結婚願望がない人の心理と特徴|結婚したくない理由と変わる方法

二個のゴールドの結婚指輪

今回は、結婚願望がない人の心理と特徴のお話です。いい相手がいるのに、なぜか一緒になる気になれない。婚活に興味がわかない。お見合いに消極的でうまくいかないのが悩み。家庭を持つことに不安を感じる。

そんな婚願望が強くない男性・女性へ、結婚したくないと思う理由と変わる方法を解説します。また、ぜんぜん結婚する気がない彼氏の本音や、婚約に乗り気じゃない彼女の気持ちが知りたい方にも役立つ記事です。

婚活に前向きになれない性格を直したいなら、夫婦関係の印象を変えることです。結婚が怖いと感じる人は、深層心理にある取り入れや罪悪感を解消することによっても、結婚願望を持てるようになれる可能性があります。

結婚願望がない男性・女性の原因

親の仲が悪く、喧嘩が絶えない家庭環境だった。父親・母親が不倫している、冷めきった夫婦関係を目の当たりにして悲しかった。両親が離婚して寂しい思いをした。親と折り合いが悪く、現在も疎遠。

こういった、家庭に関する悪いイメージ(トラウマ)を子供の頃に植えつけられたのなら、結婚願望を持てないのも不思議ではありません。幸せな家庭を思い描けないので、家族を作ることに後ろ向きになるのです。

結婚生活や子供を育てることに自信がないのは、自分自身が親と同様の夫婦関係になること、子育てをすることを予想しているといえます。親のようになりたくないから、結婚する気にならないわけです。

なぜ、自分が両親と同じ生き方をたどると想像してしまうのかは、無意識に親のことをお手本にしようとしている自分がいるからです。子供が親の考え方や行動を模倣しようとする心理を、「取り入れ」といいます。

「幸せになる資格がない」好きな人と一緒になろうと思えない心理

両親の仲が悪いと子供はその原因を私が悪い子だからだと考え、悪い子の私は幸せになっちゃいけないと感じてしまうことがあります。父親や母親が苦労してきた姿を見てきた人も、幸せになることに抵抗を覚えます。

彼氏・彼女のことは好きだけどなんとなく一緒になるのをためらう人とは、そんな罪悪感の影響によって、自分は幸せになってはいけない=結婚してはいけないと感じている可能性があります。

浮気や失恋で傷ついた経験も、自分が悪かったと考える人がいます。このタイプは、自身の育ちやルックス・収入の劣等感も相まって、いい相手にプロポーズされても、私など相応しくないと気後れする傾向にあります。

「内向的で向いていない」「一人が好き」「年齢的にもう無理」といった結婚は自分には関係ないという思いは、実は自己評価が低いことの言い訳や強がり、あきらめからくる思い込みであるパターンも存在します。

家庭を持つのが嫌な人の共通点はプレッシャーがある

大人になってからでも、家庭に対する印象が悪くなることはあります。例えば既婚者の兄弟や友人からその夫や妻の楽しくない話を聞かされることが多いと、結婚生活なんてくだらない、面倒くさいと思ってしまいます。

若者が年長者やメディアからの、「所帯を持つと大変」「独身時代より自由がない」「結婚は墓場」といったネガティブなメッセージを受け取ると、身を固めると損、責任が重い、なんのために結婚するのかと感じます。

急がないと一生結婚できない気がするという焦りがあるのに、肝心なときに勇気が出ないケースは、潜在意識で失敗を恐れているパターンです。パートナーの裏切りや離婚を危惧して、結婚する気が起こらないのです。

失敗しない保証が欲しくて、結婚相手の条件に完璧な人間性や年収・職業を求めるようなこともあります。理想が高く妥協ができない性格が災いして、選り好みしてしまい結果タイミングを逃すといった事態に陥ります。

どうしても結婚したくない人の改善法

家庭にいい思い出がなくて結婚したくない人が、結婚したいと思えるようになるには、親を手本にしなくていいと思う(反面教師にする)のです。嫌なことを多く見てきたからこそ、違うやり方ができると考えます。

