謝らない人の心理と対処法!非を認めない相手に謝らせる方法
自分が悪いのに謝らない上司や先輩は、ムカつくと思います。仕事でミスをしても謝罪がない部下や後輩も、接し方に悩みます。また、間違っていてもごめんを言わない親や友達には、悲しい思いをさせられます。
デートに寝坊してもぜんぜん謝ってくれない思いやりのない彼氏、約束をドタキャンしても平気な彼女との恋愛は疲れます。浮気や喧嘩のことを、自分からは絶対に謝罪しない夫・妻のことは許せないと思うでしょう。
これは、謝らない人の心理と対処法の記事です。なかなか謝ってこない人とは、悪いと思っていても言い出せない臆病者です。非を認めない相手に謝らせる方法は、「相手のひどい態度より自分の気持ちを語る」です。
いつも謝らない男性・女性の理由
もし自分の不手際を認めることで、ものすごい罰を受けるとしたら、あなたは謝る勇気を持てるでしょうか?受ける罰が大きければ大きいほど、謝罪するのが怖くなります。
決して謝らない男性や、常に自分の非を認めようとしない女性にとって、間違いを認めることはとてもつらい罰を受けるのと同じ意味を持ちます。罰とは、怒られたり責められたりすることです。
自分からは謝ろうとしないのは、それがすごく怖いからです。そこには幼少期に両親や学校の先生に激しく叱られたトラウマや、人から嫌われることを恐れる心が関係しています。
悪いと思ってないから謝らないのではない
人を傷つけても謝らない人は、現実から逃げる癖があるのです。連絡なしでそれっきりになるのは、どこかで相手に悪いと思っていても、問題と向き合えず考えないようにしているせいです。
それは、間違い電話をしたときにパニックになって、とっさにお詫びの言葉が出ないで切ってしまうようなものです。なぜなら謝罪しない人は、実は人一倍罪悪感が強いからです。
しかも謝罪から逃げていると、そのことでの罪悪感もプラスされます。相手に激しく怒られるだろうと予想して、ますます怖くなってどつぼにはまるのが、いつまでも謝れない人の共通点です。
迷惑をかけても頭を下げない人は傲慢
前項とは反対で怒られた経験があまりない人も、人に迷惑をかけても頭を下げようとしない傾向にあります。両親に甘やかされて育った人が、友人や同僚に対してもわがままに振る舞うといったふうにです。
自分は相手より偉いというおごりがあるときも、自らの非を認めないようになります。思い上がりと周りに感謝しない態度から、このくらい謝らなくてもお咎めなしだろうと考えているのです。
子供に悪かったと言わない父親・母親(祖父母)、若者に偉そうな高齢者、新人にだけ厳しい先輩、店員に横暴な客や店長などもそうです。この手のタイプは、自分が弱い立場になると途端にしおらしくなります。
すぐに謝罪しない人の特徴
待ち合わせに遅刻する。友人への返信が遅くなる(寝落ちして既読無視してしまう)。人ごみで他人にぶつかったり人の足を踏む。こういったことは、お詫びできなくてもまあいいかと甘く考えてしまいがちです。
謝ることは嫌な体験で心理的に抵抗があるので、悪気はなかったんだし、相手はきっとそんなに怒ってないだろうと、自分の都合のいいように思い込んでしまうのです。
しかしわざとじゃないにしても、迷惑をこうむった側は謝りの一言がないことを、内心では非常識だと怒っている場合も多いです。すぐ謝る人と謝らない人の違いは、相手の立場に立てる気づかいの有無だといえます。
謝らない人に謝らせる方法
自分が悪くても謝らないやつの謝らせ方は、相手のことではなく、自分の思いを中心に会話することです。怒ったり冷たくするのではなく、謝ってほしいのにしてくれない悲しみを冷静に伝えるのです。
「〇〇をされて、私はすごく悲しかった」「あなたに謝ってもらえないことで、私は大切にされていないと感じた」「私はちゃんと謝ってほしい」こんなふうに、感情的にならずに淡々と伝えます。
上記の方法はIメッセージ(私メッセージ)といって、「あなたは」ではなく、「私は」を主語にしたコミュニケーションスキルです。相手を責めずに自分の気持ちを伝えることのできる心理テクニックなのです。
Iメッセージを使えば、相手は恐怖心よりもあなたの感情に目がいき、申し訳なさを感じて「悪かった」と謝ってくれる可能性があります。なお、泣き落としも相手は責められている気分になるので、お気をつけください。
お詫びの一言がない人には諭す
諭すとは、よく言い聞かせてわからせるという意味の言葉です。ミスをしてもすぐに謝ってこない相手には、人に迷惑をかけたら謝らないといけないことを教えてあげるといいです。
謝罪の心が感じられない人には、なるべく落ち着いた口調で、「こういうときは謝るものだよ」と言います。「迷惑をかけられた相手は、どんな気持ちだと思う?」と優しく尋ねるのもよいアプローチです。
自分のせいなのに一言もお詫びがない相手に、イライラしたりモヤモヤしないための付き合い方は、表面上はそうは見えなくても、心の中では悪いと感じているのだろうと思ってみることです。
ごめんなさいを言わない人への対応
家族や恋人・友達といった親しい人物に、きちんと謝ることができる大人になってほしいなら、自分自身が普段から相手やほかの人に、「ごめんね」や「すみません」を言うように心がけてみてください。
そうすると相手は、自分もあなたに悪いことをしたときは、ちゃんと謝らないといけないなという気分になります。叱られるばかりで怖い思いをした人は、あなたに安心感を覚えます。
子は親の行動を自然と真似ます。息子や娘に関しては、親のあなたが手本になって、謝り方を教えてあげるといいです。自分が間違っているときは、たとえ相手が子供や年下であっても、非を認めるようにします。
また、謝らない性格の人は、お礼を言えないことも多いです。だから相手が何かしてくれたときは、積極的に「ありがとう」を伝えるようにします。その誠実な姿を見て、きっと相手も心を動かされるはずです。
謝罪してこない相手がムカつく気持ちの対策
自ら進んで謝る気がない人の無責任な態度を気にしないようにするには、自身の昔の謝れなかった思い出を振り返ってみます。「私もあの時、怖かったんだな」と当時の心情を理解できると、相手に寛容になれます。
ただ、何があっても謝罪しようとしない悪びれない様子の相手には、一度ガツンと怒ったほうがいい場合もあります。しかしプライドの高い相手などは、どうにかして謝らせたいと思っても、攻略は難しいでしょう。
上手に謝らせることができなかったとしても、それは相手の人間性の問題なので、落ち込まないでくださいね。自分に非があるのに謝ってくれなかった旦那・嫁、彼氏・彼女とは、つらいなら距離を置くのも大切です。
自分の非を認めない人が許せないときは
人に嫌なことをして謝れないままでいると、後々そのエピソードが罪悪感や自己嫌悪となり、自らを苦しめます。それにあなたに嫌われ、その人は自分の評判を落としてしまいました。
嫌な思いをさせられた人から何も謝罪がなかったとしたら、あなたはなんだか割を食った気分だと思います。だけど本当に損をしたのは、自分の非を認めずに謝らなかった相手のほうなのです。
そう思えば、お詫びがない相手への怒りを手放せ、楽に忘れられます。謝れない性格を直す方法や、逆ギレする人の対策でも、どうしても謝罪ができない男女の特徴を解説しています。
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