは必要です。マナーを守ったほうが、あなたの気分もいいはずです。
それに礼儀やしないといけない作業に意識を集中させることは、人間関係を円滑に進めるだけでなく、目の前の仕事がやりにくい人や、無性にムカついてしまう相手と心の距離を取る手段にもなります。
また、うざったい絡み方をする面倒な相手を遠ざけるテクニックは、なるべく目を合わせないことです。自分の周りにバリアを張るイメージで、関わると嫌な気分になる人と心理的に距離を置くのです。
合わない人との関わり方について最後に
仲の悪い人が目の前からいなくなってほしいとどんなに念じても、願いはかなわないことのほうが多いです。だから好きではない人の存在をスルーするのが難しいときは、避けるのも一つの手です。
ストレスで苦しいから会わないという選択は、意地悪にはあたりません。離れたいなら、そうしてもいいのです。無理をしないことは、自分を責めないのと同じくらい大切です。
嫌いな人ができる理由では、受け付けない人物が自分の中で作られる心理を解説しています。また、好きじゃない人を少なくする方法にも、他者への拒絶感を薄めるのに役立つ情報が掲載されています。
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