父親や母親とあなたは、別の人間ですよね?だから、そっくりそのままの人生や夫婦関係になるとは考えにくいです。親とは違う生き方ができると思うのが、同じ轍を踏むかもしれない恐怖感の乗り越え方です。

それに誰かと添い遂げるには、相手がいないことには始まりません。配偶者もまた、あなたの両親とは違う人格を持っています。組み合わせによって、親とはまったく違った夫婦のあり方を見つけられるはずです。

恋人と結ばれることに消極的な性格の直し方

両親の不仲を自分のせいだと誤解してしまった幼少期の悲しみから、結婚を躊躇する罪悪感を癒やすには、大人のあなたが幼い日の自分に「あなたのせいじゃないよ」と教えてあげます。

同じく、失恋や離婚などの恋愛のトラウマに関しても、自分だけのせいではなかったと思います。幸福な結婚に申し訳なさを感じるのなら、私の幸せを両親も望んでくれているはずと思ってみてください。

コンプレックスから自分は好きな人の配偶者として相応しくないと思ってしまうときは、自分の気持ちだけじゃなく、あなたと結ばれたい、あなたじゃなきゃダメだと思っている相手の気持ちを感じてみてください。

結婚する理由がわからないときの対処法はよいモデルケースを見つける

結婚願望のない自分を変えたいなら、結婚に関する今までの悪い印象を変えていくことです。デメリットばかりでなく、いいことやすばらしい面もあるとイメージを上書きするのが、婚活に前向きになる方法です。

仲のいいカップルと交流し、夫婦間の楽しい話題を耳にする機会を増やすことで、過剰な結婚嫌いを克服します。特に、熟年カップルに長続きの秘訣や結婚してよかった点を聞くのはおすすめです。

周りにそういったエピソードを聞ける知り合いがいないなら、ハッピーマリッジがテーマの映画を見たり、恋愛小説やネットのラブラブな体験談を読んでときめいて、夫婦になることへのマイナス感情を手放すといいです。

なお、交際相手にやたらと結婚を迫ったり、息子・娘に相談されてもいないのに余計なアドバイスをするのは、やめておいたほうが身のためです。本人が結婚したいと思わないなら難しいし、嫌われるリスクが高いです。

婚約に踏み切れない気持ちの対策は苦労はあって当然だと思う

家庭を持つ不安を乗り越えるには、結婚を重く考えすぎないことも大切です。人間関係にしても子育てにしても、どんなにうまくやろうとしても壁にぶつかることはある、それが当たり前なんだと考えてみましょう。

仮に将来うまくいかなくなっても、別れる夫婦は星の数ほどいると思うと恐怖心も和らぎます。いきなり結婚を前提にお付き合いする前に、まずは同棲を気軽に試してみるのもいいですね。

もちろん、相手の気質やお互いの経済力などをバランスよく見据えることも大事です。けどやっぱり肝心なのは、恋人のことが好きな気持ちやこの人と一緒になりたい(生きていきたい)という思いですよね。

気になる人がいるのに優柔不断になってしまうときは、この人となら厳しい状況になっても支え合っていける、老後も二人で楽しく暮らせるだろうといった予感も判断基準にして、結婚の意味を見直すとよいでしょう。

やっぱり結婚に興味がないときは

ここまで、誰かと人生を共有することに積極的になる方法について書いてきましたが、迷いがあったりまだ早いと感じるなら別に焦ってする必要はないのです。それに、結婚しないという選択もぜんぜんありです。

世の中には、結婚という形態にメリットを感じない人や、さまざまな事情で縁がなかった人もいると思います。バツイチで誰かと連れ合うのはもうこりごりな人、私は仕事や趣味に生きると決めた人もいるでしょう。

幸せのかたちは人それぞれです。幸福かどうかは他人が判断するのではなく、自分自身が決めることです。だから他人の心ない発言に自分がおかしいのだろうかと苦しんだりせず、あなたなりの幸せを見つけてください。

私はなんで結婚できないんだろうと悩んでいる方も、いろいろな価値観を養ったほうが自信がつき、より魅力的になれ良縁にも恵まれるというものです。恋愛する気になれない人の心理学も、似たテーマの記事です。

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