好きな人に優しくできない心理|彼氏や夫・彼女や妻に優しくする方法
恋人とはいつも仲よくしていたい。けれどなぜだか、彼氏や夫に優しくなれない。同棲や結婚生活で、彼女によく腹を立てたり、妻に強く当たってしまう。そんな優しくない自分のことを、実は責めている。
今回は、好きな人に優しくできない心理のお話です。彼氏を大切にできない、旦那に冷たくしてしまうという女性、彼女にもっと優しくなりたい、嫁を大事にしたいと悩む男性は読んでみてください。
恋人や配偶者との関係改善に役立つ、彼氏や夫・彼女や妻に優しくする方法をお教えします。まずは、自分が愛されること。甘えていいと思うことによって、パートナーを気持ちよく愛する準備ができます。
彼氏や旦那・彼女や嫁に優しくできないのはなぜ?
ほかの人の前では感じよくできるのに、恋人には無愛想になってしまう。付き合っている人が風邪などの病気で体調不良のときでも、優しくしようと思えない。
そんなあなたは、もしかしたらパートナーに甘えたいのかもしれません。相手に寄りかかりたいのにそれを我慢してるときは、その人に思いやりを持てないものです。
ストレートに甘えられない人は、親しい相手には素直じゃない甘え方をします。機嫌を悪くしてみたり八つ当たりをして、なんとか要求を伝えようとするのです。
好きな人にきつく当たってしまう心理
妊娠中や産後は、いつもより大変です。子育てもストレスがたまります。共働きなら、どちらも仕事の疲れがあります。そんなつらいときに甘えたい人がそばにいたら、つい感情的になってしまいます。
日常生活のイライラや他人へのうっぷんを、交際相手や旦那さん・お嫁さんに無意識にぶつけてしまうのです。自分のほうがパートナーに頼りたいときは、相手を気づかう余裕など持てません。
あなたより私のほうが大変なんだから、もっと気づかってほしいとムカついてしまう。しんどいから、恋人がベタベタしてくるのがうざったい。好きな相手だからこそ、ひどい態度をとってしまうことがあります。
恋人には素の部分が出やすい
家族や恋人は、安心できる存在です。安心できる分、他人には見せない顔を見せることができる相手です。心を許しているからこそ、飾らない言動が出たり、無理をしていない姿を見せられます。
パートナーの前では、必死に愛想よく振る舞う自分や、余計な気づかいをしてしまう自分から解放されるわけです。人前では見せないネガティブな気持ちも表に出てきます。
恋人にだけ優しい対応ができないという人は、実はほかの人にはがんばって優しくしているのかもです。大好きな人にムカつくのは、それほどあなたが普段は無理をしている証明です。
優しくしなくても許してくれると思っている
彼氏や旦那を大事にできない。彼女や嫁に思いやりを持てない。そんな人でも友達や職場の人たちと接するときは、ある程度の気づかいをするものです。親切にしないと印象が悪くなるからです。
でも恋人ならニコニコしていなくても許してくれる、夫婦なら多少のわがままにも目をつぶってくれると、どこかで思ってはいませんか?距離感が近いことも好きなのに、優しくしたいのに、優しくできない理由です。
だけど気をつけないと、パートナーへの意地悪な言動は、別れや離婚の原因になりえます。好きな人に優しくしないでいると、本当は嫌いじゃないのに、いつか相手に愛想を尽かされてしまいます。
好きな人に優しくなれる方法
大人になると、他者に甘えるのは恥ずかしいことだと思いがちです。けれど身内や恋人には、もっと頼ってもいいはずです。なぜならそこには、愛情や信頼関係があるからです。
仲のいいカップルになりたいなら、わがままを言ったり冷たくするようなひねくれた依存の仕方ではなく、相手がかわいらしいと思えるような、素直な頼り方をしてみるのです。
彼氏や旦那さんにしてほしいことがあるなら、かわいくお願いします。寂しいときは寂しいと言ってみましょう。そのほうが、何も言わなくてもわかってほしいと不機嫌になるより相手に伝わります。
彼女や奥さんに優しくされたいなら、少年のようにピュアな気持ちを吐露してみるとよいです。そうしたら相手はバカねと言いながらも、うれしそうに世話をやいてくれるでしょう。
甘えるとは愛されること
子供がだだをこねたらイライラしてしまう人も、その子が抱きついてきたら、愛おしくて抱きしめたくなるでしょう。ペットがイタズラをしたあとに申し訳なさそうにすり寄ってきたら、もう全部許してしまいます。
甘えるという行為は、表現の仕方によっては関係性にいい影響をもたらす場合もあるのです。それは、恋愛においてもです。甘えるという言葉に抵抗のある方は、愛されることだと考えてみてください。
恋人に愛されるのは、何も悪いことではないですよね?甘えたい気持ちを抑えてモヤモヤして、それで相手につんけんした態度ばかりとり関係を悪くするくらいなら、いっそ愛される甘え方をしてみませんか?
そう、素直に甘えられる男女こそ、愛されるのが上手な人たちです。好きな人との関係をよくしたいなら、まずは自分の中にある甘えたい気持ちを受け入れることから始め、もっと愛され上手を目指してみましょう。
恋人と仲よくするコツ
相手にだけ支えられるのって、なんだか申し訳ないですよね。それなら、お互いに支え合ってみるのはいかがでしょうか?お互いに甘えるのなら、パートナーにも愛情を与えられます。
それに相手に一方的に寄りかかる場合より、遠慮なく甘えられます。これを心理学では相互依存といい、とてもいい関係性を示す状態とされています(共依存とは違う)。
たまには相手にも甘えさせてあげようと自然に思えたとき、素直になれずに恋人に対してつらく当たる、あなたの行動が変わるでしょう。あとはほんのちょっと、勇気を出すだけです。
パートナーに愛情をお返しする
愛されたいという思いや依存したい気持ちは、誰にでもあるものです。でもそればっかりでは、相手に負担をかけてしまいます。その対策として、時には愛することにシフトしてみてはいかがでしょう?
この前、甘えさせてくれたお返しに、私も彼氏や夫を甘えさせてあげる。あの時、優しくしてくれたお礼に、自分も彼女や妻を大事にする。そんな気持ちでいれば、無理せずとも優しくできるようになるでしょう。
もし、どうしても思いやりのある接し方ができないときは、「疲れていて今は優しくなれない。ごめん」と言えればいいのです。素直な思いを伝えるのが、パートナーに嫌な態度をとってしまうときの対処法です。
愛する人を大切にするためのアドバイス
大事な人が頼ってくれないのって、なんだか水くさいです。好きな相手が甘えてくれるのって、実はうれしいことでもあるのです。もちろん自分のことをなんでもやってもらうのが、ここでいう甘えるではありません。
しんどい思いを共有したり、寂しいときにそばにいてもらう。喜びを分かち合ったり、楽しい遊びを一緒にしてもらう。恋人への甘え方がわからないという人は、そんなふうに愛されてみてください。
ラブラブなカップルになるために、かわいらしいコミュニケーションにチャレンジしてください。それでもやっぱりパートナーに意地を張ってしまうという方は、素直になるのが難しい性格の直し方をご参考ください。
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